衝撃の証言 その1 私のC先生の話
C先生は1年前から日本語を「書く」ことに本格的に取り組み、「とめ、はね、はらい」と書き順の習得に励んでいました。
慣れない筋肉を使って手を痛めてサポーターを巻いていらしたこともあり、日本語を書く「ペン」選びが切実な問題になってきて、先生はパリで手にあった万年筆を見つけました。
問題は、この時のお買い物フレーズ。
素敵なペンを見つけたC先生は、お店の人に
“Puis-j’essayer d’écrire avec ce stylo ?”
ピュイジェセイエ デクリール アヴェック ス スティロ?
「このペンで試し書きをさせていただいてもよろしいでしょうか?」
もちろんです、さあ、どうぞ、と白い紙が差し出されることでしょうね
ところが。
ここで3秒フリーズ。
と理解し、全部で5秒フリーズ後
Est-ce que je peux essayer d’écrire avec ce stylo ?
エスク ジュ プゼセイエ デクリール アヴェック ス スティロ?
と尋ね直して、試し書き&お買い物終了。
衝撃のフランス語 その2 四つ星ホテルで働く友人の話
C先生の話に驚いた私は、フランス全土から訪れる宿泊客と日々対応している友人に質問しました。
“Puis-je ・・・” は、フランス語として通用しなくなったって、本当??
そうだね、大抵、 Je peux, Je peux, だね、Est-ce que がつけば、いい方かも
と残念そうな表情(´・ω・`)
じゃあ、フランス語を勉強している日本人はどーすればいい訳?
Puis-je・・・は、très beau français =美しいフランス語です。でも覚えなくていいです。もう、フランスで通用しない表現だから
と、ため息混じりに。
今日 初めて拝見し 夢中で読みました。
フランス語を3年習ったとき、子育て(受験期)と社交ダンス(半仕事?)と仕事とでおうげN
今こうして手が離れると なんて時間が無かったことかと、また、先生には苦々しい残念な生徒に映ったかもしれません。
お便りしたのは「丁寧な表現!」現地の的確な方からの美しいLady のための表現を教えて頂きたく思います。。
若き頃(結婚前)、半年ほど優雅に一人旅をしました。un-limited のカード2枚持って
カプリ島で夏を4つ星ホテルで過ごしていた時、すっかりホテルに馴染みました。
冬はロンドン、夏はカプリかサルデーニアのコンセルジュをするジュセッペが
わたくしの英語を正してくれました。
4つ星に滞在する女性の中で最もエレガントだと思われるフレーズへ。
あれから30年 2年に一度は 30日から60日海外へ行きました。
ホテルやレストランで 大切にされるのは 流暢な英語ではなく 場にあった雰囲気(物腰)、スピード、フレーズだと思います。そう上手くなくても とても大切にされました。
ジュセッペの他にもう一人、ロンドンの美術商のマダムは イスラム系でしたので 殊更にスノッブでした。馴染んだ4つ星にイエローの私を連れていくのは 少々嫌だったのではないかと。。。思います。
歩き方だけは ダンサーはきれいで そのときの「ミス サイゴン」の出演者に違いないと、毎日通った美術館の職員に言われた時は、、、複雑でした。。。ベトナム人???
もしフランス語でそのような「LADY のためのフランス語」あればご紹介ください
ブログ 楽しみにしてます
MIOさん、こんにちは。コメントをありがとうございます。MIOさんは女優さんのごとくお美しい方でいらっしゃるのですね。社交ダンスは私も習い事の域ですが打ち込んだことがあります。パリのカフェで「ヘーゼル・ニューベリーに似てるね」と言われてけっこうその気になり笑笑
“ホテルやレストランで 大切にされるのは 流暢な英語ではなく 場にあった雰囲気(物腰)、スピード、フレーズだと思います。そう上手くなくても とても大切にされました” 私も同じように思います。本当に言葉以前のことですよね。大切にされると、言葉も頑張ろう、と良い循環になりますね。
フランス語の丁寧な表現については、小ブログのポリシーでもあり、通じればいい表現ではなく、私がこちらで習ったあるべきフランス語を、依頼表現、疑問文、vouloirの使い方などでご紹介しております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたしますo(*⌒─⌒*)o