Bonjour ! 胡桃です。緑の大地ノルマンディ、街から離れるとクリスマスのデコレーションになる素材がたわわに実っています。柊、バラの実、つる性の植物など、日本にいた時には花屋さんで買っていた素材に囲まれているよう!私も手間をかけずにアレンジとリースを作りました。
ナチュラルな素材は自由に組み合わせて
クリスマス飾りは毎年同じ材料を使っていても、年に1度のクリスマス。瑞々しい緑の飾りつけは香りにも酔いしれつつ、厳かな気持ちになったりしながら植物を束ねていると心が弾みます。
クリスマスのために集める花材は
- ヒバ(フランスでは樅の一種としてsapin)
- 庭のローズマリー
- 柊
- バラの実(今年は取りに行くのが遅かったので無し)
- リース用の蔓
今年は外出制限があったため、材料集めもかなり出遅れました。それでなくても11月から12月は嵐の季節、柊を取りに行かないと!と思ったのは12月も半ばでした。
外出に証明書が必要な最終日だったのですが、買い物に行った後に森で柊を切ろうとした場合、買い物を終えてから証明書を20km3時間以内の移動に切り替えるべきか?とかなり悩みました。
でも家に帰る途中の回り道でもあるし、森で検問はないだろう・・とちょっと緊張して森を通ることにして自転車を走らせました。
秋が深まると、柊がそこかしこで赤い実をつけて生い茂る風景が見られるますが、リースの準備に出遅れた今年はその風景はすっかり刈り取られた後。
赤い実は手が届かない上の方に残っているだけでした。
呆然としつつも、何とか数本切ることができました。マルシェでも売られているのですけどね。
飾りのベースにするヒバですが、柔らかくてボリュームが出て、使い勝手がいいです。
ローズマリーも使いやすく香りもよく、リース作りにありがたいハーブです。
小さなスペースも工夫次第でクリスマスに。
狭い棚の上に飾る方法
我が家の暖炉の、飾りを置きたい場所は、横に長いものの、幅は10cmくらいです。なので背面を高くしてなだらかな山型に作ります。
植物を留めていくのは、オアシスもグルーガンなども使わなくても、フランスなら大抵の家にあると思う、庭仕事で使うような、つる性のゴソゴソしたアイボリー色の紐や、アクリルの太い毛糸が意外と役立ちます。毛糸はグリーンである必要はなく、暗めの色なら何色でも使えます。
- ヒバで左右の長さを決めて、ヒバを左右3本ずつ、真ん中で20cmくらい重ねるようにして、紐や太い毛糸などでからげるように縛ります。
- 残りのヒバと柊とローズマリーは、中心から外側に向かって、からげた紐に挿すように加えていきます。
- リボンを作り、花材の中心の紐を隠すようにワイヤーで取り付けて出来上がり。
私の暖炉は棚が狭いですし、落ちて万一燃えたら大変なので、後ろの壁にくくり付けてあります。
ナチュラルなリースの作り方
- 土台になるしっかりした蔓を丸めて、紐か毛糸を使って輪にします。
- 輪に沿ってヒバを置いて紐か毛糸でくくり付けていきます。
- ヒバで輪を一周したら、紐を隠すように柊やそのほかの材料を紐に挿してボリュームを出していきます。
- リースの上部にワイヤーか紐をつけて壁に取り付けて出来上がり。
こんなはずでは!ライトアップ
フランスでは電池で点灯するLEDのガーランドがポピュラーなのですが、私としては日本のような穏やかなクリア球が当たり前のイメージ、カラーの電球なんて想像だにしていませんでした。ところが、それと知らずに買ってしまった電球はあろうことがマルチカラー(´゜д゜`)?
何と4色!の灯です。写真を撮るとこんなに光ってしまいますが、実際はもっと暗いですが、何だかTABAC(煙草屋)か場末のバーみたい。。
と言ったら夫にエラく受けました(; ̄◇ ̄)
白色のLEDもありますが、色が蛍光灯の白に近い感じでこれも何だかな。そうこうするうちにマルチカラーに目が慣れてきて^^; 来シーズン考えよう。
仕上げに赤い靴下
クリスマスソックスはやはり飾りたいもの、今、せっせと編んでいるところです。
クリスマスの靴下はコロンと丸いフォルムが可愛いいですね。
なのにアメリカの動向に思いを馳せて、手が勝手に編んでいて、気がついたらつま先とかかとの間が普通の靴下のように長くなっていましたが、今年はいいか。
フランスのクリスマスは公現祭(エピファニー:フランスでは2021年は1月3日)まではクリスマスのお祝い期間、その後も1月半ば頃でも余韻が残ります。
作った飾りもあと数週間飾ることになるので、植物もさすがにドライになるため、時々差し替えたりします。
皆さまも素敵なクリスマスをお過ごしくださいませ。
Merci et à bientôt !
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