savoirとconnaîtreの使い分け

savoirとconnaître の使い分け

眠れる森のフランス語

フランス語のavoirとconnaîtreの使い分け、そんなこと 知ってるってば! わかってるってば!と言ってみたい笑 使い分けをいつも考えちゃうし間違えるし。スッキリ教えて欲しいわ。

savorとconnaîtreの違いをひとことで言うと

  • 動詞に伴うのか?名詞に伴うのか?の文法上の決まりがある
  • そのことについて経験に紐づいていたり、十分に説明できるくらいの知識があるか?

の違いがあります。

例えば、「その歌知ってるよ」

Je  connais  cette  chanson.
ジュ コネ セットゥ シォンソン

Je  sais  cette  chanson.
ジュ セ セットゥ シォンソン

connaîtreは、「聞いたことがある」程度の軽い知識を表し、

savoir は、「(暗譜でも)歌えるような、よく知っている、覚えている」詳しいレベルです。

わかりやすい例を上げると、オンラインショッピングサイトなどのsavoir  plus

日本語の「詳しく見る」「もっと詳しく」に当たります、

情報通なだけ? それとも、ふか〜い知識?

私は何でも知っている、にもいろいろありますね。

いろんなことを知っている

Je  connais  tout.
ジュ コネ トゥ


なんでもよく知ってる

Je  sais  tout.
ジュ セ トゥ

リラ子

ということは、ネットのうわべの情報で知っているような顔をしている人と、経験や体験が豊富な人とは、フランス語ではしっかり区別されるってことね。おもしろいわ

savoirは能力。savoir+動詞の文法ありき

SAVOIR は、能力。経験がものをいう。

文法のきまりもあって、connaîtreとは用法も意味合いも異なります。

savoirの文法のきまりとは?

動詞と、従属節が目的語になる場合、名詞を伴って、 記憶、暗記、人に詳しく説明できるような深い知識などに用います。

文法用語もむずかしいですね、わかりやすく説明します

Je  sais  où  elle  habite.
ジュ セ ウ エラビトゥ

「彼女がどこに住んでいるかを知ってるよ」

savoirが伝えたいことは、彼女の家に行ったことがある、または場所をよく知っているという意味合いです。

 

従属節とは? savoirの文法の基本

従属節とは? この例文では、 以下の文『どこに住んでいるのかということを』で、『〜を』という目的語でもあります。

このような文型では、connaître ではなく、savoir を用います。

注意!Je  connais  où と使うことはできません。

日本語の意味からすると?と考える必要はないのです。

(*^-^)

もう1文いきましょう。

Je  sais  que  tu  es  passionné  de  ballet.
ジュ セ ク テュ エ パスィオネ ドゥ バレエ

「君が熱いバレエファンだってことをわかってるよ/知ってるよ。」

従属節は que 以降の文(直接法)で、『〜を』と、目的語になっています。相手への理解を表現していますね。

注意! Je  connais  que と使うことはできません。

Je sais, Tu sais savoirのその他の用例

Je  sais ・・・私はわかってる

Moi, ce  que  je  dois  faire,  je  sais ce  que  je  veux  faire,  mais  je  ne  sais  pas  ce  que  je  peux  faire.

モワ、ス ク ジュ ドア フェーる、ジュ セ ス ク ジュ ヴ フェーる、メ ジュ ヌ セ パ ス ク ジュ プ フェーる

私は、私は何をすべきか、私が何をしたいかわかってる。でも 私が何ができるかわからない。

Tu sais・・・ねえ、ほら

フランス語を学ぶなら、手元におきたい星の王子さま文法本

会話の中で、相手の注意を引くニュアンスで使われます。

vous で話しているなら vous savez です。

Tu  sais…quand  on  est tellement  triste  on  aime  les couchers  de  soleil…

ねえ、ひどく悲しいときには、日の入りが好きになるものでしょう・・・

第三書房 対訳フランス語で読もう星の王子さま より

connaître は単なる知識。connaître+名詞

connaître は、そう深くはない、表面的な知識を表します。

名詞と共に用います。

私はパリを知っている

例えばツアーで1度行ったりなどで情報としていろいろ知ってる(つもり?笑)ようなニュアンスを意味します。

注意! Je  sais  Paris.

Est-ce  que  tu  connais  Madame   Dupont?
エスク テュ コネ マダム デュポン?

マダム デュポン(デュポン夫人)を知ってる?

答え方は、

Oui, je  connais.
ウイ、ジュ コネ

「ええ、(顔や名前)は知ってるわ」

Non, je  ne  connais  pas.
ノン、ジュ ヌ コネ パ

「いいえ、知らないわ」

泳げる? 特技を伝えるならSAVOIR +動詞

savoirとconnaîtreの使い分け

泳げる? 踊れる? などをフランス語で表すとき、日本語から考えると迷わずpouvoir を使いそうですよね。

しかし、このように何か特技や能力を表す言葉がsavoir

例えば、

あなた泳げる?
Est-ce  que  tu  sais  nager ?
エスク テユ セ ナジェ?

答え方 

私は泳げるよ=カナヅチじゃないよ
Je  sais  nager.
ジュ セ ナジェ

日常的にこのようにやりとりします。

pouvoir を使っても通じないことはありませんが、和風フレンチは不自然なもの、あなたの特技はぜひ savoir で伝えましょう。

リラ子
pouvoirはなぜ違うの?

savoir は pouvoirとは別物

pouvoir は、〜ができる、できない、を表す動詞ですが、もうひとつ忘れてはならないのが、『許されるか』『禁止か』という『許可』の意味があるということです。

日本語では『〜できる』と『許可』を無意識に区別して使っていますが、フランス語ではsavoirとの区別として押さえておくと吉。

savoir は、同じ『泳ぐことができる』でも、水泳の心得がある、つまり、能力=キャパシティを表します。

pouvoir『許可』の具体的な例

使い分け

遊泳禁止区域

「危険!この川は泳げません」

Vous  ne  pouvez  pas  vous  baigner  dans  la  rivière.  C’est  dangereux.

ヴ ヌ プヴェ パ ヴ ベニエ ダン ラ リヴィエーる セ ダンジュるー

「フランス語を話せる」はsavoirそれともconnaître?

savoirとconnaîtreの使い分け

言語に関することを表現してみましょう。

フランス語を話せます。フランス語がわかります。

1. Je  sais  le  français.
  ジュ セ ル フらンセ

savoirを使うことで、勉強して理解して、話したり書いたりできますよ、ということを表します。

つまり、この文と同じ意味に

Je  sais  parler  le  français.
ジュ セ パるレ ル フらンセ

「フランス語を話せます」

といったフランス語の能力を表します。


2. Je  connais  le  français.
  ジュ コネ ル フランセ

あんまり話せないけど、昔勉強したことがあるけど・・・というようなニュアンス。

リラ子
パリに行くとVous  parlez  français ?って定冠詞なしで聞かれるわ。どうして?

フランス語圏に行った人なら、

Vous  parlez  français ?

と聞かれたことがあるかと思います。

フランスでは、このフレーズは定冠詞なしで使われています。文法上の理由はなく、日常的によく使うから、ということで定冠詞が省略されています。

外国人学習者からすると、母国語でないから定冠詞をつけるという風に知っておくといいです。

仏和辞典のナゾ

参考までに、このフレーズを私の仏和辞書(小学館プログレッシブ)には、

  • savoirapprendre に対応
  • connaitreétudier(研究する)に対応

と書かれていますが、私は意味はさっぱりわからん!ので先生に質問したところ、

実際のところは、

C’est  pareil.
セ パレイユ 同じ。

apprendreétudierの意味の違いは特にないということと、

大事なことは、connaître では、話したり書いたり理解できますよ、つまり、堪能ですよということは表せない、ということです。

住所を知ってる?

savoirとconnaîtreの使い分け

「住所を知ってる」については、savoirでもconnaîtreでも、どちらでもOK。しかしながら、意味合いは? そう!あなたがピンときたとおり

(*^-^)

彼/彼女の住所を知ってるよ

Je  connais  son  adresse.
ジュ コネ ソンナドレス

connaître だどアドレス帳に控えてあるだけの感じ

彼/彼女の住所を知ってるよ

Je  sais  son  adresse.
ジュ ソンナドレス

savoir を用いると単なる番地だけでなく、どの辺りにあるかなどを詳しく知っているニュアンス。

上出の Je  sais  où  elle  habite. を表します。

savoir と connaître の使い分けを練習

savoirとconnaîtreの使い分け

それではきょうの仕上げをしておきましょう。

カッコの中はsavoir connaîtreどっちかな?


マリーはレシピをたくさん知っていて、料理が上手です。

Marie ( ① ) beaucoup  de  recettes  et  elle ( ② ) bien  cuisiner.

答え合わせ

Marie ( connaît ) beaucoup  de   recettes  et  elle ( sait ) bien   cuisiner.

マリー コネ ボク ドゥ レセットゥ エ エル セ ビヤン キュイズィネ

savoirとconnaître まとめ

フランス語数えられない名詞

詳しさならsavoir

  • 経験からくる深い知識、能力などを表す
  • 文法的には動詞と従属節が目的語になる
  • 歌なら、暗譜で歌えるとか、その曲についてすごく詳しい
  • 語学なら堪能を表す

さらっとconnaître

  • 見ただけ聞いただけ、ちょっと知ってる程度の浅い知識。
  • 名詞を伴う
  • 歌なら、聞いたことがある、曲名を知ってる、程度
  • 語学ならさらっと知ってる程度

でも忘れそう^^;な場合はとりあえずこれだけ覚えておきましょう。

savoir  plus 
詳しく見る

私はフランスに来てからいろいろと聞かれます。

Tu sais conduire ? 運転できる ?

海辺という土地柄、

Tu  sais  nager ? 泳げる?はもちろんのこと

冬には

Tu  sais  patiner ? スケート滑れる?

などなど。それで使い方に慣れてきたのですが、日本語で考えているうちは、(・ ・?) savoirconnaître のことはあやふやのままだったろうと思います。

そして、日本語にこだわり過ぎると難しくなってしまいそうです。

学習を進めていく間には「ええ?savoirなの?connaîtreは違うの〜??」ということもままあったりしますが、アウトプットすることで日本語とフランス語の違いを知っていくのが勉強というものですね。

「知ってる」と日本語でひと口に行っても、フランス語では動詞がこんなにあります。

  • comprendre
  • trouver
  • regarder
  • entendre
  • apprendre
  • étudier

savoirconnaîtreよりふさわしい場合が多々あります。

さいごに、フランスで道を尋ねるときに、「〇〇の行き方を知っていますか?」というようなニュアンスで savoirconnaître を使うと先方のキャパシティを尋ねている失礼になりうるため、気をつけましょう。

Je  cherche 〇〇、または Je  voudrais  aller 〇〇と尋ねれば大丈夫(*^-^)!

眠れる森のフランス語胡桃
お読みいただき、ありがとうございました。

Merci et à bientôt !
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