フランスの子どものディクテで消耗してるの?

   

フランスの子どものディクテで消耗してるの?

眠れる森のフランス語

フランス語の勉強の中で、特に時間が必要な勉強って何かな? 家にいる時間がたっぷりある今しか出来ない勉強があったらやってみたいわ!

眠れる森のフランス語胡桃

Bonjour ! 胡桃です。時間がないと腰を上げられないこと、実際にもっと時間があったら、と思う勉強といえば、ディクテだと思います。この記事では私がフランスの10歳くらいのディクテに取り組んだ「大人」の苦戦と手強かったことなどについて書きました。

▽ディクテとは

フランス語の聞き取りアップにはディクテしかない

DELF B1試験が終わってから先生が「もし合格したら、niveau supérieurB2 の勉強を始めるの?」と聞きました。

試験結果が出る前のことで、私は聞き取りは全然ダメと思っていたので、

胡桃

とんでもない、ディクテで聞き取りを強化しないと

と即座に答えました。

そこで先生はすぐにディクテの準備を始めてくださって、自らディクテの音声を録音して、私にフランスの子どもの課程を教え始めました。

実際にディクテを始めてみると、社会も歴史も違う外国人がその国の子どもの課程を取り入れる勉強は、メリットばかりではないなと、こんな環境で愚痴をいったらバチが当たるというものですけれど、フクザツな心境です。

フランスの10歳くらいの学習内容とは?

教材はディクテではあるものの、9歳、10歳ともなると、使われる文章のジャンルも多岐にわたり、フランス語学習の前に、フランスの子どもの過程を勉強しないと・・・という状況になってきます。

日本だって、小学校4年、5年くらいになると、国語の教科書に日本の文学作品や歴史が登場しますから、フランスの子どもが同じでも当然ですね。

この年齢の特徴は、日本の様子で考えると

  • 日常会話は大人並み
  • 慣用表現や熟語などは年齢相応

という感じだと思います。

日本のこの年齢の小学生がどんなレベルの歴史を勉強するのかな?と思って検索してみたら、歴史漫画関連のサイトばかりが出てきて驚きました(o・ω・o)

フランス語の子ども用のディクテ教材も同じく、単語や時制など、日常使われていることは身についているものの、言い回しなどはまだまだかわいい。

胡桃

それでも、それなのに、知らないこととわからないことだらけ

フランスの子どものディクテテキストの内容

ディクテをする文章自体は一見すると平易であっても、内容は

  • フランスの童話
  • フランスの歴史
  • フランス人として知っておくべき常識的な表現

などですので、4〜5フレーズの聞き取りと理解に2、3時間かかってる??なんてことが起きています。

大人のフランス語学習は時間とのせめぎ合い

勉強とはもちろん、

  • 知らないことを知っていくのが勉強。
  • わからないことを理解してゆくのが勉強。
  • 凡ミスに情けなくてうなだれながら覚えていくのも勉強

であるでしょうけれど、

胡桃

フランス語を勉強しながら、固有名詞や歴史を調べたり、想像がつかないテーマに思い当たることを当てはめようとして徒労に終わったり、の繰り返しだとね。。

今はネットで調べがつかないことはないものの、ウィキペディアの日本語とフランス語の両方を調べたり、そこから再び日本語で調べて、必要なフランス語をさらにフランス語でググったりで、時間がどんどんいってしまいます。

リラ子

子どものように時間があるわけじゃないもんね

胡桃

だから必要な勉強はどれか?を選り好みしてしまうんですよね

ペローの童話のストーリーは日本語で読んで知っていても、シャルル・ペローって聞き取れたり書けたりしなきゃいけないのがフランスの子どもの生活。

フランス語を学ぶ外国人として覚えたいことが山ほどあるのに、そんな悠長な勉強、やってられっか(`へ´)  という気持ちになっちゃいます。

ディクテの練習になるような有意義なテキストに作られているのにね。

大人だからこそ、回答から理解するっていう道もいいと思う

子どもは毎日、朝から晩まで言葉と出会い、インプットとアウトプットを繰り返すのが仕事ともいえますし、課題を解いていくときには知っている引き出しを総動員して考えていくわけですね。

ですが高校生くらいになると、答えから過程を考えていける蓄積が備わってきていて、子どものようにがむしゃらに取り組まなくても勉強できる独学のベースができてきます。

話しは逸れますが、2011年にNHKでドラマ化もされた林真理子さんの小説、下流の宴 を覚えている方もいらっしゃるかもしれません、落ちこぼれの珠緒が結婚したい彼の母(黒木瞳)にバカにされて悔しさと結婚のために医学部を目指す勉強中に、回答から問題を解いていくという勉強法などで入試に成功するストーリーです。

私はこの小説を読んで、

胡桃

勉強の仕方を考えれば優等生でなくても私にも道はあるかも?と、フランス語独学に意欲が湧いたのをよく覚えています

玉緒にすっかり感化されました。単純ですね(*^-^)

ですが今の私の学習環境は、先生の音声だけを与えられて、私が出来るまで回答はもらえません。私が聞き取れたかな、、と思っても、内容があまりに不出来だとダメ出しがきます。

ディクテに2日がかり、なんてことも

音声を聞いて書き取って、品詞分解をして意味を調べて、また聞き取って確認する作業ですので、

4、5行のフレーズが終わるのに2日かかることもある状況です。

でも、先生なしで一人でディクテをするなら、よくよくわからなければテキストを見て「あ!そうなんだわ!」と納得すれば上出来です。

私がわかるまで、先生はヒントなどもくださいますが、知らないことは考えても本当にどうしようもないので、時間の掛けどころは見極めが大事だと思います。

わからないことが時々ならともかく、覚えなくてもよさそうなことが重なると、調べることばかりで、さすがに火に水をかけられたようにモチベがシュンとしてしまいます。

例えば、フランソワ1世とジャック・カルティエの、カナダのことに関するディクテもありました。

リラ子

フランスの歴史は革命のことなら日本女性が世界一詳しいと思うけど、それ以外での歴史のテーマは大変そう!

与えられる勉強のよさ。フランス語独学のよさ。

自分にならどんなわがままも許せるから、多少辛くても頑張れて、

頑張ることが目的じゃないけれど、

なぜ、頑張ってるかといえば、

頑張りどころを間違えなければ、結果がついてくることを経験しているから。

でも、先生が私を教えようとしているのは、私にフランス語を身につけて欲しいと心から願っているからに他ならない。だから

と、こうして書いていて気がつくバチ当たりな私。

だから私が間違えてもわかってなくても、親以上の忍耐で両手を広げていてくれるのだと、こうして書いていて気がつくバチ当たりな私。

胡桃

今、しっかり取り組まなかったらどんなにか後悔するだろう・・・

あるテキストのタイトルは、Ne  perd  pas  la  boussole といって、

私は《磁石を失くすな》という意味かと思ったら、《北を(見)失わない》という意味だったんです(゜o゜)

勉強不足&感度不足でした・・

それで、日本語でも何か出て来るかな?と検索してみたら、〈北〉と入力しただけで物騒なタイトルばかりがズラリ!ビックリしました(^◇^;)

でも《北を(見)失わない》には、諸国の言語に同じような表現があり、知っておくべき表現であることもわかりました。

そして、私がお手上げだった内容が、手作りの磁石のこと!

磁石の作り方がわかっていないと、聞き取りようがない内容でした。。。

磁石を作るなんて、経験している人、日本にどれくらいいるのかな? と思って調べてみたら、かなりの検索数であることがわかりました。

フランス語を通して世界が広がることは嬉しいですが、

リラ子

こういうとき、フランス語なんか嫌いになってやるって思うわよ

胡桃

時間のかかり過ぎは大人にはキツイですね

フランス政府も毎日ディクテを推奨しているし、先生はすごく効果的なフランス語の勉強、とおっしゃるけれど・・・

そのうち慣れて来るかどうか、少し様子をみて、あまりに労多かったら潔く笑離れようか・・・。

でも、苦心するほどに意地が燃えて来る私(〃э_э)

おわりに 時間がある今だから取り組むチャンスかも

この記事は2年前の私が書いたものです。その後も苦戦は続きましたが、意地なんて邪魔なだけだと気がつき、聞き取りの限界がきたら私も玉緒にあやかって回答を見て、そこから有り難く学ばせていただくことにしました。

ディクテはそれでも時間がかかります。けっこう疲れます。

他のことに気力体力をもっていかれない自粛の今、時間が無限にあった小学生時代に戻ったつもりで取り組んでみるのはとてもおすすめです。

理由はただひとつ。

ディクテはフランス語、必ず上達させますから!

次の記事でフランスのディクテサイトの使い方をご紹介します。お楽しみに!

下流の宴を読んでみたい方は

眠れる森のフランス語胡桃
お読みいただき、ありがとうございました。

Merci et à bientôt !
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ベルリッツ

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