フランスのディクテのテキストにチャレンジしてみたいわ。サイトの使い方とディクテのやり方を教えて!
Bonjour ! 胡桃です。ディクテは総合的な学習、ディクテをすることで、知らなかった単語や文法を知ったり、あやふやなことを思い知ってうなだれたり(*-д-)、 今までのフランス語学習の棚卸しをしながら新しいこともどんどん入ってくる、それはエキサイティング!(*^-^)な勉強です。この記事ではフランスのディクテサイトを使った勉強の仕方をまとめました。
やればやるほど力がつくディクテ
私は2年前にフランスの小学生のディクテを再開、その後中学生のテキストまで取り組みましたが、やればやるほど、確実に上達する実感があります。
フランス語は特に、英語と違って発音されない音をキャッチしなければなりませんので、ディクテは殊更に大切です。
フランス語だけのテキストでの勉強は、ときにはわからないこともあります。私も最初は日本で手探りで闇雲に頑張りましたが、今はディクテの勉強の仕方も、こちらで先生に教わりながらすっかり身につきました。
日本語がないため辞書を引いてもわからないことはよくあります。でも、一度疑問に思ったことは、遠からず、答えが降りてくるものです。
先を楽しみに、ディクテのサイトの使い方や勉強のポイントをみていきましょう。
普段のフランス語学習に、どのようにディクテを取り入れるか
フランスの教育機関は学齢期の少年少女に 1日1回ディクテすることを推奨しています。
私たちも1日1回のディクテができればそれに越したことはありませんが、フランスの生徒と、母国語が違う私たちの1日1回重みは同じではありませんね。
毎日続けるとしたら、私たちの1日1回は〈時間〉として、15分なり30分なり、時間で区切り、テキストを少しずつでもこなしていく勉強法がいいです。
その場合は1行で完結している文をディクテするといいでしょう。
ただ、ディクテはテーマが展開することによって目的語が現れたり、目的語がリエゾンされたり、文脈から言葉を考えていく作業が目的のひとつであるため、テキストの内容によっては短時間では足りないことが多々あります。
挫折しないためには頑張り過ぎ注意です
フランスのサイトディクテで勉強するメリット
実用的な語彙や表現を学べることと、当たり前ですが、フランス語らしい表現を学べることは大きなメリットでしょう。
日本語のテキストとフランス語のテキストでは、登場する語彙はやはり、違います。社会背景や文化が違うので、必要な言葉が違ってきます。
フランスの学齢を気にしちゃダメ!
それでは、フランスのディクテのサイトを使う前に、フランスの学校の年齢とレベルを記しておきますね。
ちびっこのディクテができなかったらショックだわ
私もそう思ったけど、外国人の私たちはレベルは気にする必要なし、よ
なぜかといいますと、
ちびっこのフランス語のレベルは決して難しいものではありませんが、フランスの子ども体験なしの日本人の大人にとっては、フランスの子ども時代は未知の世界だと思いませんか?
だから、
ニュースサイトを何とか読めるのに、8歳のディクテがわかんない、なんてことがあります
フランスの子どもはフランス人として育つための一般常識や、日常生活に必要なことを表現するフランス語を学ばなければならないんですね。
この感じは、実際に子どものディクテをやってみるとよ〜くわかります。
フランスの学年の年齢とレベルの表示
ディクテのサイトやフランスの書籍などを使うときの目安にしてくださいw
小学校:l’école élémentaire
- CM2 10−11ans
- CM1 9−10ans
- CE2 8− 9ans
- CE1 7− 8ans
中学校:collège
- 3éme 14−15ans
- 4éme 13−14ans
- 5éme 12−13ans
- 6éme 11−12ans
フランスのディクテサイトの使い方
PCでは次のような画面になります。
スマホでは、このブルーの絵、ディクテのページが最初に出てきます。
*サイトが表示されると、ニュースレター受け取りの画面が出てきます。必要なければ、✖︎ をクリックして閉じます。
2. ブルーの絵の下の赤いバーをクリックする
PCでは、画像をクリックするとe, -er, -ez の語彙のディクテをする画面に変わってしまいますので、下にある赤いバー、Toutes les dictées をクリックします。(e, -er, -ez の語彙のディクテをやってみたい方はそちらへ進んで下さい)
すると、レベルを選ぶ画面に変わります。
スマホでは、 ブルーの画像なしで赤いバーToutes les dictéesだけが表示されます。
3. レベルを選んでディクテ開始
次のように8つのレベルから選ぶことができます。
4. ディクテしてみたい文法を選ぶ
各レベルで文法別にテキストがあり、やってみたい文法を選ぶと、音声の画面に変わります。画像はPC用ですが、スマホの場合は、1フレーズがひとつのバーになっています。
音声の下にClique ici pour voir la correction とあるのがテキストのスクリプトです。
聞き取りを始める前に全文に目を通したい場合や、答え合わせのときにクリックします。
5. 答え合わせ
このようにスクリプトが出てきます。このテキストのように固有名詞が多い物語の場合などは、先に単語だけ調べておくといいです。
拡大コピーをとってノートに貼っておくといいですよ。
おしまい。
もうひとつ、フランスのディクテのサイト
すると、ひとつのレベル=テキストで準備、単語、フレーズ、聞き取りまでがっつり学べるようになっています
ディクテに進みたい場合は、赤枠の部分をクリック
そうしたら音声を流してディクテスタート
ドキドキの答え合わせ
音声の聞きやすさ、サイトの使いやすさは、最初のBescherelle の方ですが、こちらのサイトはひとつのテキストでしっかり学べる深さがすごくよいと思います。私が先に取り組んだのも2番目の方です。
フランスに来る直前の、もう6年も前ですが
今こうしてサイトを見ているだけで苦戦した日々のことが昨日のことのように思い出されて冷や汗が出てきそうです笑
ディクテでフランス語力をアップさせる、勉強のポイント
ディクテも闇雲に頑張らないことが大事です。1回でどのくらい聞き取れるか?を試す楽しみもありますが、考えてもわからないことだらけで疲れてしまうこともあります。
そこで、ディクテで消耗せずにパワーアップするためのコツを見てみましょう。
単語の下調べ
ディクテの目的は単語力を試すことではありません。単語なんか(ほんとに、なんか、です)後でわかればいいことなので、答え合わせのスクリプトを見て、固有名詞や知らない単語は事前に書き出して調べてからディクテにとりかかりましょう。意地を張っても疲れるだけです。
それじゃ勉強にならないんじゃないの?
ディクテでは単語の知識より他にやらなければならないフランス語の文法の全てが待ってるから心配ご無用よ
レベルの選び方
取り掛かる前に答え合わせのスクリプトを見て、実際に各レベルをのぞいたり、文法の内容を見てみるといいでしょう。
あまり難しすぎても、労多いわりには勉強にならないものです。
大人の私たちには、例えばCM2はすごく難しくても、中学生の5èmeや6émeの方が、すでに知っていることが多くて取り組みやすかったりすることがありますので、レベル表示は気にせずにテキストを選んでみるといいと思います。
ただ、学齢が上がるほどに、語彙数が増えます。長いな〜と思ったら、数日かければ大丈夫(*^-^)
効果的なディクテの進め方
ディクテは主に、次のような3つの進め方があるかと思います。
- 全部のフレーズを何度か聞いて、大まかな内容を掴んだらディクテ開始
- 一度通して聞いたら、ディクテ開始
- ぶっつけ本番
どの方法で始めるかはそれぞれのレベルにもよると思いますが、最初は
1秒聞いて、止めて、また1秒聞いて、書いて・・・
という地道な作業を繰り返します。
わかったときはすごく嬉しいので、この嬉しさ=小さな成功を積み重ねて行きましょう!
何回で聞き取れるか?は問題にしません。
わからなかった箇所が、お風呂の中で「あ( ゚д゚ )!」と気がつくこともありますよね(*^-^)
とにかく闇雲に取り掛からずに、次のような勉強の仕方に沿って始めましょう。
ディクテの進め方の基本7ステップ
わからなくて空白があっても、ひと通り書けたら、さらに1〜5までをよ〜くチェックして、じゃあ、動詞の活用は?単語のスペルは? という風にフレーズを分析します。
単に聞き取りだけできても、このステップを踏まないと内容の理解に至らないのです。
- 主語と動詞
- 名詞と形容詞の性数と変化
- 人称代名詞
- リエゾン、エリジオン
- 時制
- 動詞の活用
- 単語のスペル
チェックが済んだら再び、書いた文章を見ながら音声を聞いてみます。
ディクテは自分のフランス語の鏡のようだわ
おわりに
余談ですが、
昔、小学生だった息子が通っていた塾の父母会で
「塾にはスーパーおばあちゃんがいる」というお話があり、内容は
「子どもは時速の計算で、おばあちゃんの歩く速度が新幹線より早い(* ゚ω゚ *)数字が出ても、疑うことなく計算したまま答えを書いてしまう」
ということで、そこを疑い、確認するクセをつけるようにお家でも指導してください、ということでした(笑)
私も聞き取れたと思って書いたディクテにも、似たようなことをしていることがありました。文法上あり得ない文字列を平然と書いたり(^◇^;)
単語や活用は間違えていたりあやふやだったらその都度確認すればいいですが、内容を追っていくことで、聞き取れないと思っていた単語が「もしや、これかも?」とアンテナが立ったりするものです。
フランス社会の知識やフランス語独特の表現を知らないと、ディクテにならない場合もあるけれど、9歳ムリ、お手上げ、と思ったら、とっとと答えを見て、答えから理解していけばいいです。
答え合わせをして、その後復習で同じテキストを繰り返したり、音読を繰り返すことで、音と文字だけだったテキストに、物語の輪郭や色がついてくるようになります。
ストーリーの中にフランス語で理解している自分がいて、フランス語のリズムが体に入ってきたな、とほくそ笑むときです✌️
大変だけどディクテが楽しいのは、人の声でストーリーがあるからかな
物語の中で出会った単語や表現、失敗にうなだれたことは、そうそう抜けていきません。
Merci et à bientôt !
Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/kurumi2536/nemurerumorifrancego.com/public_html/wp-content/themes/angel_tcd047/functions.php on line 730
胡桃さん こんにちは
ありがとうございます!
すぐにサイトを開いてみました。
すぐに始めます!
以前に教えていただいたサイトのを全部してしまったので他のを探していたのですが、外人向けのB1やA2のもので検索していました。でも継続してできる良いのがなくて。。。
胡桃さんが教えてくださった、こういうのを探していたんです!
低学年から順にやっていきます。
ノートも新しくして!
Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/kurumi2536/nemurerumorifrancego.com/public_html/wp-content/themes/angel_tcd047/functions.php on line 730
みさこさん、こんにちは!
いつもありがとうございます。
そのようにおっしゃていただいて、ご紹介して本当によかった!
私も一時はディクテに疲れて遠ざかっていましたが、記事を書きながら以前のノートを広げたり、また始めなければと思っています。
夢中になれる勉強でもあり、お互いに頑張りましょう!
ありがとうございました、本当に励みになります(^^)
Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/kurumi2536/nemurerumorifrancego.com/public_html/wp-content/themes/angel_tcd047/functions.php on line 730
やってみました!
BescherelleのCE 1からわかってもわからなくても順番にやってます。
まったく何を言ってるのかわからないものも、この7、8才用でもたくさんありました!
胡桃さんのノートの書き方を参考にしていますのでもう赤ペンで真っ赤です!
でも冬眠や呪文なんていう単語は覚えない、あくびやファイルという単語は覚えなくちゃと選別して、覚えたく無い単語はスルーです(笑)
聞き取りができないのは、それを言えないからという訳で、答え合わせの後は区切りながら聞きつつ音読を何度もします。
そして最後はノーマルスピードのほうで一緒に音読して間違えなかったらOKと自分で決めています。
それでも何度聞いても,eux だのleursだのぜんぜん聞こえないんですけどね(笑)
自分に甘くやってます。
できなくても最高学年までやって、戻ってきてみます。
その時に7、8才のところで一つでも聞き取りができるものが増えてたらバンザイ!というのを楽しみにしてます。
Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/kurumi2536/nemurerumorifrancego.com/public_html/wp-content/themes/angel_tcd047/functions.php on line 730
みさこさん、こんにちは!
いつもありがとうございます。
euxやleur、わかります〜ほんとにあるある^^;
サイトをお役立ていただいてとても嬉しく、私もみさこさんに押されるように復習を始めました。
1度でこなそうと思うと負担になりますが、自分にOKのラインは続けるためにも大切ですよね。
お互いに楽しく頑張りましょう! ありがとうございました