Bonjour ! 胡桃です。手縫いでマスク、試作で4個作ってみました。その中で、作りやすさ、美し差!くちびるに触れない快適さで花マルの手縫い立体マスクの作り方と手縫いのポイントをご紹介します。
スタイル
目の下から顎まですっぽり、くちびるに触れず、口紅もつきにくい。耳までの距離は好きなところまで。
作りやすい生地
立体マスクにはハリのある生地を選びましょう。柔らかい生地ですと、息をすると=話をすると、マスクがプカプカと鼻にくっついてきます。
(o・ω・o)…
内側の生地
表地と同じです。頰に触れる部分はさらさら快適、サージカルマスクとダブル使いもとてもおすすめです。風が強い日や肌寒い日はガーゼは気持ちいいものですね。
手縫いで簡単!きれいな立体マスクを作れる動画
私が4点試作していちばんよかった作り方の動画をご紹介します。
わかりにくい方は、より詳しい作り方がアップされていましたのでこちらもご覧ください
動画を作ってくださったまいさん、ありがとうございます。
作り方は本当に簡単です。
ミシンがなくても手縫いで十分作れますので、私からは手縫いのポイントと、型紙を載せますね。
手縫いマスクの作り方
上記の動画の作り方を基本に、手縫いのために少し説明を加えたいと思います。
また、実際に作り始める前に、キッチンペーパーなどを使って大きさを確認してみることをおすすめします。私も最初の型紙は手持ちの使い捨てマスクを使いましたが、立体ならもう少し高さがあってもいいかな、と試行錯誤しました。
- 型紙 使い捨てマスクをお持ちでない場合は、私が作った型紙をご利用くださいw
- 生地を2枚裁つときに、型紙に縫い代を1cmほど加えて裁ちます。
- 生地の裏側に型紙を広げ、チャコペンシルなどで印をつけます。または、2枚を型紙に沿ってまち針を留めて印にするのもいいでしょう。
- 最初に縫うところは鼻から顎までのカーブ。カーブの縫い方のコツは後で説明します。
- カーブを縫えたら縫い代に1cm間隔で切り込みを入れます。
- 縫い代を割ってアイロンをかけます。手縫いですのでソフトに割ってソフトにアイロンをかけましょう。縫い目をきっちり割ってしっかりアイロンをかけると、縫い目はミシン縫いより荒いので隙間が目立ってしまうことがあります。
- あとは動画のとおりに縫い進めていけばOK。
鼻ワイヤーを入れる場合は
使い捨てマスクのワイヤーとゴムは捨てずにとっておくと手作りマスクに再利用できます。
生地を縫い合わせて表に返してマスクの端をぐるっと1周縫うときに、鼻側にワイヤーを入れて縫っていきます。
ワイヤーがずれないようにするために、ワイヤーの両サイドを1針縫っておきます。
マスクを手縫いで作るコツ
手縫いマスクのコツ1:まっすぐ縫うには
手縫いというと、針を刺して、抜いて、を繰り返すことと思っていないでしょうか?
一目ごとに刺繍のように針を刺しながらでは縫い目がまっすぐにならずにジグザクになってしまいがちです。それに、大変な労力ですよね。
そこで、針をうまく利用します
一目ずつ縫わずに、針の中に縫い目を作っていけば、目がジグザグになりません。印の上を針でチクチク進めて、針がいっぱいになったら針を生地から引き抜きます。
手縫いがきれいに仕上がる針の長さと糸
手縫いの針にも、短い針から長い針までありますね。
用途によって使いやすい長さを選ぶのですが、マスクを縫うなら5cmの針がいいでしょう。理由は画像のように、針の中に多くの目をすくえるからです。
マスクはほとんどが直線縫いですので、5cmの針なら効率よく縫い進められます。もし5cmの針がない場合は、お手持ちの中でいちばん長い針を使ってみてください。
糸は、生地に合った細い糸を1本どりで使います。ミシン用の糸でもOK。
縫い目がほつれたりすることはそうそうないのと、2本どりや太い糸だと縫いにくいですし、縫い目が目立ってしまいます。生地に合った糸なら、縫い目が多少ジグザグしても目立ちにくいものです。
手縫いマスクのコツ2:鼻から顎までカーブを美しくキメるには
同じ5cmの針でもいいですが、カーブのところだけ少しでも短い針に変えると?小回りがきいてすごく縫いやすくなります。カーブに合わせて2、3目すくっては生地から引き抜きます。
立体マスクの場合はカーブの縫い合わせが鼻から顎にかかりますので、カーブの仕上げだけ!ちょこっと気をつけると美しく仕上がります。
手縫いの仕上げは糸こきにかかっている
上の画像は、縫った針を引き抜いたところ。針を引き抜いたあとがギャザーのようになっていますね。(わかりやすくするためにちょっと大げさにギャザーにしましたが)
このギャザーを、最大限に平らにするのが「糸こき」で、手縫いでもっとも大事な作業です。
右手で糸の結び目を押さえ、縫い進む方向へ左手で生地と糸を挟むように引っ張り、縫い目と生地を平らにしていきます。
針を抜くごとに軽く糸こきをして、糸の始末をするときに縫ってきた全体の糸こきをします。1回2回では不十分ですので、生地と糸が馴染むように平らに平らにしていきます。
すると、このように
マスクのゴムのこと
ゴムは、私は平ゴムを使い、2本どりの糸で端と端を縫いつなぎました。つなぎ目はマスク本体の中に入れてしまうので外からは見えません。
マスクの大きさや耳の大きさでゴムの長さも変わってきますので、マスク本体が出来上がったらゴムを入れてみてから長さを決めましょう。
手縫いで簡単に立体マスク おわりに
動画を作ってくださったまいさん、本当にありがとうございました。感謝いたします。
フランスは今のところはスーパーなど生活必需品を扱う店舗しか営業していません。
もともと洋裁が好きな私は日本から持参してきた端切れと、何の不安からか、傷口手当て用のガーゼを持っていたのでマスクをすぐに作ることができました。
しかし手縫いで何かを作るのは何十年ぶりかのこと、新鮮な思いもあって手縫いのコツをご紹介したいと思いました。
配送で買えるものは助かりますね。今は通常より配送の日にちがかかりますが、長期的にはあるといいかもしれません。
Merci et à bientôt !
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