コロナがこんなに長引くなんてね。マスクも行動も、普通じゃないことが当たり前になった感じね。こんな変な毎日をフランス語でどんな風に言うの?
Bonjour ! 胡桃です。フランスは2度目のロックダウン中、このような「ただならぬ時世を生きていく」という表現を、「変な」という日本語とともにみていきたいと思います。
フランス語で「コロナの世を生きていく」
今やいつ終わるとも知れなくなったウイズコロナの日常。このようなフランス語フレーズには、まさに日本語の「世を渡る」という表現がフランス語でもぴったりきます。
表現はいくつも考えられますが、次のような表現があります。
Nous traversons‿ une drôle d’époque.
ヌ トらヴェるソン ズュヌ ドろル デポック
動詞 traverser 、日本語の渡る世間ね。でもdrôleっていうのがなんだかな?
知っておきたい drôle の意味2つ
フランス語を勉強し始めて、わりと早いうちに出会う形容詞、drôle ですが、「滑稽な」という意味だけではなく、「変な」という意味もあるのです。
drôle には
- 「面白い」という意味の amusant と
- 「変な」という意味である étrange の意味もあります。
フランス語で「変な」は2つ
- drôle:滑稽な 面白い、奇妙な、おかしな、変な
- étrange:奇妙な、変な、風変わりな
意味は似ていますが、drôleの方が「おかしい感じや変な様子」を色々に表します。
前の記事で、移動制限令が出たらトイレットペーパーの棚が空っぽになった様子を “drôle idée” と言った話をしましたが、
言い得て妙なり〜便利なフランス語ね。面白いわ
冠詞 d’époque について
なぜ l’époque ではないの?と思うかも知れません、フランス語の妙なる冠詞の用法の例を記しますね。
用法1 Cet homme est drôle = Cet homme est amusant.
「この人/男は面白い」
用法2 C’est un drôle d’homme = c’est un homme étrange.
「それは変わった人/男だ」
という違いがあり、
Nous traversons une drôle d’époque.
は、用法2と同じで、このような場合は d’homme (de hommeの省略形) と同じく、“de“ を用いて d’époque と表す文法です。
Merci et à bientôt !
この記事へのコメントはありません。