
私は最近、全然フランス語の勉強にならないの。なぜってフランス語版アルプスの少女ハイジの動画に夢中。勉強になってるかどうかわからないけど、家にこもってハイジでじっくり聞き取りよ。

Bonjour ! 胡桃です。アルプスでの日常会話がフランス語で生き生きと繰り広げられて、スーパーためになります。このフレーズ、こんな風に使うんだわ。。。どっかで聞いた表現だ。。の連続、この記事では全52話のリンク、女性の敬称のこと、字幕なしで見るポイントなどをまとめました。
フランス語の会話は速いけど、 きっと速さに慣れる
「何について語られているのか?」「何を問われているのか?」という要素からは、重要なのはリスニングですが、ハイジなら、ストーリーをよく知っている物語をアニメ付きでフランス語だけで聞くことができる、素晴らしい教材といえるでしょう。
会話のスピードは la vitesse normal / ラ ヴィテス ノォマル, ですけれど、初学者にとっては速いといえば速いです。
特に、ロッテンマイヤー女史のセリフは聞き取りにくい。。
(・ω・ ;)(; ・ω・)
各章の最後のナレーションも、速いです。
字幕もありません。
ですが、単語一つでも拾えればよし!とすることが、語学のコツコツ独学の楽しみでもありますね。
ハイジは子ども同士の会話だけでなく、大人の登場人物も多く、特に「アルムおんじ」の語りはなかなか勉強になります。
アルプスの少女ハイジは本当に「おじいさん」が主人公のような物語ですから、おじいさんのフランス語の語りを何度も戻して聞き入ってしまいます。
子どもであるハイジに言って聞かせるフランス語、クララを成長させる言葉などなど。
続けて聞いているうちに、その場にいるような臨床感をフランス語で感じられると思うので、よろしかったらご覧いただければと思います。
ハイジとだったら、リスニングを投げ出さずに続けられそうだと思いませんか?
甲高い声が続くのと、ハイジが心を失速させてしまったりするので (´゚д゚`)
たまにワイン休憩など入れながら(ー_ー;)
フランス語版ハイジの登場人物の名前
私たちに馴染みのなる、原作のドイツ語読みと異なることも趣がありますね。実際のタイトルでは、ムッシュウ・ゼーゼマンと書かれていたりするところもありますが笑
- ペーター → pierre ピエール
- ヨーゼフ → Héraclès ギリシャ神話の英雄ヘラクレス
- クララ → Claire クレール
- ロッテンマイヤー → Rougemont ロージュモン
- ゼーゼマン → Gèrard ジェラール
フランス語版アルプスの少女ハイジ 本編動画
それでは、全52話、主なシーン別に区切ってあります。お好きなところからお楽しみください。
アルムの山
第1話 アルムの山へ
La Montagne
第2話 おじいさんの山小屋
Le Chalet de grand-père
第3話 牧場で
Dans les pâturages
第4話 もう一人の家族
Un de plus dans la famille
第5話 燃えた手紙
La Lettre brûlée
第6話 夏のおわり(ひびけ口笛)
La Fin de l’été
第7話 樅の木の音
Le Bruit du sapin
第8話 ピッチーよどこへ
Où vas-tu, Noiraud
第9話 白銀のアルム
Le Monde argenté d’Almu
第10話 おばあさんの家へ
Chez grand-mère
第11話 吹雪の日に
Par une journée orageuse et enneigée
第12話 春の音
Le printemps est là!
第13話 再び牧場へ
Tonnerre printanier
第14話 悲しいしらせ
Mauvaises Nouvelle
第15話 ユキちゃん
Flocon de neige
第16話 デルフリ村
Le Village
第17話 二人のお客さま
Deux invités
第18話 離ればなれに
Séparation
フランクフルト
第19話 フランクフルトへ
À Francfort
第20話 新しい生活
Une nouvelle vie commence
第21話 自由に飛びたい
J’aimerais tellement pouvoir voler
第22話 遠いアルム
Le Mal du pays
第23話 大騒動
Beaucoup à faire
第24話 捨てられたミーちゃん
Le chaton est jeté dehors
第25話 白パン
Les Petits Pain
第26話 ゼーゼマンさんのお帰り
Monsieur Sesemann est de retour
第27話 おばあさま
Grand-mère
第28話 森へ行こう
Pique-nique dans la forêt
第29話 ふたつのこころ
Deux cœurs
第30話 お陽さまをつかまえたい
J’aimerais tellement attraper le soleil
第31話 さようならおばあさま
Au revoir grand-mère
第32話 あらしの夜
Une nuit d’orage
第33話 ゆうれい騒動
Un fantôme
なつかしの山へ
第34話 なつかしの山へ
Le retour
第35話 アルムの星空
À la maison
第36話 そして牧場へ
De retour au pré
第37話 山羊のあかちゃん
La Petite Chèvre
第38話 新しい家で
La Nouvelle Maison
第39話 がんばれペーター
Course de traîneaux
第40話 アルムへ行きたい
Je veux aller dans les Alpes
第41話 お医者さまの約束
La Promesse du docteur
クララとの再会
第42話 クララとの再会
Quelle joie de se revoir
第43話 クララの願い
Le Souhait de Clara
第44話 小さな計画
Petit Projet
第45話 山の子たち
Les Enfants sur la montagne
第46話 クララのしあわせ
La joie de Clara
第47話 こんにちはおばあさま
Bonjour, grand-mère
第48話 小さな希望
Léger Espoir
第49話 ひとつの誓い
Un vœu
第50話 立ってごらん
Debout
クララが歩いた
第51話 クララが歩いた
Regardez, Clara marche !
第52話 また会う日まで
Heureuse fin
ハイジで学ぶ、知っておきたいステキなフランス語
“C’est merveilleux ! oh, mon enfant,
je suis bien fier de toi.”
セ メルヴェユゥ!オォ、モノンフォン、ジュ スイ ビヤン フィエール ドゥ トワ
このフレーズの意味は
fire は形容詞、女性形はfière
直訳すると「私は君を誇りに思うよ」
これは何かを成し遂げて成功したとき、
例えば試験に合格したときや、普段の勉強などの中でも素晴らしい出来映えだったときなどに褒め称える、最高に嬉しいフランス語の表現です。
ロッテンマイヤーさんをマドモワゼルとお呼びする?
フランス語版 アルプスの少女ハイジ では、ロッテンマイヤーさんは
Mademoiselle Rougemont / マドモワゼル ロゥジュモン と呼ばれています。
フランスの女性の一般的な敬称はマダムですが、
ロッテンマイヤーさんは未婚の女性、ということで、マドモワゼルと呼ばれています。
ハイジはセバスチャンから、「お嬢さま」という意味でマドモワゼルと呼ばれます。
ここでちょっと、最近のフランス女性の敬称へのこだわりに触れておきたいと思います。
マダムではなく、マドモワゼルとお呼び。

フランスの共同生活の形態は次の2通り。
- 法律に則った正式な結婚
- PACS / パクス(婚姻世帯に準ずる優遇措置を受けられる共同生活)
以前はどちらの形態でも、あるいは独身でも、大人の女性の敬称はマダムが一般的でした。マダムの方がマドモワゼルより大人扱いなのだと考えられていました。
ですが近年は、Pacsの女性は「私はマドモワゼルよ」と強調するようになり、正式な結婚をしていても、年齢が若いと「マドワワゼル」と呼ばれることを好む女性も増えているそう。
本人がどう呼ばれたいか?だけのことで、子どもの有無にもこだわらない人もあり、個人の好みだそうです。
したがって、「私のことはマドモアゼル とお呼び」と望まれれば、周囲はそのようにお呼びしますので、もしあなたがフランスのお友達から
「マドモアゼルって呼んでね♡」とお達しがあったら、何も考えずにそのようにすればいいわけです。
フランスもだんだん、マダムより自由で若い感じがするマドモアゼルと
呼ばれる方が好まれているようです。
かつてのフランス、サルトルの時代は、30代の女性はもう、おばあさんだったそうですが、その頃とエイジングの科学が進んでいる現代と、
敬称が同じというのも時代にそぐわない感じがあるのかもしれませんね (*^-^)
マダムと呼ぶのか、マドモワゼルと呼ぶのかわからない時は?
- 先方から指定がなければ、マダムとお呼びします。
- オフィシャルでは、女性の敬称はマダムです。
例えば空港で、日本行きの飛行機に搭乗するときなど、日本人の10代の女の子も現地の職員から「マダム」と呼ばれるのを見かけます。学齢期の男の子でも公共の場では「ムッシュウ」です。
字幕なしで語学を上達させるポイント


日本のビデオでせりふを覚えるくらい見たけれど、字幕なしだとやっぱり「もうムリ・・・」ってつまらなくなるわ

そんなときは、忘れた頃にまた見てみましょうよ!
字幕なしで見て、すぐわかることを目指しては辛いばかりです。今はわからないだけのこと。数カ月でも1年でもおいて見てみると?きっとわかることが増えて、スピードも超絶速いと思わなくなっているかもしれません。
実は私もまったくこのパターンです。この記事を初めて投稿したのは2017年3月。それから今回のリニューアル記事まで丸3年経っているのですが、私もゆっくり見たのは3年ぶりのことで、我ながら驚くほど進歩の手応えを感じています。
字幕がないだけに、「わかった!」「聞き取れた!」喜びは殊更に大きいです。わからないなりに飽きたりしますし、忘れたころに開けてみるくらいでちょうどいい勉強だと思いますよ。

Merci et à bientôt !
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こんにちは胡桃さん
ハイジ、どうもありがとうございます。
早速1回目をわからないまま観ました(笑)
でも途中でやめようなんて思わないのはハイジだからですね!
フランダースの犬じゃなくてよかった(笑)ハッピーエンドなハイジなら最後まで頑張って続けられますから。
歌は日本語のが入っててそこだけ合唱しちゃいました。
本当にいつも楽しい勉強方を伝授してくださってありがとうございます。
最終回までいきまーす!
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こんにちは、みさこさん
こちらこそいつもありがとうございます。第1回目は確かにちょっとむずかしいですよね。
クララからは学べることが多々あり、登場人物がアルムに集合?笑 する後半は聞き取り甲斐もありますのでお楽しみに!
ありがとうございます、本当に励みになりますo(*⌒─⌒*)o
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胡桃さん こんにちは。
ハイジを見始めて、いよいよ最終回に近づき次はクララが立つ日です。
ここまで見てきて 当たり前のことですが、自分が話せる言葉は聞き取れるけど、話したことがないことは聞き取れないということがよ〜くわかりました。
わたしは聞き取りレベルがあまりにも低いのですが、最後がハッピーエンドと知っているので、そこを目指して、わかってもわからなくても一回から最終回まで見てみようと思ったのです。
大人同士が話してる長いセリフなどほとんど単語しか拾えないのですけどね。
でも、最初の頃、、coûte que coûte という熟語をききとれました。
なにかのテキストで覚えてはいたものの、誰かが話すところなど聞いたことはなかったのです。
それが嬉しくて、また何かを聞き取ってみたいと思い、そういう発見がしたくて楽しくつづけられました。
日本語のハイジのアニメを日本語を習っている外人さんが聞いたら早口だし子供の言葉だし難しいですよね。
だからわたしもわからないで当然と胸を張って(笑)います。
そして胡桃さんに勧められたディクテなどやって、一年後にまたハイジを見てさらに聞き取れるようになってるのを楽しみにします。
そのためにはディクテの後の音読も!
余談ですが、フランクフルトの場面では洗濯場など、民俗のことがよく描かれていてそれも大変興味深く見ました。
では、これから次の回をみます。
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こんにちは! いつもありがとうございます。
いよいよクララが、楽しみですね。
ディクテもハイジのような長編も、1年後に再会するのはすごく有意義だと思いますね。
本当に、フランクフルトの暮らしも細やかに描かれていて見事な作品だと思います。
私は石畳の上を行く馬車を引く馬の蹄の音がたまらなくて。
ああ、私もまた見よう!
いつも優しいお便りをいただいて、このような日々にも関わらず私の方こそどれほど励まされることかしれません。
ありがとうございます。心より感謝いたします。