フランスのビストロで食べたカリッと揚がったフライドポテトが忘れられないの。家で作るといつも油っぽくてクッタリしちゃってがっかりよ。サクサク&カリッカリに仕上がる方法を教えて!
Bonjour ! 胡桃です。フランスのフリット=フライドポテトをビストロのように揚げるなんてムリ?と思うあなた、今夜から必ずカラッと揚がるフライドポテトの揚げ方をご紹介します。
ヨーロッパで暮らすうちに、気がついたらジャガイモが主食代わりになっていました。
私が住む北フランスはベルギーのようにムール貝のワイン蒸しも名物のひとつで、熱々のフライドポテトを付け合わせにいただきます。
フランス料理の視点からは、フライドポテトは温度を変えて2度揚げしますが、私の方法は1度だけで、ジャガイモに粉をまぶしたりもしません。
誰でも金色のフライドポテトがカリッと揚がるコツは、油の温度。
それではカリッと絶品のフライドポテトの作り方を見ていきましょう!
カリカリ絶品フライドポテトの所要時間
ジャガイモを洗ってから盛り付けまで約30分。
カリカリ絶品フライドポテトに必要な道具
- ジャガイモを水にさらすボール
- さらしたジャガイモを上げるザル
- 揚げ物鍋か深めのフライパン
- 菜箸
- キッチンペーパー1〜2枚
- 油を切るお皿
カリカリ絶品フライドポテトの材料
- ジャガイモ:日本ならメークイーンが使いやすいですが、男爵でも作れます。家にあるじゃがいもでOK
- サラダ油
- 仕上げの塩
誰でも失敗しないフライドポテトの作り方
- ジャガイモを好みの太さに切り、5分くらい水にさらします。
- 水にさらしたジャガイモをザルに上げます。水気はふき取るらなくて大丈夫。
- 揚げ物鍋にサラダ油を入れます。サラダ油の量はジャガイモが十分に隠れるくらい。
- 油を入れた鍋を中火にかけ、すぐに、鍋にザルに上げたじゃがいもを入れます。
カリッと仕上げのポイント1
油は熱しないで、温度が上がらないうちにジャガイモを入れます。
油を熱した方がカリッと上がりそうな「気」がしますが、べっとりクッタリ出来上がってしまいますので油を熱するのは禁物です。
油の温度が上がっていないということは? ジャガイモの水気を拭かなくても油がはねることもありません。
冷たい油にじゃがいもを入れて火にかけても問題なし。大丈夫なんですよ(*^-^)!
5. お鍋のじゃがいも同士がくっつかないように菜箸で軽くかき混ぜます。じゃがいもの量やお鍋の大きさにもよりますが、中火のまま、じゃがいもがくっつかないように時々さっとかき混ぜながら、15分くらいを目安にじっくり揚げます。
カリッと仕上げのポイント2
フライドポテトをカリッと揚げるには、時間をかけてじっくり揚げるのがコツ。高温の油でサッと揚げるとカラッと揚がりそうな「気」がしますが、低温からじっくり揚げるのがカリッと揚がる秘訣です。
6. 揚がってくるとじゃがいもが柔らかくなり、くっつきやすくなりますので、柔らかくなる前に、さっとかき混ぜます。
7. じゃがいもの色が徐々に明るくなってきます。じゃがいもが菜箸に当たる感じはまだ柔らかいですが焦らずこのまま揚げ続けます。
8. じゃがいもが金色になってきて、固くなる感触が出てきたら、もう一息!
ここで油の温度を上げて仕上げです。
すると、じゃがいもが棒のように固くなります。
菜箸が棒?に当たるような感触にあったら出来上がり!
じゃがいもをお鍋から上げてキッチンペーパーを引いたお皿などに移して油を切ります。
わあ〜、お皿に盛り付けるときに「カラン♫」って音がするわ♡
フライドポテトを絶品に仕上げるコツは、低温でじっくり揚げることだけです。全部お鍋が作ってくれる感じですね
フランスの美味しいゲランドの塩を使ってみない?
フランスの代表的な塩、ゲランドの塩を絶品フライドポテトに合わせてみませんか?
ゲランドの塩とは? 画像に写っている白いつぶつぶなのですが
塩田の水面に最初に浮かぶ小さな白い結晶を“花びらを摘むように”手作業で丁寧に収穫した希少な塩です。現地では「塩の花 フルール ド セル」と呼ばれ、フランスの一流シェフたちに愛用されています。
水分を含み、しっとりとしており、まろやかな塩味の後に、ほんのりとした甘みが広がります。粒感が一般的な塩より、大きめですが、硬いわけではなく、噛むとシャリシャリとした食感が特徴です。 食感もお楽しみいただきたいので、仕上げにふりかけてご賞味ください。
贈り物としても最適です。 ーアマゾン商品紹介よりー
料理に振りかけて使う塩として味わいは最高です。料理の素材の味が引き立ちます。例えばサッとあぶっただけの牛肉にゲランドの塩をつけていただいたり。
私は鯖の塩焼きも、日本の塩はないのでゲランドの塩で美味しくありがたくいただいてとても幸せです(*^-^)!
旅行のお土産としてもとてもおすすめです。
絶品フライドポテトの作り方まとめ
この作り方は拍子抜けするほど簡単にカラッと揚がりますね。
絶品フライドポテト作り方まとめ
- 油は低温から時間をかけてじっくり揚げる
- ジャガイモがくっつかないように時々かき混ぜる
- ジャガイモが金色になってきたら油の温度を上げて棒のように固く仕上げる
家で出てくるフライドポテトがいちばん!と家族や友達をうならせましょう!
昔ドイツ語の先生に教わったのですが、マヨネーズをソースがわりにしてもとても美味しいです。
最後に、私がカリカリフライドポテトには油の温度がこんなに大事!を学んだのは料理家の脇 雅世さんの著書のおかげです。
私がパリに足を運ぶようになって、脇さんが紹介される「フランス生活の横顔」は、それはワクワクするものでした。
簡単に経歴をご紹介しますと
ル・コルドン・ブルーパリ校で学ばれ、トゥール・ジャルダン等で研鑽を積まれ
1980年から1991年まで毎年、マツダ・レーシングチームの料理長として24時間耐久レース「ル・マン」に参加。
その後も服部栄養専門学校国際部ディレクター、NHK「きょうの料理」など多方面でご活躍です。
フランスの暮らしについて、次のように言葉にされています
必要以上にモノをもたない。
お金をかけず、頭とセンスを使って素敵に暮らす。
フランス式の生活感覚にすっかり魅了されて以来、”労力にも財布にも環境にも優しい”をもざして孤軍奮闘。
時間と知恵がくれた贈り物と言える「快適」をここに凝縮しました。
ーフランス仕込みの節約生活術よりー
「フランス仕込みの節約生活術」などの著書は現在は中古本のみで増版されていませんが、多忙を極める女性だからこそ生み出されたアイデアの数々はまさに珠玉といえるでしょう。労力少なく時短作業の工夫をする「暮らしの視点」は目から鱗がいっぱいです。画像をクリックするとアマゾンのリンクに飛びます
Merci et à bientôt !
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成功しました!
胡桃さん、すっとやってみたかったんですけど、うちの畑にはタロイモやタピオカ芋があるのでポテトを買う機会がなかなかなくて。
でも念願かなってやっと今日できました。
棒になるのを目安にということで。
はい、できました!
このくらいかなっておもったところより少しガマンしました。
あまりに美味しいのでビール出して飲んじゃいました!
良いことを教えてくださってありがとうございました
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みさこさん、いつもありがとうございます。
お試しいただいたのですね、美味しく出来上がってよかったです(^^)
タロイモやタピオカ芋、どんなお芋でしょう? 里芋の家族のような感じかなと想像していますが、お庭での収穫はいいですねえ!