Bonjour ! 胡桃です。フランスに住んで日本と同じように便利なmazonが使えるのは嬉しいいな♪ と思いましたが、いやいや、私の場合は無法?Amazon地帯に振り回され通しです。フランスのAmazonの横顔をお話ししますね。
花模様の表紙のノートを注文したのに骸骨の絵のノートが届いたり、A4の手帳を注文したのにA5が届いたり、違うものが届くこと、わりとあります。
発送する側も人間ですから、たまには間違いもあるでしょう。しかしフランスに来たばかりの頃、ノート1冊まともに届かないんだ。。とかなりがっかりしました。
仏語の勉強にもならないし、楽しみは裏切られるし、返品の手間や連連絡の手間、返金されるまでの心配など、第三世界のAmazonだと思いました。
今はもう、これが普通になってしまいましたが。
新品でないものが届く
商品情報には〈新品〉とあっても、届いた荷を開けてみるまでは新品かどうかわかりません。商品にもよると思いますが、明らかに誰かが開封して返品されたものや、キズがある商品が届くことがあります。
日本人だったら梱包を破いたものなど、その後商品に欠陥でもなければ返品することは考えられないですが、こちらの人はお構いなしに返品してしまうようです。
商品が入った化粧箱が潰れていることもよくあるし、いつの頃からか、届いたからって「わーい!」みたいな気持ちは全然湧かなくなりました。
「ああ、来たか」程度で、返品する場合に備えて箱を壊さないようにすぐに開封、ちゃんとしたものが入っているだけで胸を撫で下ろす感じです。
通販の楽しみ、早く確実に届くAmazonの楽しみはなくなりました。
ああ・・返品のお金が返ってこない
Amazonプライム商品なら心配がないのですが、プライムではない売り手から買って、返品しなければならなくなった場合。
まさかの、お金が返ってこない ことが何度かありました。売り手に連絡しても、送られてきた箱に商品が入っていなかった、とか、○月○日に返金しました、とだけで、何度メールを送ってもダメ。銀行に問い合わせても、これまた「返金しています、取引明細で確認してください」と仕事していない返事。
返金されても、Amazonの場合は私が買ったときと、返品する日とでは商品価格が変わっていること=安くなっていること がよくあり、購入価格で返金されないことも普通にあります。何度連絡しても進展なし。
お金を取られていくって、私が一体何をしたっていうの??って感じです。
配達してくれない
私の家の場所がわかりにくいということもあるのだけれど・・
家がわからなければ電話をかけてくるドライバーもいるけど、配達されずに、一時的に荷物の追跡、返品手続きすらできず、途方に暮れることも何度もありました。
今では「またか」と思って2、3日待つしかないことがわかりましたが、Amazonのためにどれほど時間を奪われることか。
時間をかけて商品をやっと選んで楽しみに待って、手元に届くことなくボツになるわけです。
今日配達する、と電話があったのに、2日後に来たこともあります。
コロナの間は皆親切だった
対面を避けて配達されていたロックダウン中、玄関のドアの前に置いて行ってくれるのですが、どのドライバーさんも一生懸命だったような気がします。
庭のバーベキューグリルに置いてくれたドライバーさんもありました。
いつも疑っている毎日なんて
日本人は平和ボケといわれて久しいけれど、社会や文化の水準が諸国からは考えられないほど高いってことでしょう。素晴らしいことじゃないかと思います。
何かを疑っていることが当たり前の、こちらの暮らしに馴染んだ在住者を国際的だ!すごいな!なんてちっとも思わない。人と見れば邦人の痛くない腹まで探る人の何と多いことか。
トラブルが絶えないAmazonから学んだフランス語
こちらの記事では購入者側の一生懸命なレビューを参考にしましょうとお話ししましたが、私もこんな配達事情のおかげで何度も読んだフランス語フレーズがあります。
それは、お詫びの言葉。
ご不便をおかけして申し訳ありません。
Nous nous excusons pour le dérangement.
商品(返品)を受け取ったら返金します。
Une fois que nous recevons l’article, nous vous rembourserons.
Une fois ってこんな場合に使うんだわ、教えてくれてありがとうって思ったけどさ
つい最近なんて、編み針を注文したのですが、竹素材の2.5mmを注文して、届いたのがメタル素材の12mm。単純な発送ミスでしょうから、ひたすら謝ってくれたけど。
Amazonはいつも順調、何の問題も起きたことはない、という人もいるし、皆が皆、私のような思いをしているのではないようだけれど、日本のように暮らしの助けには心細い感じです。
すごくいいこともあった
ロックダウン中のこと、オフィスチェアを買い替えようと思いました。日本でもテレワークが増えて、ゲーミングチェアがかなり売れてると聞き、Amazonで物色するも、フランスでも手頃な価格帯のゲーミングチェアは押し並べて在庫切れ。
一つだけ、これは!と思うドイツのチェアを見つけ、欲しいものリストに入れて「どーしよーかな〜」しかし翌朝売れてしまっていて。
プライムではない別の売り手さんが同じ値段で販売していたけれど、中国の売り手で、返品することになったら巨大な荷物を中国へ送り返す??なんて事態は避けなければ、とこれまでのゴタゴタ経験から瞬時に思い、候補から外していました。
ところが、その売り手さんが急遽、販売方法をAmazonから発送=プライム に変更したのです。欲しいものが天から降りてきた感じ。
すぐに注文すると、翌々日に届きました。
信じられない思いで、でも不具合はないか慎重に箱を開けて組み立て始めました。でも何も問題はなく、商品レビューに書いてあった通りに組み立ては簡単、1か月くらいすると最初は出なかった〈音〉が出るようになります、もレビュー通り笑笑、もう半年経つけれど、毎日「買えてよかった」と思うのです。
しかし、今は値段が50ユーロくらい下がっていて。
ロックダウン中だったから、需要が急増して高値がついていたのかしらね。
日本のAmazonよりすごいところ
こんな風に別の時間が流れているかのようなフランスのAmazonですが、問い合わせをすると、1、2時間のうちにアイルランドのオフィスから電話がかかってきたりするんです。
電話だと内容を理解できないと困るので、メールで返信を下さるようにお願いしたりしましたが、ちゃんと聞き取れれば電話がいちばん早いですよね。
もっとも、フランスの人口は日本の半分だから電話対応できるのだと思います。
トラブル続きのおかげで、最近は恐れずに電話に出られるようになりました。
おしまい
Merci et à bientôt !
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