Bonjour ! 胡桃です。身も心も温まるオニオングラタンスープ。 安価で栄養があって、かつては駆け出しの芸術家たちの懐に優しい一品だったそう。 この記事では折れそうな心も北風の寒さも吹き飛ぶフランスのビストロメニューのレシピをご紹介、おもてなしにも喜ばれます。
sommaire/目次
身も心も温まるオニオングラタンスープの作り方
ここでご紹介するレシピの基本は、遡ること20年以上、日本におけるフランス料理の大家、辻静雄さんの本で学んだものです。
その後、パトリス・ジュリアンさんの本を見たり、パリ旅行中や、旅先で食べたオニオングラタンスープの思い出を重ねて、今のレシピに着地しました。
調理時間は50分くらいかな、決して難しくないので、時間の余裕があるときにワインでも飲みながら作ってみましょう。これだけで大変なご馳走です。オリーブかピクルスとワインがあれば、どんな涙もきっと乾くことでしょう。
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オニオングラタンスープの材料と道具
2人分(翌日も食べる2回分としてもいいね)
- 玉ねぎ:1個か2個
- 好みで長ネギやポロネギ:1本
- オリーブオイル:適宜
- バゲットなどの皮が固めのパン
- ニンニク:ひと片
- チーズ/お好みでグリエール、コンテ、エメンタール
- イタリアンパセリ:少々、なくても可
- 塩、胡椒
- 好みでチキンブイヨン適宜
- 厚手の鍋と蓋
玉ねぎをじっくり炒める
玉ねぎを薄切りにする
鍋を中火にかけ、オリーブオイルを入れる。オリーブオイルの量は玉ねぎの量により増減する。入れ過ぎても問題なし。
火は弱火に。玉ねぎをかき混ぜながらしんなり飴色になるまで炒める。玉ねぎの量が多ければ時間もその分かかります。
長ネギを加える場合は、小口切りにしてスープを煮込むときに加えます。
玉ねぎスープを煮こむ
玉ねぎを炒める火を止めたら、オーブンを180度に余熱開始。
飴色になったら玉ねぎに水を加えます。水の量は1人分コップ1杯分、150〜200ccくらいですが、玉ねぎの甘みが薄まってしまわない量に気をつけます。
好みですけれど、スープは量より濃さが決め手、チーズの美味しさに差がつきます。
長ネギを加える場合は、ここで、小口切りにした長ネギ、ポロネギを加えて煮込みます。
好みでチキンブイヨンを加え、中弱火で蓋をして20分くらい煮込み、塩胡椒で味を整えます。
私は化学調味料は使わず、その分塩多めにしています。
以前、スイスの近くのビストロで、玉ねぎ+ポロネギのオニグラスープをいただいたことがあります。そのお店のオリジナルかもしれませんが、玉ねぎだけではないアイデアもあるんですね
ガーリックトーストを作る
パンを適当な厚さ大きさにスライス、トースターでカリッと焼く。
ニンニクを半分に切り、パンが熱いうちに、両面にニンニクを切った面をこすりつける。
スープを煮込んでいる間にチーズを下ろします。(フランスでは細く下ろしてあるチーズが売っています。細いので溶けるのも早いです)
パセリがあれば、刻んでおきます。
明日もオニグラをいただく予定なら、ニンニクは、パンにこすりつけた面を薄く切り落として、明日のためにとっておくといいです
チーズを山のように盛ってオーブンへ
煮込んだスープを耐熱容器に移します。
ガーリックトーストをのせ、下ろしたチーズをたっぷりのせます。
180度で15分くらいを目安に、チーズのとろけ加減を見てオーブンから出し、あれば刻んだパセリを散らして出来上がり!
ビヨ〜ンと伸びるチーズを美しく食べるには?
たっぷりチーズがのったガーリックトーストを口に運ぼうとすると、チーズがどこまでもついてきます。
上の画像のように大きいパンをスプーンですくおうとするものなら、スプーンにくっついたチーズは永遠に口に入りません。
人目がなくても食べにくい料理になってしまいますので、パンは切ってある方が食べやすいですね。
さて、アツアツのチーズ、口に入る前に切れてくれるといいのですが、なんとかしようと奮闘しているうちにフォークやスプーンにチーズが絡まって、ますます食べにくくなります(⌒-⌒; )
そこで、ナイフの登場。フォークかスプーンですくったチーズを、ナイフを使ってからめ取るようにしつつ、パンに巻きつけるようにするとチーズは切れてくれますし、フォークやスプーンについて取れなくなることもありません。
他にもスープ・ド・ポワソンなど、チーズを味わう料理には、ナイフは本当にありがたい道具です。
スープがないスープもすごく美味しい
オーブンに入れている間にパンがスープを吸い込んでしまってスープが殆んどない場合もあります。
しかしこれがまた美味しいの。
私は濃いめのスープを少なめにしています(*^-^)!
Merci et à bientôt !
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