Bonjour ! 胡桃です。フランスはかぼちゃの季節になりました。マルシェにも大小のかぼちゃが並び、ディスプレイに工夫を凝らしている風景は本当にメルヘンの世界です。この記事ではそんなマルシェの様子をお話しします。
最初はフランスのカボチャにがっかりしたが
フランスに住んでマルシェに巨大なカボチャが並ぶ季節になったころ、一度買ってみたものの、日本のかぼちゃと似て非なる食感と味わいにがっかりして、その後は年に一度くらいしか食べていなかったのですが、最近味付けのポイントを知り、やっとフランスのカボチャと親しくなれた感じです。
初めて買った時、煮物にしたのかスープにしたのかも覚えていないのですが、日本の味覚の思い出ばかりが残っていた当初はそれこそ、どのように料理したら良いか、味の迷子になっていたように思います。
しかし最近、フランス生活もいつの間にか長くなり、それこそコロナのおかげ?もあって、良い味へ持っていくポイントがわかった感じ(^-^)v ジューシーでしかも本当に体のためになる味付けがわかり、マルシェで野菜を買う楽しみが大きくなりました。
カボチャのスープのレシピは次の記事で投稿しますね。
野菜の店がひしめくマルシェ
私の住む街のマルシェは、小さな街が隣り合わせているため、月木以外はどちらかの街でマルシェが立つので生鮮食品の買い物は便利です。
写真の野菜のお店はマルシェの中でも地場の新鮮な野菜が並ぶ、マダムも価格も親切なお店です。
place du marchéという屋根付きのマルシェの場所は薄暗いのでカボチャのランタンが灯りを放っていました。巨大なカボチャをくり抜くのもお手のものなのでしょう、しかし気迫が感じられる見事な作品です。
このマルシェは野菜の店が何軒もあります。気候の良い時期が終わると週末以外は出店が少ない日もありますが、野菜果物を売るお店は10軒くらいあるかな。どこで買ったらいいのか、私も最初はウロウロするばかりでした。
人、鮮度、価格の人気商売でしょうか。これだけ数があると、笑顔に引かれ、その人の氣に惹かれる部分は大きいです。溌剌とした姿には野菜と一緒に元氣もいただく感じ、家に帰ってその野菜を見ているだけで売り手さんの活気が思い出されるのです。
レタス1個が他のお店より20サンチーム高くても、あったかい心意気が感じられるとそこで買いたくなったりするのです。
o(*⌒─⌒*)o
お一人様用のごく小さなカボチャを
いつも小さなカボチャはないかと探すのですが、今回もいちばん小さなのを買いました。会計をしつつマダムはそれを手に乗せて、「う〜ん、大きいから3日食べられるわね」とあまりの小ささに笑い合いました😄
家でスープを作ると実際に一人分で3回か4回分になるのでまた笑ってしまいましたが、シャキシャキと身がしまっていて秋の宝石のようでした。
フランスに住み始めた頃から、大きなカボチャを見ては、皆んなどうやって食べるのだろう?家族が多いのかな?などと思っていましたが、同じマルシェの別の店ではカットしてビニール袋に詰められたカボチャが売られていました。
日本のカボチャは皮が固くて歯が立たず、切るときにはケガしないように氣をつけないとと思ったものですが、こちらのオレンジ色のカボチャは皮は巨大ながらも危険度ゼロ(*^-^)! スルスル剥けるし、スープは皮ごといただけるので、剥かなきゃならないひと仕事ではありません。
カボチャの季節の闇話し
ここからは今の世の中のおかしさに興味のある人だけ見ていただければと思います。
オレンジ色の巨大なカボチャはシンデレラの馬車を連想するわ。そしてハロウインのシンボルね。このハロウインというイベントは何なの?
世間の楽しいイベント、商用的なイベントと言ってしまえばそれまでですが、悪魔だのお化けだの、世の平和からかけ離れたキャラクターで溢れます。一説によると、そもそもハロウインを仕掛けたのは、きょうびの流行り病だの予防ナントカだのを仕掛けたのと同じ側の者たちらしい。
(´゜д゜`)?
あ!つまり、悪魔だの不気味なものを世の中に浸透させて、私たちの日常の一つにしてきたってことね
オレンジ色の花を飾ったり黒ネコのモチーフは確かに可愛いけど、商業的な楽しさと背中合わせに怖いことを煽ってる感もあるわね
シンデレラといえばディスニー。シンデレラの継母の飼い猫の名はなぜかルシファ=悪魔。日本には悪魔という文化はないし、言葉だけの存在だけど、欧米では最も邪悪なもの。シンデレラストーリーという華麗な成功物語の中に、悪魔の存在も仕込まれてる奇妙なお話です。
シンデレラ城がシンボルのディスニーランド、最近は毒珍打つと入場料を割引にするという、未だに妙な場所。
(・・?)
私の街の方は、ハロウインは例年ほど盛り上がっていない様子です。今はただただ子どもたちの健康を祈るばかりですが。
皆んなが一斉に悪魔を呼び込むようなイベントは気持ちいいものじゃないわね。あたしはパスだな。
Merci et à bientôt !
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