フランス語のSAVOIR と CONNAITRE の使い分け

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眠れる森のフランス語 フランス語のSAVOIR と CONNAITRE の使い分け

胡桃
Bonjour! 胡桃です

フランス語の savoirconnaître の使い分け、そんなこと 

知ってるってば! 分かってるってば!

と言ってみたいところです 笑

 

私にとってもかつては頭の理解と実践が結びつかない文法でした。

ですが、覚え方、使い方の基本は、実はそれほど難しくありません。

フランス語を学び始め、動詞の活用を学び始めるとすぐに、savoirconnaître は  とにかく 要暗記!!とプレッシャーがかかる  不規則動詞として登場しますね。

使い分けが難しく思える最初の原因はそこにあると言えなくもありません。

フランス語初心者としては、単語の意味を調べ、使い分けが違うらしいことを知り、謎を抱えたまま文法の学習が進んだりしないでしょうか。。。

でも大丈夫!

フランス語の文法上の使い分けの約束事も押さえておけば決して難しくありません。

それではさっそく savoircoonaitre の使い分けの基本をみていきましょう。

日本語の意味はひとまず置いて、フランス語の savoirconnaître が何を示すのか?と、用い方を確認しておきましょう。

SAVOIR は、能力

   動詞と、従属節が目的語になる場合、名詞を伴って、 記憶、暗記、人に詳しく説明できるような深い知識などに用います。

 

CONNAITRE は、単なる知識

 名詞と共に用います。

胡桃
つまり、動詞に伴うかと名詞に伴うかの文法上の決まりと、そのことについて経験に紐づいていたり、十分に説明できるくらいの知識があるか?の違いです

 

バレエを習っているリラ子さん
ということは、ネットの情報で知っているような顔をしている人と、経験や体験が豊富な人とは、フランス語ではしっかり区別されるってことね。何だか愉快だわ

フランス語の SAVOIR +動詞

・Je  sais  nager.

 ジュ セ ナジェ

 「私は 泳げます。」

 疑問文で

 Est-ce que  tu  sais  nager?

 エスク テュ セ ナジェ?

 「泳げる?」

 

✅ ここで注目することは、〈savoir〉は 〈pouvoir 〉と違うことです。

pouvoir は可能か不可能かを表す動詞ですが、

savoir は、同じ「泳ぐことができる」でも、水泳の心得、つまり、能力=キャパシティを表します。

 

具体的な例を上げると、

『遊泳禁止区域』

Vous  ne  pouvez  pas  vous  baigner  dans  la  rivière.  C’est  dangereux.

ヴ ヌ プヴェ パ ヴ ベニエ ダン ラ リヴィエール   

セ ダンジュルー

「この川では泳げません。危険です。」

 

  savoir /能力  と pouvoir /可否 との違いはとても大事です。一緒に覚えておくといいです。

Je  sais  où  elle  habite.

 ジュ セ ウ エル ハビトゥ

 「彼女がどこに住んでいるかを知ってるわ」

 彼女の家に行ったことがある、または場所をよく知っている意味合いになります。

 文法の基本は、 以下の従属節:『どこに住んでいるのかということを』 が目的語となっているので、 connaître ではなく、savoir を用います。

✅ Je  connais   と使うことはできません。

日本語の意味からすると?と考える必要はないことがわかりますね  (*^-^)

Je  sais  que  tu  es  passionné  de  ballet.

 ジュ セ ク テュ エ パスィオネ ドゥ バレエ

 「私は君が熱いバレエファンだってことを分かってるよ/知ってるよ。」

 この文は que 以降の従属節(直接法)が目的語になっています。相手への理解を表現していますね。

✅ Je  connais que と使うことはできません。

 

あなたが動詞の活用を覚えたときには、おそらく このような文法を知らなかったことと思います。私は全然知りませんでしたよ  (;゚∀゚) 

だから、どちらをどう使えばいいのかがナゾのままでした。

勉強の順序は難しいですが(^◇^;)

バレエを習っているリラ子さん
早く言ってよ💢

Je  sais,  Tu  sais その他の用例

・Je  sais ・・・私はわかってる

Moi,  ce  que  je  dois  faire,  je  sais  ce  que  je  veux  faire,  mais  je  ne  sais  pas  ce  que  je  peux  faire.

モワ、ス ク ジュ ドア フェール、ジュ セ ス ク ジュ ヴ フェール、メ ジュ ヌ セ パ ス ク ジュ プ フェール

私は、私は何をすべきか、私が何をしたいかわかってる。でも 私が何ができるかわからない。

 

・Tu  sais

会話の中で、相手の注意を引くニュアンスで使われます。

vous で話しているなら、vous  savez です。

フランス語の CONNAITRE + 名詞

次に、上で上げた savoir の表現と、connaître との違いです。

Je  connais  le  crawl.

 ジュ コネ ル クロール

 「私はクロールを知っている」

本人がクロールで泳げるかどうかではなく、「クロールという泳ぎ方、競技があることを知っている」という意味です。

・Je  connais  son  adresse.

 ジュ コネ ソンナドレス

 「私は彼女の住所を知ってるわ」

 

 住所についてはsavoir でも使えます。

 Je  sais  son  adresse.

   ジュ セ ソンナドレス 

connaître だどアドレス帳に控えてあるだけの感じですが、savoir を用いると単なる番地だけでなく、どの辺りにあるかなどを詳しく知っているニュアンス、

上記の  Je  sais  où  elle  habite. を表します

 

住所を言い表す表現として、厳密に区別して使う必要もない日常の表現ですが、私たちにとっては区別して覚えた方がラクだと思いませんか?(*^-^) 

バレエを習っているリラ子さん
スマホに入っているだけのアドレスか、その人の家に行ったことがあるかは違うものね

Je  connais  ses  opinions.

 ジュ コネ セゾピニオン

「私は彼女が(意見、嗜好など)、バレエが好きらしいということを知ってるわ」

詳しいことは知らないけど、情報として知ってることを表します。

 

CONNAITRE それ以外の用例

・Je  connais  Paris.

 ジュ コネ パリ

 私はパリを知っている

 ✅   Je  sais  Paris.

 

・Est-ce que  tu  connais  Madame  Dupont?

 エスク テュ コネ マダム デュポン?

    マダム デュポン(デュポン夫人)を知ってる?

 

答え方は、

・Oui,  je  connais.

 ウイ、ジュ コネ

「ええ、(顔や名前)は知ってるわ」

・Non, je  ne  connais  pas.

 ノン、ジュ ヌ コネ パ

「いえ、知らないわ」

記憶やよく説明できるほど暗記していること、経験に紐づいた深〜い知識なら SAVOIR

動詞と共に用いる savoir ですが、記憶に関することや、経験上の知識として覚えていることなどについては、文の形はconnaître のように名詞と共に使われます。

その違いは、

経験に基づいている知識であるから、人に詳しく説明することができるくらいの知識は savoir,

単なる情報のような軽い知識は connaître を用います。

 

例えば

・「私はその歌を知ってるわ」

Je  connais  cette  chanson.

 ジュ コネ セットゥ シャンソン

Je  sais  cette  chanson.

 ジュ セ セットゥ シャンソン

✅ connaîtreは、「聞いたことがある」程度のことを表し、

 savoir は、「(暗譜でも)歌えるような、よく知っている、覚えている」レベルです。

 

・「私は何でも知っている」

Je  connais  tout.

ジュ コネ トゥ

Je  sais  tout.

ジュ セ トゥ

✅ 単なる博識か経験豊富な知識か、の違いですね。

フランス語を話せる と言うときは?

言語に関することを表現することができます。

・「私はフランス語を知っている」

Je  sais  le  français.

 ジュ セ ル フランセ

savoir を使うことで、勉強して理解して話したり書いたりできますよ、ということを表します。

つまり

Je  sais  parler  le  français.

ジュ セ パルレ ル フランセ

「フランス語を話せます」

といったフランス語の能力を表します。

 

Je  connais  le  français.

 ジュ コネ ル フランセ

も使われます。

*参考までに、このフレーズを私の仏日辞書(小学館プログレッシブ)には、savoirapprendre に対応、connaitreétudier(研究する)に対応と書かれていますが、私は意味はさっぱりわからん!ので先生に質問したところ、

フランスでの実際のところは、

C’est  pareil.

セ パレイユ

同じようなもので、apprendreétudier(研究する) の違いは特にないということと、

✅ connaître では、話したり書いたり理解できますよ、ということは表せません。

SAVOIR と CONNAITRE の使い分けを文章で練習してみよう

それでは最後に、簡単に仕上げをしておきましょう!

カッコの中に、savoirconnaîtreを入れてみましょう。

Isabelle (     ①    )  beaucoup de  recettes  et  elle  (    ②      )  bien  cuisiner.

 

答え合わせ

Isabelle (  connaît  )  beaucoup de  recettes  et  elle  (  sait  )  bien  cuisiner.

イザベル コネ ボク ドゥ レセットゥ エ エル セ ビヤン キュイズィネ

イザベルはレシピをたくさん知っていて、料理が上手です。

 

おわりに

私はフランスに来てから

Tu  sais  conduire?  運転できる?

海辺という土地柄、Tu  sais  nager?  ともよく聞かれます。

 

それで使い方に慣れたわけですが、日本語で考えているうちは、(・ ・?) savoir connaître のことなんて、到底理解できなかっただろうと思います。

フランス語圏では日本語は当然のことながら使っていないので、日本語にこだわり過ぎると返って難しくなってしまいそうです。

 

学習を進めていく間には「ええ〜?違うの〜??」ということもなきにしもあらずですが、アウトプットすることで日本語とフランス語の違いを知っていくのが勉強というものですね。

 

「知ってる」と日本語で一口に行っても、フランス語では comprendre, trouver, regarder, entendre, apprendre, étudier  などを用いた方がふさわしい場合が多々あります。

 

また、フランスで道を尋ねるときに、日本語よろしく「〇〇へ行き方をご存知ですか?」というようなニュアンスで savoir や connaître を使ったら、先方のキャパシティを尋ねていることになり得て、失礼な言い方に(´゚д゚`)。

 

胡桃
どんな場面でどんな表現を使うのか? を知って言葉が結びつくことが語学の面白さでもありますね

 

▽参考:pouvoir savoir の使い方の違いについてこちらでモリモリ解説しています。

pouvoirとsavoir の使い分け。何で待てないの?そうは言わないフランス語5

 

お読みいただき、ありがとうございました。
フランス語を学ぶあなたのお役に立つことがありましたら、大変嬉しく思います。

Merci  et  à  bientôt !

 

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