フランスのパンは物珍しさもあって美味しいけれど、食パンは日本のパンの方が断然好きだな。家でパンを焼きたいと思ったことはないけれど、こねるだけで大変そう!たまに焼くものよね?
Bonjour ! 胡桃です。コロナ騒動がきっかけで家でパンを作るようになり、今や毎日パンの喜びを感じています。この記事以降から、私が毎日食べているしっとりもちもち食パンの作り方をご紹介します!自家製パンがうまくいかなかった人も、ぜひご参考にと思います。今日はレシピを公開できるようになるまでの試行錯誤時代をお話ししようと思います。
sommaire/目次
家で毎日のパンを焼くのが当たり前になった
私が今のようにパンを焼くようになったのは、ありもしなかったウイルス騒動によるロックダウンがきっかけです。
日本に住む皆さんには想像もつかないことと思いますが、フランスは、外出は許可証必須で1日1時間1km以内まで、違反は罰則という弾圧ぶりでした。そんな折、他の国に住む友人もテレワークになり、家でパンを焼いていると聞き、じゃあ私も!と思い、今日に至っています。
料理もお菓子作りも好きな私ですが、パンだけは世界が別のような気がして、家で焼くことはないと思っていましたが、友人が送ってくれた焼きたてパンの写真を見て、挑戦してみたくなりました。
家のオーブンで焼き上がってくる嬉しさと大変さ
家でパンを焼けるようになると、パンを買うために買い物に行かなくてすみます。もちろん、スーパーに行くのは他の買い物もあるし、パンを作る小麦粉も買わなくてはなりません。
でも、いつも日付の新しいパンが置いてあるのではないフランス、目当てのパンが品切れもよくあるフランス。今日は新しめのパンが買えるだろうか?という心配はいつものことですが、家で作れるならそんな余計な心配ともおさらばです。
もう一つは、日本語風に言えば、間違いなくお財布に優しいです。今現在(2022年3月末)、小麦粉も値上がりしていますが、小麦粉で買った方がはるかにお得です。
一方で大変なのは、パンは時間の芸術?と思うほど、パンのタネは生き物ですから、仕上がりは仕込みの時間に左右されます。
そして、温度湿度にも左右されるため、作る度に仕上がりが違うと言っても過言ではありません。
時間と温度湿度。気持ちにゆとりがないと、うっかり失敗してしまうこともあり、忙しい日常でパン作りに専念するのも大変なときがありました。
家で主食であるパンを作れるって、かなり満たされる
画像のパンは食パンの前、作り始めの頃のものです。
日本の家庭にお米があり、炊いてご飯を食べるように、フランスでも家庭に小麦粉があり、それでパンを焼く、というのは日常の安心感にもつながります。
そうね、主食なのに、買いに行かなきゃならないっていうのもへんな話よね
私の家からパン屋さんまで2.5km、徒歩25分。家で、しかも自分好みのパンが焼けるなんてサバイバル面からも最高に嬉しいことよ
フランスのパンは美味しいのに、自分好みってどんなパン?
日本のイギリスパンのように、引きの良い皮、引きの良い、もちもちふわっとしたパン。あっさり塩味で、バター風味はパスなの
日本のイギリスパンが成功するまで1年かかった
友人に誘われてパン作り、友人はパン焼き器を使っていましたが、私はまずはレシピを見つけようと思い、日仏の動画を幾つか見て、文字通り見よう見まねで始めて、一応それらしいものが形になって焼き上がりました。
今とはほど遠いパンではありましたが、味もまずまず、家でなんとかなりそうという手応えが嬉しかったのをよく覚えています。
その後、作る度に、ああしてみようか、こうしたら?と、使う小麦粉、焼き型、発酵の具合と時間、焼き時間などのABテストをコツコツ重ねる日が続きました。
大きな問題は、なぜもっと膨らまない?の一点でしたが、失敗はまさに成功の母。季節による発酵温度の工夫の必要もわかり、今は毎回決まった分量を時間通りに決まった温度で、ほぼ機械的に作れるようになりました。
試行錯誤を重ねること1年。
家族にも知人にも喜ばれています。
フランスの美味しい小麦粉を使って、日本のイギリスパン風のパンを毎朝、
ああ、なんて美味しいんだろう、なんという幸せ、と噛みしめています
手でこねるなんてパス!パン作りが長く続いている理由
私も挑戦したいと思って動画を見たこともあるけど、皆んな長時間手でこねていて、あたしゃとてもムリ!と思うわ。専用の場所も必要でしょ?胡桃さんもこねてるの?
まさか!フランスでだって手でこねてたら手を傷めると言われてるのよ。
ということで、次回はパン作りに必要な道具の説明からお話ししていきたいと思います。
お楽しみに!
お家でパンとフランス語!頼りになる友
Merci et à bientôt !
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