フランス語を習い始めてわりと早い時期に覚える動詞の一つがmourirね。だから「亡くなる」はdécéderは馴染みがないわ。どちらも同じように「亡くなる」を表すの?何か違いがあるのかしら?
Bonjour ! 胡桃です。フランス語の複合過去でêtre を伴う動詞としてmourirを習うので、深く考えずに使ってしまう単語ですが実はデリケートな意味の違いがあります。知っておきたいポイントをお伝えしますね。
フランスで一般的な「亡くなった」は décéder
フランス語で「亡くなった」は、mourir より décéder
辞書でdécéderを引くと、カッコ書きで公用文や改まった表現で用いる とあるのですが、これを気にすると非常にマズイ。じゃあ mourir でいいの?となると、礼を欠くことにもなりかねない。
「誰々が亡くなった」は、身内にも他の人にも décéder を使います。
動物には人との区別として mourir を使うことが多いようです。
mourirを辞書で引いてみて。意味を知ってるからあえて引かない動詞だけど、なぜ décéder を使うのか、わかるよ
きゃー!!mourir は怖〜い言葉ばっかり!mourirよりdécéder を先に習うべきね
辞書にあるとおり、mourirはちょっとコワイことを意味する。違いはこんな感じ
- 「morir」は命ある全てに当てはまる、生命という機能の喪失、破壊を意味する普通の言葉。
- 「décéder」は婉曲表現であり、もともとは出発を意味し「人の死」と定義されている。一般的にはmourirより礼儀感が含まれる
ということで、人の死には décéder と覚えておきましょう。
人によっては décéder という言葉が嫌い、という人もいます。その人なりに「命の終焉」とか、文学的な要素を含んでのことかもしれず、良し悪しは別としてmourirの用途を知っておくと、場面場面で判断がつくかと思われます。
ああ、フランス語の先生が、枯れた花を日本語で「花が死んでる」と言っていたことがあるの。植物が枯れる=mourir ってことね!
木が枯れてしまった時もmourirを使うから、喪失感を感じる言葉ね
辞書からすると悪者がキューバで処Kされた場合はmourirでいけるわね。オホホ。失礼。
(´゜д゜`)?
Merci et à bientôt !
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