フランス語でやらなきゃいけないことは山積みなのに、動詞の活用は燃えては止めの繰り返し。いつかは活用バッチリになりたいけど、活用とどうやって付き合ったらいいのかな?
Bonjour ! 胡桃です。活用にどれくらいの重点をおくべきか?大事だけどかつようばっかりやってられない、時間がない、と活用からすっぱり離れることもときにはあるのではないでしょうか? 動詞の活用を勉強するコツを見ていきましょう。
日本のフランス語のスクールに通っていた頃、私は一身上の都合で日本を半年間離れてオーストリアに滞在することに決めた時期があります。
スクールではコンスタントにプレイベートレッスンを受けていて、ネイティヴ教師とのレッスンもとても順調でしたので、それを中断するのは寂しく、不安でもありました。
その当時の私のフランス語のレベルは、度々フランスを旅していたので旅のフランス語には少し慣れてきて、DELFはA2を取っていました。
当時はフランス語とドイツ語の両方をかじっていたものの、語学の勉強法も知らず、家での勉強の習慣もなく、思い立ったらちょっと頑張り、また忙しさに紛れてしまう、なっとらん状況でした。
しかし、勉強の頼みの綱だったスクールもなくなるとなると?
ネイティヴ教師に
日本を離れる半年間、フランス語はどのように勉強したらいいでしょう?
と質問したところ、先生の答えは?
他の勉強は何もしなくていいから、半年間、毎日動詞の活用だけやって、活用を完璧にしてください
と流暢な日本語でおっしゃるの。
私はちょっと拍子抜けしつつも、
フランス語の活用はそれほどに力を入れないといけないんだ、ということなのね
DELFの初級に合格したって、初級フランス語の文法が進むうちに知っている単語が増えているけれど、それに比例するように、動詞の活用はあやふや盛り、といった感じ。
動詞の活用、いつかはちゃんと覚えなければと思うだけで、全然実行していませんでした。
それで、半年間、やったんでしょうね?動詞の活用
絵に描いたような3日坊主だった
膨大なフランス語の動詞、どこから手をつければ?
さあやるぞ!と意気込んでも、頭から一つずつこなさなきゃ、と思うとすぐにうんざりしました。
なにしろその頃は、er動詞にも活用の仲間があるとか、動詞の活用パターンのことなどを全然知りませんでしたからね。
もちろん、がむしゃらにでも勉強しているうちには、「あ、changer とmanger は似てるけど、essayer はなんか違う」と気がつきますよね。
でも、こんな手探りは大人には苦行すぎってところではないでしょうか。
結局、動詞の活用を機械的に繰り返すことがつまらなくて、や〜めた!となりました。
挫折って、本当に簡単です
(・ω・ ;)(; ・ω・)
その後フランスに住むようになって、フランス人も使ってる動詞の活用本の存在を知るまでは、動詞の活用なんて、あたい、ムリ。
と諦めていました(笑)
▽手元に置きたいネイティブも必携の動詞の活用本
使い方はこちらの記事をご参照ください
フランス語の不規則動詞の活用、最初の31個
フランス語の動詞の活用を、半年聞き続けてみた
自主的な勉強は3日で敢えなく挫折、いえ、正しくは放棄?したけれど、やっぱり半年動詞の活用だけやりなさいという先生の言葉が頭に残り。
できることをしようと思いました。
机に向かっての勉強にならないけれど、活用の音声を聞き続けました。
気に入って使っていた学習本は、星の王子さまと学ぼう!はじめてのフランス語
付属のCDには代表的な活用が時制ごとの音声で入っています。
それでこのCDを、約半年間聞き続けました。
毎朝の身支度やメイクの時間に、BGMではなく、わりとちゃんと聞き続けた結果、綴りは別として、動詞の音はかなり身についたように思います。
綴りは、音が体に入っていたので後からついて来ました。
初級だった当時は大過去や条件法なんて他人事でしたが、毎日聞いているうちに動詞の方から近づいてきてくれるような感じがしたり。
今現在でも「活用どうだったけ?」と思うと、このCDの音声が流れて来てくれます。
フランス語の動詞の活用だけに耳を絞った半年。
ネイティヴ教師の助言は本当にありがたかったと思います。
勉強したことは、すぐに身について成果として現れるものでもなく、ワインのごとく熟成するだけの時間も必要なのだとしみじみ思います。
条件法なんて、DELFB1受験を考えた3年後にちゃんと役立っていましたからね
▽薄いから心も軽くなる学習本
(´゜д゜`)?
見やすくてわかりやすいので、繰り返し使っているうちに頭によく入ります。
「星の王子さま」と学ぼう! はじめてのフランス語 (日本語) 単行本 – 2010/7/1
山崎 庸一郎 (著), 佐藤 久美子 (著)
モチベダウンの時こそ、フランス語の動詞の集中トレーニングを試してみない?
フランス語を学ぶ間には、こんな気持ちになることはないでしょうか?
- フランス語の勉強、なんか最近、やる気が起きない。
- そりゃあ、話せるようになりたいけど、何をやってもさっぱり勉強の手応えが感じられない。
- フランス語の動詞の活用さえなければ、もっと楽しいのに。
などと思うあなた!
あやふや動詞が少なくなるほどに、フランス語学習は格段に楽しくなります
(つ゚o゚⊂)
単語の数が増えるより、ずっと素敵なことです。
動詞の活用を攻略したいと思ったら、読解だの文型などの他の勉強を気にしないで、一時、動詞の活用だけに集中して取り組んでみるのはすごくオススメですよ(*^-^)
実際には活用あやふやストレスを解消するのに半年もかからないので、まずは2週間、そして3週間・・・と没頭してみるのです。
一度に覚えよう、一回で覚えようとせずに、続けることだけを目標にします。
今日ダメでもまた明日、まだイマイチだけどまた明後日・・・というように。
▽活用も単語の反復暗記のように、焦らず反復するのも一案です。
まとめ。動詞の活用を攻略する勉強の仕方5つのポイント
動詞の活用に根を上げそうになる理由は、例えば er 型規則動詞の中にも同じような活用をする小さなグループがあることを知らずに、がむしゃらに、しかも直ぐに覚えよう、覚えなきゃ、と思うからではないでしょうか。
動詞の活用を攻略するポイント
- 同じような活用をする仲間同士で覚える
- すぐに覚えようと思わない
- 覚えられないことを嘆かない
- 覚えるより続けることを目標にする
- 活用を聞くこともすごく大事
▽活用の世界が見晴らしよくわかります。
Merci et à bientôt !
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