フランス語でテレビを見るって、動詞はvoir? それとも regarder ? 両方とも「見る」の意味だけど正しいのはどっち?使い分けもあるのかな?
Bonjour ! 胡桃です。テレビを見るフランス語と、voir, regarderの使い分けについて、映画館、劇場、スポーツ観戦などでの使い方をまとめました。生活に密着した動詞の意味がよくわかり、フランス語に自信がつくと思います(*^-^)
フランス語でテレビや映画を「見る」のは regarder
辞書を引くと、
- 動詞 voir は、「見る」「見える」
- 動詞 regarder は、「見る」「眺める」「注視する」
とあります。
フランス語で「テレビを見る」に使う動詞はregarder で、映画も同じです。
Ma mère regarde la télévision.
マ メーア るギャるドゥ ラ テレヴィズイオン
「お母さんはテレビを見る」
そして、例えばお母さんが見ている番組を、お料理しているあなたがキッチンから
「あら、モンサンミッシェル特集をやってるのね」
のように、テレビ画面が目に入っているだけの状態が voir です。
では、家ではなく映画館や劇場など公共の場所などでは?
特に使い分けを気にする必要はありませんが、voir, regarder に加えて、assister à 〜(見物する)も使われます。
シチュエーション別に見てみましょう。
劇場=le spectacle は?
オペラやバレエなどの公演=le spectacle を観るのなら、
regarder か voir
または
assister à 〜も使われる
お芝居など=pièce de théâtre は?
voir か assister à 〜 がよく使われます。
映画= le film は?
- 映画館で見る場合は voir
- 家のテレビで見る場合はテレビ番組同様に regarder
映画館には「見に行く」という表現をよく使います。日本と同じですね。
On va voir un film au cinéma.
スポーツ観戦=le match は?
- assister à 〜 がよく使われる
- voir, regarder も使われる
「見る」使い分けの結論
使い分けに決まりはなくて観る側の意思や姿勢の熱さで言葉を選ぶような感じね
例えば私は熱烈なバレエファンなので、
ダンサーのパ (pas=動き) のひとつひとつを固唾を呑んで見守る意気込みで客席に座るから regarder ですし、多くのヨーロッパの人々のように娯楽のひとつとして、作品やダンサーにさほど興味がないながら家族でオペラ座に行くような場合や、旅行中、せっかくだから見ておこうかな、という感じなら assister à 〜 でしょう。
「昨日テレビを見た」過去形になると動詞も変わる?
「昨日、モンサンミッシェル特集の番組を見たよ」
と過去形になった場合、フランスでは
Hier soir, j’ai vu l’émission sur le Mont–Saint–Michel.
このように過去形になるとなぜかvoir、複合過去 avoir vu がよく使われるのです。
もちろん、avoir regardé でも全く問題ありません。どちらが正しいのか?を問う必要もありません。
フランス語で「テレビを見る」まとめ
- 私はテレビを見る
Je regarde la télévision.
ジュ るギャるドゥ ラ テレヴィズイオン
- これからテレビを見る
Je vais regarder la télévision.
ジュ ヴェ るギャるドゥ ラ テレヴィズイオン
- きのうテレビを見た
J’ai vu la télévision.
ジェ ヴュ ラ テレヴィズイオン
Merci et à bientôt !
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