フランス語の単語をどうやって増やしたらいいの?ボキャブラリーを増やして覚えて行く方法を教えて!
Bonjour ! 胡桃です。フランス語の単語を増やしたい。数多くの単語を覚えたい。 一口に単語を増やすといっても、ある程度勉強が進んでいて、単語の増やし方が分からない場合と、単語の覚え方が分からない場合があると思いますので、この2つを別々に見ていきましょう。 私の経験からのお話しですけれど、フランス語に限らず、語学学習でボキャブラリーをコツコツ増やして行く参考になることがあればと思います。
- スクールに通ってテキストで勉強してるけど、なんか単語力少な過ぎ。。。
- フランス語初級の文法はほぼ勉強したのに、なんか語彙が乏しい。。。
勉強を続けていれば、こんな風に感じる時がありますよね。
自分が言いたい単語を勉強するのと、純粋にフランス語の語彙を増やしたい、と思うのも別のことですが、私たち日本人がどのようにして語彙を身につけてきたのか? ちょっと振り返ってみましょう。
私たちの日本語はどうやって語彙を増やしてきただろう?
私たちの日本語はどうやって語彙を増やしてきただろう?
日本で生まれたからだ! 耳が口が勝手に覚えた!
には違いないけれど、やはり、多くの日本語の読み物に触れてきたからといえるのではないでしょうか。
昔は読み物といえば本か新聞といった媒体しかありませんでしたが、それにもか関わらず、多くの書物を手に取って日本語を育てて来たことと思います。本で覚えたことを口に出して使ってみれば、大人たちからは生意気だのませてるだのと言われたりしました。
大人になるにつれて、どんな状況でどの言葉を使うのが適切か?などを学んだり、社会人になってからは、言葉や表現を増やすために本を選んだり、敬語の勉強をしたりと、日本語は言葉と漢字の数自体が多いため、学習は義務教育年数X2 くらいの年月でやっとそこそこ使えるような感触があっても不思議ではありませんね。
じゃあ、日本語で暮らしたのと同じくらいの時間をフランス語圏で生きないとフランス語の単語を増やせないってこと?
私は今年、フランスの小・中学生のテキストで勉強してみて、そうとも言えるし、そうとも言えないと感じています。
なぜかというと、大人の語学独学には母国語が違っても人生経験があるという厚みがあるからです。
経験が語学学習にモノを言うのは、出会ったフランス語が個々の経験の記憶と結びやすいから、日本語の学習経験とだって結びやすいことでしょう。
フランス語の単語を増やして行くには、私の場合は日本語同様にフランス語の読み物(書籍ばかりではなく)を読むことに尽きるかな。
フランス語の語彙を増やす近道は、とにかくフランス語の読み物を読むこと
出来るだけ多くのフランス語の文章に触れることで、単語力は確実にアップします。
胡桃の単語は増えているか?
と聞かれれば、いつの間にか結構増えた、感じです。特に単語力を測る試験は受けてはいないものの、
いつの間にこんなに増えたんだろう=いつの間に聞けて使えるようになったんだろう?
フランスに住んでいるから当然でしょう?と思われるかもしれませんが、住んでいるだけでは大した語彙力にはなりません。日常生活するのに必要な単語なんて、フランス語の性質からして、実はさほど多くはありません。日本語の比ではないのです。
フランス語の読み物を読むには、質より量?量より質?
私はフランスの新聞を読むことが楽しいです。興味のある記事を選んで辞書を引きながら読み、「見たことがある単語」の引き出しが増えて行くのは大きな喜びです。
フランス語の文章に多く触れるのであれば、辞書を引きながらどんどん読み進めるのも一つの方法ですが、私はちょっとした記事にもいちいち感動してしまうタチ、ノートを作って調べたことを書き留めることで、フランス語の単語も文法も、読んだ感動も、全てが一つの「物語」の中なのです。
ということで、私のような勉強の仕方は、量より質重視です。
このように一つの記事の読解に時間がかかることが少なくないので、こんな風にじっくり取り組むより、単語調べながらどんどん読んでいくべきじゃないか?と常に自問自答していました。
それで、試しに、単語を調べながら書き留めることもせずに読んでみての私の経験ですが、メリットとデメリットを上げますね。
量か質かのメリットデメリット
単語を調べるだけ、どんどん読み進む方法
メリット:限られた時間で多くのフランス語に触れることができる
デメリット:単語を調べて直ぐに内容がわかっても、記憶に止まらない
一つのテキストを調べて書いて、アナログに読む方法
メリット:内容=ストーリーとともに単語と文法が記憶に濃く残る。後で見返したときに単語も文法も直ぐによみがえってくる
デメリット:読む量は、限界がある。時間がかかる
アナログ学習は侮れないたった一つの理由
いちいち書き留めないと落ち着かないのは私の悪いクセかもしれないと思い、ペンとノートなしで読んでみたものの、私の場合は本当に「ただ読んだだけ」という感じで、語彙力がつく感じ、身になる感じはしませんでした。
私のように物語を読むと直ちに思いが入ってしまうような者にとっては、さら〜っと読むだけ学習は、なんとなくやっつけ勉強のように思えてしまいます。
量を読むことで語彙力をつけるなら、圧倒的な量を読むことと、それを続けることが必要でしょう。
動詞の活用や時制を含めた文法がそこそこ身についている状態なら、とても有意義だと思います。
アナログは時間がかかるが忘れるのも時間がかかる!
一つのフランス語のテキストに、ただでさえない時間を かけるのは、良い方法とは言えないかもしれません。効率のいい学習法とは程遠いと感じることでしょう。
ですが、小さな新聞記事、ニュースサイトのコラムには、それぞれ “ l’histoire ストーリー” があります。
そのストーリーに沿って単語を覚えたり、文法の使い方を覚えたり、この表現はこんなときに使うのか!とホクホクした気持ちになるのなら、どうでしょう?
じっくり読んでいるうちに、語彙力とスピードがついて来た?
私の勉強の歴史のようなものになるわね。何をしても忘れちゃうけど、復習が楽しくなりそうよ
後で見たときにわかるようにしておこう、と思うだけでも実はすごく勉強になるんですよ
自分にわかるように、せっせとアナログするのです。自分の学びはネットでは検索できませんからね(*^-^)!
それに、この方法なら時間のあるときはじっくり、ないときは復習、と使い分けられるので気がラク。挫折しないコツですよね。
いずれにせよ、量か質か?1度は試してみることをおすすめします。
じっくり読んでいるうちに、語彙力とスピードがついて来た?
私が自分の趣味で新聞を切り抜き、拡大してノートに貼って・・・ノソノソ読解をしていて、私には量をこなすことはまあ無理だな、と思っていたある日。
身辺波乱で新聞のスクラップどころじゃない日が続いた後、ふとニュースサイトを開いたら・・・?
勉強したことがある単語たちと懐かしい再開、おまけに読むスピードが確実に上がってる!
ニュースが急にやさしくなったのかと思うくらい、前進が感じられたのです。
早くたくさん読めるようになって語彙を増やすには、じっくり取り組むことから始めれば上手く行きます
単語帳にもフランス語の物語を
単語帳については私はその日に出会った単語を書き留めていくオリジナル単語帳を作ることをおすすめしています。
理由は、ストーリーがない文字列は、記憶として定着しにくいからです。
単語帳をパラパラめくっただけで、何を読んだときに出会った単語だったか思い出せる。ストーリーと単語が紐付くことで、覚えられずとも忘れず という状態に感動するほどです。
日本語に頼っていると、フランス語の単語が増えないかも?
日本語のテキストでフランス語を勉強していると、不思議と単語が増えないようです。
なぜかというと、日本社会で必要なフランス語?を覚えようとしているようなものだから。
フランス語だけの読み物で、頑張って辞書を引けばなんとかなりそうなテキストを拾って読んでみると、フランス語の世界もボキャブラリーも表現の世界も違うものに見えて来ます。
「( ・∀・) ヘェー♪フランス語ではこう言うんだな〜 ヘェー♪」
日本語とフランス語の違いの面白さを知るほどに勉強が楽しくなりますね。
日本語の意味が分かることはそんなに大事か?
フランス語だけのテキストに挑むも、意味がわからない。。。私はしょっ中あります。
知らない単語はないのに、文の意味不明、辞書にもない(´゚д゚`)
こんな文に出会ったらどうすればいいかというと、「いつか何かの拍子にわかるだろう」と思ってささっと通過します。
分かるところを拾っているだけでも、分かるところは確実に増えてきます。
日本語の意味が分からないから手をつけない、なら、ずっとそのままの可能性大かも( ゚д゚ )!
フランス語の単語を増やせる読み物
ニュースサイトで単語を増やす
各新聞社のサイトやYoutubeならニュースの海。
マクロン大統領のツイッターのフォローなどもおすすめです。
ディクテで単語を増やす
何十回も聞いてやっと書けた一語の重み( *´Д⊂ …。
私はディクテばっかりやってられっかっ!!と叫びながら続けた結果、とりどりの単語を覚えることができました。
ディクテでは。固有名詞、歴史、大人の読み物ではお目にかかれないような単語、既に知っている単語の使い所、動詞の変化などなどをガッツリ学べます。
▽フランスのディクテサイトの使い方を詳しく
▽フランス語の上達に必ず役立つディクテノートの作り方
試験勉強で単語を増やす
DELFの試験勉強はそのまま語彙力スーパーアップに繋がります。フランス語だけの問題集に取り組むことで、設問の意味からテキストの意味まで知らない単語を制覇しようとしますから、ものすごい語彙数になりますね。
特に、類語と動詞が増えます。受験しなくても、とにかくボキャブラリーをアップさせたいなら、DELFの問題集なら各テキストにストーリーがあり、音声付きですので実用的な勉強になります。
フランスの本で単語を増やす
これこそ独学の楽しみですね。興味のある本を手元におき、少しずつ読んでみる。分かるところを拾って読んでみる。
初級半ばくらいになると星の王子さまも頑張ると読めるようになるのですが、ここで、「私にはまだ早い、ムリ」と思えば王子さまは遠いままでしょう。
読書は自分から読みたい本を掴みにいくのがいちばん。どんな良書でも、人から与えられた本には与えられたというだけでときめかないことも多いものです。
夏休みの課題読書を思い出すわ〜ゾゾ。。星の王子さまも確か課題図書だった。良さがわからなかったのはそのせい?
実用面でも役に立つフランスの〈物語〉
マルセル・パニョルはフランスのディクテで必ず取り上げられています。
*フランスのamazonでKindle本を購入するときの注意点
日本のアカウントとフランスのアカウントで同じ端末でKindle本を読むには、使う度に片方のアカウント削除→読みたい方のアカウントでログイン、というような設定の変更の必要があるようです。因みに私は端末を、日本用、フランス用、と分けて使っていて、現時点ではベストのようです。
日本のamazonのKindleアプリをインストールしたことがあるデバイスには、フランスのアカウントでアプリをインストールしても上書きされません。
Kindle Cloud Readerを使う場合は、フランスのアカウントのKindle本は配信される本と、されない本とがあります。通常の本は大体問題ないようですが、参考書関連は注意が必要です。
購入して配信されなければすぐに返品が可能ですが、無料サンプルをリクエストして試してみるといいと思います。
フランス語の語彙を増やす単語の覚え方
フランス語の読み物を読んで、出会った単語をオリジナル単語帳に書き出したとします。
それをどのように覚えていこうか?
おわりに
フランス語の単語を増やして行くためのヒントをご紹介しましたが、ステップアップするために、通らなければならない頑張りどきは必ずあります。
出口が見えなくて苦しいですが、ボキャブラリーをモリモリ増やすのに必要なことはただひとつ。
感情抜きに続けることよ♡ これがいちばん難しいかもしれないけど。。お互いに頑張りましょう!
Merci et à bientôt !
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