学校生活でいろんなことがあるのは何処の国も変わらないと思うけど、いろいろある「その場」にまたしても!!2週間も行かなくていいって、それだけでもステキだなあ。
Bonjour ! 胡桃です。年末年始のノエル休暇が終わったばかり←に感じる、フランスの学校、また2週間の冬休みです。子どもにとって学校の集団生活が主体の毎日は、学校が宇宙!のように楽しければ別ですが、学校で今ひとつ盛り上がらなかった者にとっては学校が人生の大部分でない日常は本当に羨ましいばかりです。
今日はフランスの2月のバカンスの様子と学校の休暇=連休の日程についてみていきましょう!
フランス語の日記もあります。
フランスの学校には次の5つのバカンス=長期休暇 があります。
新学期は9月なので、その順番で記しますね。
・Les vacances de la Toussaint
11月1日のトゥーサン/万聖節をはさんだ2週間の休み
・Les vacances de Noël
年末年始をはさんだクリスマスの2週間の休み
・Les vacances de février
2月の冬休み、2週間
・Les vacances de printemps
イースター(復活祭)をはさんだ2週間の春休み
・Les vacances d’été
7月初めから9月初めまでの2か月の夏休み
フランスの学校は、3つのゾーンに分けられている
これがフランスの学校の区分けマップ=carte des academies
(2016年1月改定版)
冬休みはフランスのスキー観光事業も考えられているんだって。
画像はアルプスのリゾート クールシュヴェル。
3つに分かれている学区は、ゾーンA, ゾーンB、ゾーンC と呼びます。
2月のバカンスと春休みは、3つのゾーンが1週間ずれながら順々に2週間の休暇に入ります。
理由は、フランスの観光需要で、年間を通じて国内の移動がスムーズになるように、特に冬は、北アルプスへスキーへの流れをよくするためで、フランス全土が一斉にアルプスに向かったら大変なことになってしまうのを防ぐ策です。
それで、2016年にはスキー需要のために フランスの学校区域、carte des academies が見直されました。
世界中からスキー客が訪れる場所だもんね。子どもの時からそんな場所で遊べて、すごいなあ
クリスマス休暇は遠くに住む家族も顔を合わせる機会、日本の年始のような感じで、ウインタースポーツはもっぱら2月の冬休み。
街に移動スケートリンクが設置されたりします。
2023年のフランスの冬休みの日程
カレンダー上は日曜日から休みの表示になりますが、実際は金曜日の夜や土曜日から、と言ったところです。
ゾーンA:フランスの真ん中から南の方
2月5日日曜日〜2月19日日曜日まで
ゾーンB:フランス北部と地中海沿い
2月12日日曜日〜2月26日日曜日まで
ゾーンC:パリ、ベルサイユ、トゥールーズなど
2月19日日曜日〜3月5日日曜日まで
環境客が注意するべき週末:3ゾーンのバカンスが重なる2日間
2月18日土曜日、19日日曜日
スキー場、鉄道の混雑はもちろんのこと、スキーならずとも人が出る週末です。
スキーバカンスとは人が集まるアムールバカンス。なぜかスキーの道具やウエアは不要。詳しくはこちらの動画をご覧ください
フランスの移動スケートリンク
私の街には2月のバカンス時期に、小さなスケートリンクが設置されます。
3年前、私もおそるおそる、○0年ぶりでスケートに行きました。
20メートルX15メートルくらいのごく小さなリンク(〃э_э)
このリンクの使用料は、貸し靴込みで
子ども5ユーロ
大人 7ユーロ
リンクは小さいものの、雨でも滑れる屋根付き。
そりゃそうよね、いっつも雨の街だからさ♪
リンクには音楽が流れ、ミラーボールはぶら下がってるし、氷上には華やかに人工的な明るい色のライトが回って♪
Sur la glace, les patineurs prennent du bon temps.
スケーターたちは氷の上で楽しいひとときを過ごします。
隣設の chalets/山小屋(ここでは売店, buvette)からはホットワインとシナモンとお砂糖の甘い香りが。
chalet のムッシューは今のところヒマそうですねww
フランスの冬のシンボル♡ 白クマちゃん。
手や腕に、大人も座ることができます。
2日続けてリンクに行ったら、前日と同じ子どもたちの顔ぶれが(*^-^)
子どもたちも私に気がついて、Bonjour を交わして。
子どもたちは転ぶことなど恐れないので私も勇気が出てきます(゜o゜)
ちびっ子は必死の形相ながら、自分と同じレベルのおばちゃん←私 がいて安心するような表情にも見えて(笑)
このリンク、私は滑らずに毎年氷を見送っていました。
滑りたいなあ、どうしようかなあ、とモヤモヤ迷っていたのは本当に勿体無かった。
頑張る子どもたちのはしゃぎ声と笑顔の中で、すっごく楽しかったです。
フランス語でスケート日記、大過去の時制もかんたん!
フランスの学校のバカンスの説明と、スケートを楽しんだことをフランス語日記にしました。
複合過去と大過去の使い方もご参考になることがありましたら嬉しいです。
Les écoles de France commencent les vacances de février.
フランスの学校は2月のバカンスに入りました。
*de la France と書いても間違いではありませんが、この場合は de France の方が一般的。
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Cela dure deux semaines.
バカンスの期間は2週間。
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La France est divisée en trois zones A,B,C.
フランスはA,B,C の3つのゾーンに分かれています。
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Selon la zone où l’on habite, les dates des vacances sont différentes pour les vacances de février.
私たちが住んでいる地域によって、2月のバカンスの日にちは違います。
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Actuellement, la zone A et la zone C sont en vacances.
目下は、ゾーン A とゾーン C がバカンスに入っています。
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Dans ma ville, on peut faire du patinage du 10 février au 11 mars.
私の街では、2月10日から3月11日まで、スケートをすることが出来ます。
*faire du patinage:スケートをする
スケートリンクは une patinoire または une piste de patinage
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C’est une petite patinoire mais on peut patiner même s’il pleut car il y a un toit de toile.
リンクは小さいものの、(toile は布という意味ですが)屋根があるので雨でも滑ることが出来ます。
*toit:日本語では青空でないものは「屋根付き」という表現をしますが、このような場合は、protection la pluie など、雨を防ぐようになっている、という表現も使われます。
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Cette après midi, j’ai fait du patinage pendant 2 heures avec des enfants qui viennent de la zone C.
今日の午後、ゾーン C (主にパリ)から来た子どもたちと2時間滑りました。
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Le lendemain, j’ai encore fait du patinage, j’ai revu des enfants que j’avais vu hier sur la patinoire et nous nous sommes dit bonjour.
翌日、私は再び滑り、昨日会った子どもたちと再会、ボンジュールを交わしました。
*時制
今日、日記を書いている時点から過ぎたこと(時間)をみてみましょう。
昨日会った→大過去
今日再会した→複合過去
時制は決して難しくないね(*^-^) もしわからなくなったら胡桃が滑って転んでいるところでも思い出して!
フランス語で日記を書くなら、手元に起きたい本2選。
フランス語日記 (日本語) – 2018/12/1
◆ステップ1 何を書けばいいかわからないときは、例文をそのまま書き写してもOK。
◆ステップ2 単語や表現を入れ替えて、オリジナルの文にしてみよう。
◆ステップ3 続けることで表現力・構成力が高まって、書くことがだんだん楽しくなります。
1980円/Kindleは1540円
改訂版 フランス語でつづる私の毎日 (日本語) – 2020/1/10
杉山 利恵子先生の人気の著書の改訂版が出ました。
1870円。
フランスの子どもたちのバカンスはそんなに華やかか?
フランス人皆が皆、バカンスに旅行するわけでは決してありません。
学齢期の子どもがいる親は、職場でもこれらの期間に優先的に休暇を取ることができるので、(親はだいたい1週間の休暇)子どもに色々な体験をさせることができる大切な機会でもあります。
クリスマス休暇の頃にスキー旅行の計画を立てて家族でアルプスへ、という家庭もあれば、どこへも行かない、何もしない、という家庭も普通にあります。
しかし2週間もの休み、勉強の遅れを取り戻したり、親が子どもに何かを仕込もうとする時間はたっぷり(つ゚o゚⊂)
子どもたちも学校で辛いことがあっても、ちょっと頑張ればまたバカンスだということで、2週間も経てば気分も一新できるのではないかと想像します。
Merci et à bientôt !
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