フランス語の文法もリズムも体に入る、ディクテの効果

   

フランス語の文法もリズムも体に入る、ディクテの効果

スポンサードリンク

前記事 フランス語を聞き取れるようになるために で

読解に慣れたらディクテに力を入れてみましょう、という勉強の順序に触れました。

私はディクテを読解より先に集中トレーニングしたため、フランス語を聞き取れて書き取れても内容理解がイマイチ💦という事態になったことがあります。

まあ、ディクテの苦戦に関しては、日本語では学びきれないフランス語の慣用句への慣れという課題もあり、フランスの社会経験も関係してくるので多少は仕方のないことではありますね。

ですが、ディクテ学習そのものは真剣に取り組んでみて、なるほど多大な効果を実感しました。

そこで今日は、ディクテでどのような効果があったか、私個人の経験で恐縮ですが具体的なディクテの進め方などについてお話したいと思います。

フランス語を学び始めたあなたに簡単に説明しますと

la dictée を辞書で引くと ①口述 ②書き取り とあり、具体的には、文章の音声を聞きながら、それを書き取る作業です。

リラ子

音楽の聴音のようなものかしら?

そうですね。

ですが

胡桃

フランス語は発音されない音のオンパレード、楽譜にない音を紙の上で奏でなければなりませんね

(; ̄◇ ̄)

音声を聞きながら、後に続く名詞、形容詞の性数を一致させたり、発音が同じ動詞を正しい活用で書いていったりします。

なので、

最初はけっこう大変です( ̄^ ̄ 😉

自分の情けなさにうなだれます(´゚д゚`)

ですが、投げ出さずに続けてみると、思いもよらなかった効果がありました。

フランス語学習をディクテ中心で進めてみた効果

私はフランス語だけの学習サイトを使って、最初はレベルCM1 (9歳くらい) からスタートしました。

CM1〜はテーマが当然ながら大人向けではないものの、面白くて3ヶ月超くらい続けました。

フランスに住むようになってから他の学習サイトにハマって、ボリュームのある文章をディクテする日々を4ヶ月続け

その結果、

前の記事で書きましたように、フランス語を聞いて書き取ることは上達したが
内容理解は今一つ?、というキビシイ現実が残ったものの、次のような手応えがありました。

もちろん、効果はすぐに現れることと、時間を置いて現れることがありますし、個人のアンテナもあります。

私は新しいことが体に入るのが人一倍遅いので、人の3倍工夫してやっと人並みくらいかな。

ディクテを続けたことによる文法上の効果

名詞と形容詞の性数一致が身につく

最初は聞くことに追われて、ついつい性数の変化を忘れがちでした💦
 でも、ノートに(私はオレンジ色で)修正を入れる度にがっくりくきて(´・ω・`)
 1秒後にすごく悔しくなるので、
 次からはしっかり変化させたい!と燃えてきて (゜o゜)

 その結果、文章を書くときにも注意が行き届くようになりました。

フランス語の冠詞の使われ方に慣れた

当たり前のことですが、冠詞についても文法の解説を日本語で読むのと、
 フランス語の文章を聞いて納得していくのは温度差があります。
 冠詞によって発音の音も当然変わるので、書き取りながら、
 慣れるとはこういうことだとつくづく思いました。

フランス語の数字を聞くことに慣れてくる

苦手でも避けては通れない数字、私はディクテを機に数字の聞き取りの集中トレーニングをしました。

フランス語のリズム感を体得する効果

胡桃
リエゾンに慣れた

バラエティに富んだ文章に取り組むうちにリエゾンが自然に身についていきました。

また、音節や抑揚といった、フランス語のリズムのベースが体に入る感じ。音節の大切さをすごく意識するようになりました。

フランス語の作文も上達する

ディクテ前は文章を書くときに名詞と形容詞の性数一致などの変化は、ディクテでできていないとかなり落ち込むので、けっこう鍛えられました。

私のアタマに起きた驚愕的な変化

胡桃

頭の中にテロップが流れるようになった!
人に話そうとするとき、人の話を聞くとき、物事を考えるときなども、
絶えずフランス語のテロップが流れるんです 笑

理想は、そりゃあ、口からスラスラフランス語が出ることかもしれませんが、
日本語でだって、話すときも書くときも、頭で相当考えたこと+心の動きで表現しているわけですから、同じですよねww

ディクテのおかげでフランスの引き出しが、語彙力とかそんなのを超えて、確実に増えたと思います。

テキストを通してフランスの日常の姿や社会制度のことなどを知ることができて、勉強そのものもグッと楽しくラクになりました(つ゚o゚⊂)

2015年頃の私のdictéeノート、お恥ずかしいですが見てみますか?

上のノートが第一回目、
下のノートが半年後です。

フランス語の文法もリズムも体に入る、ディクテの効果

モンサンミッシェルを説明しているテキストで、ノートはもう1ページあります。

初回は修正だらけですが、半年後は確実にミスが減っています。

フランス語のディクテの進め方

用意するもの

・ワイヤレスヘッドセット

・書きやすいペン 2色

・広々使えるゆったりめのノート

フランス語を初めて学んでいる場合

すでに学習した単語と、意味のわかるフレーズ限定にするといいでしょう。

普段の学習本のCD音声を聞いて

 ⇩

それを書き取る

と言うのは簡単ですが、おそらく、発音を聞き取れない、耳に全然止まらない、残らないと思います。

そこで、1秒ごとに音声を止めて戻して・・・を何度も何度繰り返します。

まだダメ、またダメ、を5回でも10回でも繰り返して、やっと1語聞き取れる感じです。いくら聞いてもわからない言葉は考えて続けるより打ち切りにします。

これは、例えば上級レベルの人でも、聞いているテキストも上級なので、苦労の内容は変わりません。

安心しましたね(*^-^)

スペルの見当がつかない、わからない場合は、カタカナで書きましょう。

正しい綴りはあとで辞書を引けばいいことですし、カタカナで書いた音を、あとで「ああ、こう綴るんだな」と分かることが大事です。

聞き取っているときに、辞書を引かずに音声とスペルを一致させて行くことに集中します。

答え合わせをして

 ⇩

時間があればもう一度トライする

よく使われる単語は必ずまた、繰り返し現れるので、ここで一語一句漏らさず学習しようと気負わない方がいいです。

ディクテに使うテキストは、急にレベルアップしたりせずに同じテキストを繰り返すといいと思います。

もの足りなくなったら、徐々にレベルを上げて行きましょう。

また、繰り返しになりますが、どうしてもわからないことは考えていても仕方のないので、答え(テキスト本文)を見ながら聞き取ればいいことです。

学び直しや初級の文法が進んでいる場合

テキストが難しすぎると学習効果も期待できないので、内容が大まかにわかるようなテキストを選ぶとよいです。

私が使ったサイトをご参考までにご紹介します。

http://ladictee.fr/contenu/cm1/cm1_dictee.htm

こちらのサイトは、CM1からレベルアップできます。

dictéeを開始するまでの単語やフレーズの予習もあります。

もう一つ、https://www.podcastfrancaisfacile.com/の中のディクテ

http://www.podcastfrancaisfacile.com/apprendre-le-francais/dictee.html

こちらは本格的なテキストで練習ができます。

〈進め方〉

テキストをコピペしてプリントしてノートに貼り付ける

 ⇩

読み上げの速さを選んで1度聞く

もう一度、今度はわかる単語を書き出しながら聞く

 ⇩

dictée用の読み上げ(またはvitesse lentement)
を聞きながら、書き出していく

 ⇩

ここでどのくらい執拗にやるかはそれぞれですので、
あなたが取れる学習時間に合わせるといいと思います。

 ⇩

答え合わせをします。

 ⇩

もう1度dictéeできるといいですね。

知らない単語や表現を調べるのは、予習としてでも、答え合わせのときでもいいと思います。

私は初見聴音が好きです(〃э_э)が、ストレスにならない、楽しく感じられる方を選びましょう。

ディクテを毎日のフランス語学習に取り入れるには

ストレッチのように日課にできればベストですし、毎日これを中心に勉強してもよしですが、いずれにしても3ヶ月から半年くらい続けると効果を感じられると思います。

続けるコツは、

 

  • 1日の量を絶対無理しないこと
  • 文章の数ではなく、時間で区切ること。聞き取れなくても30分なりの自分で決めた時間がきたら今日はそこでおしまいにする。

 

毎日短時間でも、来る日も来る日もディクテをする集中トレーニングはとてもおすすめです。

集中トレーニングのときは、他の勉強を心配しないようにするのがポイント。ディクテをやりながら活用があやふや、文法の勉強もしなきゃ、と気にしないことです。

ディクテは地道で執念深い?、体力も要る勉強法ですが、やった者にしかその効力はわかりませんww

読解を一区切りつけて無理のない進め方なら、楽しく取り組んでいけると思います!

眠れる森のフランス語胡桃
お読みいただき、ありがとうございました。

Merci et à bientôt !
スポンサードリンク

記事が気に入ったら
"いいね!"
Facebookで更新情報をお届けします。

ベルリッツ

関連記事

  1. フランスの子どものディクテで消耗してるの?

    フランスの子どものディクテで消耗してるの?

  2. フランス語版アルプスの少女ハイジで聞き取りアップ!

    フランス語版アルプスの少女ハイジで聞き取りアップ!

  3. フランス語力が必ずアップ!フランス小中学生のディクテ勉強法

    フランス語力が必ずアップ!フランス小中学生のディクテ勉強法

  4. フランス語を聞き取れるようになるために

    フランス語を聞き取れるようになるために

コメント

    • NCみさこ
    • 2019年 11月 18日

    胡桃さん
    ありがとうございます。
    以前もたしかこのようなサイトを紹介してくださっていましたよね、
    いいなと思いながらも怠け者のわたしはお気に入りにしておくことも忘れていました。
    それで最近はただYouTubeで探していたので毎回違うもので簡単すぎたり難しすぎたりで(^^;;
    おかげさまで順番にやっていくというこちらのサイトを教えていただいてありがたいです。
    早速始めました!

      • kurumi
      • 2019年 11月 18日

      こんにちは! いつもお読みいただき、コメントをありがとうございます。

      ディクテのサイトの詳しい使い方も再投稿する予定です。
      なかなか追いつきませんが頑張りますね。

      小学生向けでもフランス生活の当たり前を知るところからで、フランス語以前に難しかったです。

      お互いにコツコツまいりましょ! (*^-^)

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


トピック

  1. わかる!基礎

    良い1日を!フランス語でこう言いたい

新着記事

  1. 勉強の仕方

    フランス語力が必ずアップ!フランス小中学生のディクテ勉強法
    フランス語力が必ずアップ!フランス小中学生のディ…
  2. 勉強の仕方

    フランスの子どものディクテで消耗してるの?
    フランスの子どものディクテで消耗してるの?
  3. アムールの国

    自粛ストレスに陥らない、家で夢中になれる芸術系趣味6選
    自粛ストレスに陥らない、家で夢中になれる芸術系趣…
  4. わかる!基礎

    フランス語の近未来、否定文と疑問文の作り方
    語順もばっちり。近未来の否定文と疑問文の作り方
  5. わかる!基礎

    急ぐことや予定を表す近未来形の使い方
    急ぐことや予定を表す近未来とちょっと遠い単純未来…
  6. 勉強の仕方

    フランス語動詞の活用
    動詞の活用ばかりを半年間続けたまえ、と言われたら…
  7. アムールの国

    コロナウイルス自粛
    コロナウイルスの自粛って、何のこと?何をすればい…
  8. アムールの国

    フランスのマスク事情に変化が
    マスクはじゃぽんにならえ!フランスの常識が覆るか…
人気記事 注目記事
  1. savoirとconnaîtreの使い分け
  2. 聞く、聞こえるフランス語と活用
  3. テレビを見るフランス語
  4. -dre 不規則動詞の活用で消耗しなくていいよ
  5. フランス語 不規則動詞、venir も obtenir
  6. SNSもまかせて。フランス語で簡単にコメント C’est+形容詞
  7. フランス語の冠詞の使い方を覚える方法
  8. フランス語のフレーズをスラスラ言える15秒暗記法
  1. フランス語版アルプスの少女ハイジで聞き取りアップ!
  2. 2月はスキーバカンス。フランスの学校はまた連休だって
  3. フランスのエピファニー、ガレット・デ・ロワに大奥かんむりが?
  4. フランス語の手書きのメニューをラクラク読むには ービストロ編
  5. フランス語の手書きのメニューをラクラク読むには ーカフェ編
  6. ボジョレ・ヌーボーによく合う!とろける牛肉の赤ワイン煮込みを作ろう
  7. 星の王子さまのフランス語本、なぜ読むのをためらうの?
  8. フライドポテトをサクサクカリカリに!方法はただひとつ
スポンサードリンク

最新記事をメールでお届けします

ニュースレターで記事をお届けします。メールアドレスは公開されません。

アーカイブページ