動詞 voir は、辞書で「見る」「見える」とあり、
動詞 regarder は、「見る」「眺める」「注視する」とあります。
✅ フランスで「テレビを見る」に使う動詞は? regarder で、映画も同じ です。
”Ma mère regarde la télévision.”
「お母さんはテレビを見ています。」
お母さんが見ている番組を、例えばお料理しているあなたがキッチンから
「あら、モンサンミッシェル特集をやってるのね」と、
✅ 画面が目に入っているだけの状態が voir です。
では、公共の場所などでは? 使い分けを気にする必要はありませんが、voir, regarder に加えて、assister à 〜(見物する)も使われます。
❤️ 劇場=le spectacle は? オペラやバレエなどの 公演=le spectacle を観るのなら、
regarder か voir、または assister à 〜 も使われます。
❤️ お芝居など=pièce de théâtre は?
voir か assister à 〜 がよく使われます。
❤️ 映画= le film は?
映画館で見る場合は voir、 家のテレビで見る場合はテレビ番組同様に regarderです。
映画館には「見に行く」という表現をよく使います。日本と同じですね。
On va voir un film au cinéma.
❤️ スポーツ観戦=le match は?
assister à 〜 がよく使われるそうですが、voir, regarder も使われます。
使い分けに決まりはないですし、観る意思や姿勢の熱さで言葉を選ぶような感じですね。
例えば私は熱烈なバレエファンなので、
ダンサーのパ (pas=動き) の一つ一つを固唾を呑んで見守る意気込みで客席に座るなら、regarder ですし、ヨーロッパの人々のように「娯楽の一つ」として、作品やダンサーにさほど興味がないながら家族でオペラ座に来ているような観客や旅行客なら、assister à 〜 でしょう。
・‥…━━━☆ 余談ですが、「昨日テレビを見た」 と、過去形になると
「昨日、モンサンミッシェル特集の番組を見たわ」
と過去形になった場合、フランスでは
“Hier soir, j’ai vu l’émission sur le Mont – Saint – Michel.”
のように、複合過去形になると、avoir vu がよく使われるそうです。
もちろん、avoir regardé でも全く問題ありません。