Bonjour ! 胡桃です。フランスでDELF B1に初挑戦してきました。 受験は2017年12月のことで、試験の数日後にこの記事を書き留めて、2018年1月17日に旧サイトで公開、本日あらためて再投稿します。今読み返すと書き直したい気持ちになり、読みづらいところもあるかと思いますが、ハラハラドキドキはそのままにしておくことにしました。
フランスに来て3年。
語学学校もない小さな街に住んでいる私、DELF B1の試験はそのためのコースを受けないと受験は無理だろうな、とずっと思い込んでいました。
このサイト(旧)を始めた2016年は、ご紹介している勉強法でフランス語に取り組んでいましたが、本国フランスでのDELF試験は厳しいと聞いていたり、受験はまだ他人事でした。
移民の3年は瞬きするかのごとく過ぎ、しかし誰もがどこにいても波乱万丈、落ち着いて試験勉強に取り組める状態ではなかったですが、できない理由を上げていても前進しませんから、受験コースを受講することもなく、わからないことを普段の先生に質問するだけで、試し受験のつもりで出願しました。
しかも時は討ち入りの日 12月14日
(● ̄m ̄●) ムフッ♪
試験内容は覚えていないものもあり、多分合格には至らないと思いますが、フランスでのDELF体験ということで、日本では考えられないような試験の風景などもお話ししたいと思います。
大嵐の朝、DELFの試験会場へ
試験準備中は滞在許可証更新の心配もあり、実に散々なことだらけだったのと、練習問題に苦戦して遅々として進まず、予想の7割くらいの勉強量で望むことになりました。
受験のための勉強は3カ月半くらいでした。
忙しい大人の試験勉強には家庭内の予期せぬ状況をかなり多めに見積もっておかないと、とあらためて思いました。
1年以上風邪引いていないのに、よりによって夫のひどい風邪がしっかり移って。
私もいよいよ風邪爆発寸前の感じ。。。頭痛とともに目覚めて試験に出かけるのをためらったノルマンディでは普通の嵐の朝、早めに家を出ましたが道路は出勤ラッシュ時刻、次回はホテル前泊にしよう、とすでに決めてる私。
(´・ω・`)
試験会場の大学、建物に入るも暖房は入っていないようで、外よりマシな程度の寒さ。
ホカロンを仙骨と頚椎の上に貼って出かけましたが、2個も貼ってる気が全然しない(;  ̄ェ ̄)くらいの寒さでした。
{(;>ω< )}
試験の緊張のせいか、フランスは建物の中も寒いのが当たり前という現実を忘れていて、コートを脱いでも十分に暖かい服装をしてこなかったことが悔やまれます。
気候の厳しいノルマンディの秋冬に勉強、受験することにしたことも、しみじみ悔やまれた一日でした。
何せ出願したのはまだまだ気候のいい9月末でしたからね。
午前中の筆記試験ではダウンジャケットを椅子に敷くようにしてお腹から膝までを包むようにしていたのに、お腹が痛くなってくるほどの寒さとの戦いでした。
今日が終われば試験勉強から解放されるのだ。
今回は期待せず次回のためにとにかく頑張ろう。
フランス語DELF B1 試験開始前
部屋に入ると、まずは受付で滞在許可証の提示を求められました。
私はパスポートと、この間県庁から届いた、10年カードが下りた連絡のSMSを見せて入室OKとなりました。
聞き取りのために前の方の席に座らなきゃ、と勇んでいましたが、部屋に入ると指定席となっていました。
私の席は端の列の前の方、広い教室で、それぞれの席は一列おき、一席おき、横浜で受けた時には狭い部屋に人がぎっしりという感じだったので、集中できそうな感じがしました。
それにしても寒い!
試験の係員の女性の中にはコートを着たまま問題を配っている人もいる。
私も一度はバッグにしまったマフラーを取り出して肩にかけましたが、ないよりマシな程度。
問題が配られて、名前と受験番号を書きます。
すると、係の女性たちがセロテープを手に各机を回り、それぞれの回答用紙の、名前と受験番号の部分を折りたたんでセロテープでしっかりと貼り付けていきます。
会場が大学だから、試験官が知っている生徒もいるでしょうし、公平な採点のためなのかしらね・・・。
これで試験開始が10分遅れました。
フランス語DELF B1 聞き取り
聞き取りの試験問題は3つのテキストがあり、2問目、3問目と、だんだん長く難しくなります。
音声は2回ずつ流れます。
1問目は、女性が男性の友人を買い物に誘う会話
2問目と3問目はごめんなさい、記憶から飛んでいます。
そして、半分も得点できた感じがしませんでした。
この時点で、今回は無理だろう、と諦めモードに入ってしまいました。試し受験と思いながら、やっぱりうちひしがれるもんです。
フランス語DELF B1 読解
“表” の問題
4つのテキストを読んで、設問の希望にかなっているか否かを回答しながら最適な選択を答える問題です。
試験は最適なアクテビティを読み取る問題でした。
場所、時間、費用、感動があるかどうか!を満たしているかどうかを回答します。
練習問題をやっていた時には、全部できたと思っても、私は大抵、1つか2つ、不正解になります。あ!しまった!もあるけれど、なんでなのさ?と理由がわからないことも時々あって。
表は得点しておきたい箇所なので、次に受けるまでには完璧にしておかねば(~_~;)と早くも思いました
この後に続く長文読解は時間の面からも点数を稼げる望みは薄いので、そこそこ出来たつもりでも、ここでのおっちょこちょいは気をつけないと。
長文読解
内容は旅行者のアクテビティについてのもので、問題集よりいくらか易しい感じがしました。
それでも、もし単語を調べてまともに日本語の意味を考えようとするなら試験時間いっぱいかかりかねない長文です( ̄^ ̄ 😉
それに、聞き取りが終わるあたりからすごい悪寒が押し寄せてきて頭がガンガンしてる。風邪が爆発するのに違いない。
(*´Д`*)
長文、読んでも読んでも字がゾロゾロ並んでいるだけにしか見えない。
長文は捨てて文章作成に取り掛かかろう・・・と決意しました
どうしたら読解の試験問題を攻略できるか、直前まで時間がかかってしまうばかりでしたので、いずれにせよ次回への大きな課題です。
この時間、係の女性3人が前で一応ヒソヒソ声でガンガン話していて、うるさいのなんのって。
筆談でお願いしたいものです(*´Д`*)
フランス語DELF B1 文章作成
試験飲ん課題は、〔友人に、結婚の intérêt と difficulté をあなたの経験から書きなさい〕というような内容でした。
これから結婚する友人を想定して手紙を書く問題です。
すごく現実的なテーマだけど、いざフランス語で書くとなったら大変そう!
長文読解を捨てたのに、文章作成もボツだとガックリきたわ
問題集に、結婚生活と男女の不平等に関するテキストがあって、家事、子育ての両立とかの単語がゾロゾロ出てきたのに、思い出せませんでした。
多くの女性が仕事を持っている国として試験で出題されやすいテーマなのかもしれないと思いました。
まあ、こんな身近な課題では、練習問題のことなど忘れて、普段の自分のままモリモリ妄想した方がいい結果になりますね。
勉強して知恵を入れて、それにとらわれてしまったら本末転倒というものです(*´∀`;)
ですが、ひどく緊張して。。
友人のリラ子さんを想定して書くことすら頭から飛んでしまって
友人への手紙なのに、
Comment va-tu ? と書き出すことすら忘れていた私。
12文字もロスしたことに。
笑笑
隣の男子学生と思しき若者は、この課題はお手上げのようでした。
席が離れていても、何もしていない様子がわかります。
何を書けばいいのか?問われていることがわからなければ書けませんし、わかっても、私も想定外の課題に手が止まったのかな。
文章作成は何パターンも練習したけれど、本番は本番ですね。
自分が学生のつもりになって書くテーマは随分練習したけど、すっかり慌ててしまいました。
胡桃さんは結婚の話なんていくらでも書けたでしょうに♬ 悔やまれるわね
こうして振り返っていると、姑がイジワルだったら不幸だ、その対策は・・・などと書けばよかったと思うが、その場ではとうとう浮かんでこなかった
(´・ω・`)
まとまらない文章で、規定の文字数160語に達していないと思う。
普段は大抵、200語近くのボリュームになるので、書いていて用紙がスカスカなのがわかる( ̄^ ̄ 😉
点数が欲しい文章作成なのに、半分もつかないだろうな。
3つの試験は全滅だろう。。。
試験終了の合図後も答案にしがみつくって
係員から、あと5分です、と声がかかりました。
すると、私の隣の男子学生が明らかにフテたように立ち上がり、私の後ろをガサガサと通って自分の荷物を取りに。
試験終了までは席を立たないっていう習慣はないのかも? あと5分、皆必死でしょうに。
そして試験終了。
ところが!
問題と回答を回収し始めているのに、椅子からお尻を浮かせた状態で回答を書き続けてる女性が。
(* ゚ω゚ *)
係員が注意しても、まだ立ったまま書いています。
係員が彼女の両肩に手を当てて再度注意して、やっと終わらせた感じです。
0.5点が合否を分けるのに。
信じられない。
DELF B1筆記試験終了
1時間45分の試験が終わると
(´・ω・`)?
寒くて熱い。
よく持ちこたえたと思いました。
でも、平熱&元気でも、どんなテーマでも、視点と構成を思いつかない限りは書けません。
聞き取りも読解も、勉強不足。
文章作成は妄想不足(笑)
▽妄想力が大事よ(*бωб*)♪と人に言っておきながら
私は妄想しなきゃという気持ちさえ忘れてしまった。
皆さん、ごめんね。(ノ_・、) そして、自戒を込めて
深呼吸して、落ち着いて妄想するのよ!絶対何か降りてくるから!
午後の口頭試験まで約2時間あります。
今回は望みなしと思い、口頭試験を待つ部屋もなく、帰った方がいいんじゃないか・・・と風邪に負けそうです。
でも、再チャレンジのためにも、口頭試験こそ様子を知っておかねばと気を取り直しました。
それに外はものすごい大雨。外に出る気も失せます。
朝食は7時に軽く食べただけですが、熱で胃腸が動かないからお腹は全然空きません。
ただただ寒くて、自動販売機でショコラショーのボタンを押したら、ぬるま湯のようなショコラが出てきました。
1ユーロコインを入れたけど、20セントのお釣りなんかやっぱり出てこないことになっている。
家からステンレスボトルに熱いお湯とチョコレートを持って来ていて助かりました。
口頭試験の経緯は次回に続きます。
Merci et à bientôt !
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