フランス語の数字は独特のミョーなシステム、覚えるのが面倒で、ついつい後回しにしちゃう。フランスを旅しても、数字は見れば済むことだしさ。数字の勉強は、後でもいいか、とサボりがちだけど、ちゃんと覚えるいい方法を知りたいな。
Bonjour ! 胡桃です。フランス語の数字、私も長いこと苦手でした。そして数字抜きで暮らしは語れない。勉強にも何気に登場するから、いつかはちゃんと覚えなければ・・。
この記事では、きっと自信がつく数字の集中トレーニングの方法、数字と好きなことのイメージづけについて書きました。
フランス語の数字、ずっと苦手なままはストレスじゃない?
フランス語の数字、69までは二桁の数字を左から日本語のように素直に読めばいいですが、70から頑張りどころです。
70は、60+10
71は、60+10+1
80は、20が4つ
81は 20が4つ+1
と、この全部の発音をいちいち書く&言う。
頑張りどころといいますか、「後回し」にするか「苦手なの〜でもまあ、いいか」の分かれ道でもあったりします。
ですが、たかが数字。数字に意味があるわけでもないし、性があるわけでもないので、達成感を感じられる、とてもやり甲斐のある学習事項です。
苦手意識があっても、苦手なままにしておけばあやふやストレスが続きますが、だからこそ、えいっ!とやっつけてしまえばスッキリ上達しますね(*^-^)!
私は数字あやふやはストレスだしカッコ悪いなと思い、苦手脱却しようと一念発起しました
数字に一念発起なんて大袈裟だわ〜、でも、私も今のままだと苦手ってずっと言い続けるかも
フランス語の数字は集中トレーニングで自信がつくよ
1から100まで、そして999までだって、3週間くらい集中して仕込んで駆け抜けてしまうと苦手意識はなくなります。
実際にやってみると苦手が自信に変わりますw
あなたが好きなものをイメージしながらやれば楽しくなるし、記憶も定着しやすくなるでしょう。
フランスに行ったら買いたい憧れのブランドの品物の値段を想像してもいいですし、マカロンが70個、とか、あなたが数字をフランス語でイメージする手がかりもきっとあると思います。
えっ、3週間フランス語の数字ばっかり?
そうです。1日に10までくらいにしておいて、まず聞いて、次に発音記号*を見ながら聞いて、繰り返し聞いて発音して、最後にスペルを覚えるのがいいですよ
でも、70からはやっぱり気が進まないわ
日本とは暮らしのシステムが違いますからね。70からはしつこいくらい繰り返すんです。でもバレエを習っていれば6までは体に入っていますから、意外と楽勝かもしれませんよ
ああ、そうね。日本のバレエは数字もカタカナフランス語、発音に気をつけないと!
*数字の発音に関しては、発音記号でなくアルファベットで表記されている辞書が多いです。
フランス語の数字、時間、金額の聞き取り、不安を解消!
フランスに住むようになって、自分の生年月日を言う機会も多々あります。
早口(フランスの普通だけど(^_^;)で聞かれるといつも緊張して、スラスラとは出てきませんでした(´・ω・`)
数字、いつまでもこのままではいけない、と攻略法に悩んでいたときに見つけたサイトが すごく役立ち、あなたにもオススメする次第です。
フランス語の綴りと発音のきまりを動画で学ぼう の記事でもご紹介した https://www.podcastfrancaisfacile.com
の中の、数字コーナーでトレーニングしました。
特に 電話番号を聞き取るレッスンと 図書館の本の数を聞き取るレッスン
は有意義でした。
電話番号のレッスンは0から99まで、図書館の本は0から999までのレッスンで、本の分野などの名詞も覚えられます。
こちらのサイトの数字の学習は4桁以上の大きい数字も含めて20レッスンにわたっていますので、どれを選んでよいかわからなかったら、まず電話番号を、2桁の数字がばっちりになったら図書館のレッスンをおすすめします。
私は電話番号と図書館の本のレッスンを、3週間毎日やりました。
数字を単体で覚えるより、日常生活に即した練習問題の方が燃えます♪ (*ゝω・*)
練習問題のボリュームもあるので集中力を切らさないように頑張りました。
毎日テストのように繰り返し、やってもやっても、間違えます。
聞き取れないのもあったし、ついていけなかったり、書き間違いもある。
何れにしても、間違いは間違いΣ(; ̄◇ ̄)
で、ここで聞き取れるようになると、数字をスラスラと言えるようになるわけです。
問題の順序を入れ替えたりしながら3週間集中して繰り返してみて
苦手意識200%だったフランス語の数字にだいぶ自信がつきました
数字には、綴りと発音のきまりがそっくり結びついている
フランス語の数字のスペル、長いですね。
でも、発音とつづりの関係がそっくり当てはまるので、これが結構面白い!いい勉強なんですww
音声を聞きながら、発音しながらゲーム感覚で書いてみましょう。
聞き取れると嬉しいし、スイスイ書けると自信を感じるわ
数字の集中トレーニングのコツ
フランス語学習にはいくつもの学習項目がありますが、数字は数字として文法などと切り離して数字だけに集中すると、想像するよりも大きな効果が上がります。
数字の勉強のポイント
- この3週間は、数字以外の勉強を気にしないようにするのが成功のコツ。
- 家事に仕事に忙しい大人は毎日の勉強量を多くしないことも毎日続くポイントです。
- 3週間過ぎるまでは諦めないこと。気が重いことには積極的に立ち向かってしまった方がおトク♫
数字の不安をスッキリ解消して、楽しく独学を続けるためのポイント
- 覚えにくい数字は目につくところに貼っておく
- 大きめの付箋に苦手な数字を大きく濃く←重要 書いて壁や冷蔵庫に貼り、目に入ったらその数字を読み上げるようにすると、小さな手間で大きな効果が。
- 集中トレーニングは3週間でいったんおしまい。その後もあやふやになってきたら、その都度「フランス語の数字の日」を設けて補強するといいです。1日でも2日でも効果があります。
私は壁に何でも貼ってしまうのですが、色+黒々と書かれた文字は存在感が格別、記憶にもしっかり残ります。気になったらぜひお試しください。
付箋はピラピラするのがちょっとね、
という場合ははがれないタイプを。
ポストイット 強粘着ロール ピンク グリーン
25mm×10m 各1個 ¥438
行きた数字がパリのブロカントにあった旅の話
パリを旅していたある日のこと、セーヌ川沿いのブロカントの、吹けば飛ぶような店先に、バレエのレッスン風景が描かれた油絵が風になびいていました。
こよなくバレエを愛する私の目は釘付けです。
有名な画家による作品でないものの、画家が表現したかったことが手に取るようにわかる絵。プロフェッショナルな激しさではない、大人のクラスの穏やかさ、品の良さがバレリーナの表情から伝わってきます。
セーヌ川の辺りで他の絵に混じって吊るされているのはあまりに忍びない、
欲しい。絶対、欲しい。
値段を尋ねると、80ユーロ とのこと。
おー、私が勉強を避けてきた 20が4つ=80 ではないか。
私に80以上のフランス語の数字がインプットされた瞬間でした(〃 ̄▽ ̄〃)
滞在していたアパルトマンに大急ぎで戻って80ユーロのキャッシュを掴み、セーヌの風に吹かれていた絵を買いました。
ウイーンの住まいに持ち帰り、近所のガラス店で額装してもらって(お店のご主人に、素敵な絵だね、とすごく褒められました)、今再びフランス語の数字が分かったときの感動はそのままにフランスへ戻ってきたわけです。
おわりに 好きなことが記憶を倍増させる
数字に自信がなかった頃の私は、大好きなバレエのおかげで「3は大きな3羽の白鳥 トロワ trois」とか、パ・ド・カトル quatre や白鳥の湖の6人 six の花嫁候補のイメージなしではフランス語の数字のイメージがわかなかったです。
数字といえども、最初は自分が大切 にしている世界からイメージをつなげると覚えやすいものとつくづく思います。
そして、数字の理解が耳、口、手、と進んであやふやが解消されると、イメージと結びつけて頑張った日は本当に昔のことになります。
フランス語は学習項目が盛りだくさんですが、なるべく学び始めの早い時期に集中トレーニングをして自信をつけていくと、その後の勉強もパワフルなものになると思います。
ドイツ語を習い始めたばかりのレッスンで突如数字が始まり、わけがわからないままドイツ語の足し算までビシビシ教わり、そのときはレッスンが早く終わることだけを願っていましたが、今もその先生に感謝しきりです。
Merci et à bientôt !
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