久米宏

久米宏さんと同じ時代に生まれた幸せ

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久米宏さんのニュースステーションで思い出すことはね、多くのお宅が窓を開けていた夏の夜、うちの上階の住人さんの大きな笑い声が聞こえてきてね。ああ、久米さんと笑い合ってる人が大勢いるのだわ、なんてひと時よ。 そして今、淋しくて淋しくて仕方ないのよ。

眠れる森のフランス語胡桃

Bonjour ! 胡桃です。わたしも久米宏さんの訃報を知った夜から本当に淋しくて仕方ない。このブログでは久米宏さんが活躍されていた時代を見届けた一人として、言語の学習者の一人として久米さんのお声と共にあった時代を個人的に振り返ってみようと思います。

内外のニュース、事件、大事件が起きても何が起きているのか、ニュースステーションの時間になれば一通りのことはわかったものだ。

表向きで起きていること、そしてそれをどのような視点で考えるか。久米さんの投げかける考察は興味が尽きないものでした。

毎夜の番組を通して「考える習慣」が自然と身についた人も少なくなかったと思われます。

眠れる森のフランス語

そう、先ずは 「何が起きたの?」を知ることが出来る場所だった。そして「えー!!」と思うその次に、「あー!こんなウラがあるのかも?」と考えながら久米さんの話を聞くのが当たり前だったな。

久米さんの時代に政治に興味がない、なんて言う人いたかな?

当時のニュース番組では久米さんも「タッグを組んでいたと思う」と仰る筑紫哲也さん、木村太郎さんなど、原稿を読むだけの人ではないキャスターが揃っていて、出来事に対する思考やキャスターの個人的な好みは別として、誰もが(と言ってもきょうびの日本人と比べたら過言ではないだろう)世の中の一通りを知ろうとするのが当たり前だったと思います。

眠れる森のフランス語

それが今じゃわたしの周りだって「政治に興味ない」とか「政治の話はやめて」とか「自分には関係ない」が大多数だもんね。 でもね、かく言うわたしも久米さんがビールを飲み干してから、ニュース番組から遠のいたのは事実。ネットニュースも出て来てきたけれど、久米節を聞かなくなって淋しくなったことを思い出すな。

久米さん降板後日本人の日本語運用が崩壊していった?

特にコロナ騒動以来、日本を離れているわたし個人が常々感じていることだけど、日本人の日本語の運用がとんでもないことになってる。

日本人、と一括りにする考えはないけれど、特にコロナ開始から6年間、個人が発信する情報からVログまで多くの動画を見てきて、日本語の運用に頓着しない人、果ては義務教育で身につくだろう文法の基本が、ご本人が別の意味で連呼するように「めちゃくちゃ」なことに驚く日々。

例えば、肯定文を続ける接続詞と否定文を続ける接続詞の使い方がまるでわかってなかったり。

こうなると話されている文脈を自分の頭の中で日本語に直しながら聞かなきゃならなくて・・・

眠れる森のフランス語

どんなに良いお話をされていても、いい情報を発信していても、熱心に勉強されてる様子がわかっても、文法が崩壊してる日本語を聞くストレスといったら!課金してメンバーになったけど結局聞いていられなくて退会したこともあるわ。

眠れる森のフランス語胡桃

人類未曾有の大峠の6年間に知った言葉や表現、知らなかった言葉や読めない漢字、ああ、こんな風に伝えるといいな、というようなナイスな日本語にも出会った。 それにつけても久米さんの快活なお声を聞くことがなくなってから、日本人が日本語に頓着しなくなって「自分の思考を発言する」ことから遠ざかってしまったような気がしてならないの。久米さんの活気ー今なら波動といいましょうか、が遠のいて、寂しい世の中です。

久米さん「2月と4月のイントネーション」について

おかしな日本語の例として、久米さんのラジオなんですけど、で聞いたことを一つご紹介しようと思います。

日本語のアクセントがどんどんおかしくなっていっていますが、日本人(全員ではないよ)はいつから2月と4月を正しく言えなくなったのだろう?

動画を見ていてもストレスフル、今だって、もうすぐ2月、4月がまた来るんだわ・・・と思うくらいストレス。

2月と4月、多くの人の発音が「2に」と「4し」にアクセントがあるが、日本語の正しいイントネーションは
「月(つ)の、

にアクセントをつける。

・に

・し

久米さんがこのことを明言されていて嬉しかったし、動画は日本の子どもから世界中の人までが見るわけで、日本人たる者、日本語の話し言葉は大事にした方がいいのに、といつも思います。

眠れる森のフランス語

未来は日本が先導する時代、日本を、日本人を讃えている人でも日本語に無頓着なのがホント不思議だわ。

黄金時代の夜明けに旅立った久米さん

この地球の大転換期をご病気でいらした久米宏さんがどのような思いで過ごしていらしたか知る由もないけれど、個人的にも世界の真相を追う6年を過ごしてきて、かつての闇がジェットコースターに乗ってるように表沙汰となる様子を見てほくそ笑みつつ、意気揚々と肉体を脱ぎ去り旅立たれたかもしれないと想像しています。

久米宏さんの著書、自伝 僕が生まれて73年と29日目

若い頃のことで記憶も曖昧だけど、わたしにとっての初めての自己啓発本は久米さんの著書でした。久米さんが英会話教室に通ってらした時の一コマや何か、面白くて為になる本だったと、読んだ時の楽しかった気持ちは忘れられません。

そしてニュースステーションでの18年余りは確かに「日本の報道の一つの時代」でした。更に視聴者は夜毎シャキシャキと語られるあるべき日本語のシャワーを浴びていたようなもの、それこそ贅沢な時間であったと思い出されます。

「僕が生まれて73年と29日目」に締めくくられた自伝「久米宏です。ニュースステーションはザ・ベストテンだった」もフランスからすぐ購入しました。

(1月15日現在Kindle版のみとなっているようです。)

久米さんからは言葉の世界以外にも多くのことを教わってきたとあらためて感慨深い。大人のお手本でもありました。ニュースステーションでのファション、手元に光るクロスのボールペン。素敵な方だった。

今の感覚でいうなら、どの星からいらしたのかな?

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ベルリッツ

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