フランス語の🔰よ。紙の辞書はやっぱり一冊は必要よね。見やすくて使いやすい、初めての仏和辞書はどの辞書がおすすめ?
Bonjour ! 胡桃です。 仏和辞書選びに迷いますよね。勉強が進んだら、電子辞書やアプリ辞書も必要になってくるけれど、フランス語の綴りも動詞の活用も初めて、という場合には、息苦しくならない見やすさというのも辞書選びの大事なポイント。この記事では使いやすい辞書のご紹介と、紙の辞書のメリットをあらためて見ていきます。
編集者の愛情が感じられる、絵本のような見やすい仏和辞書
白水社パスポート初級仏和辞典 (第3版) 2005/11/15
内藤 陽哉 (編集)
内容:
初級仏和学習辞典。見出し語数約5000。そのうち600語の重要語は大きく扱っている。発音は発音記号とカタカナを併記し、カナ発音は中黒で音節ごとに区切っている。
出版社からのコメント
◎なじみやすいカナ発音併記
◎冠詞付の実戦的用例
◎理解しやすい語法・文法解説
◎文化の違いが分るミニ百科など、親切設計はそのまま
◎活用形見出しの強化
◎《仏検》5級レベル単語の明示
◎日常会話表現欄の新設
◎ユーロ通貨対応
◎付属CD (8cm)で正確な発音が身につく
等々新機軸満載。
実用性抜群の「和仏語彙集」はさらにパワーアップ。収録5千余語。読みやすい大きな文字。格段に引きやすい超入門仏和辞典
見やすさ、使いやすさはフランス語の初歩から学ぼうとする独学者のために編纂されているのだな、と、作り手の愛情を感じるくらい優しい辞書です。
(仏和、和仏とも、他の辞書は使っておりませんので比較はできません。他の辞書は書店で手に取っての印象です)
DELF A2 までなら、このパスポート初級仏和辞典で十分戦えます。実際に使った方々のレビューもぜひご参考にされて下さいね。
仏和辞書選びのポイント・動詞の活用表記がすぐ見られる、活用が読める
フランス語の辞書を選ぶポイントは、まずは 動詞の活用の見やすさです。
動詞の意味を調べたら、活用もその場にいてくれる (*^-^)
しかも、動詞の活用の現在形にカナが。
辞書によっては動詞の活用が巻末にまとめてありますが、巻末だとちょっと手間、遠いですね。
こんな些細な手間で勉強が面倒くさくなったりするものよね。
私は日本を離れる時に手放してしまいましたが、特にフランス語を勉強しているのでもない時に
パラパラ読むのにも最適だったし、断捨離を後悔しきりです。あなたはぜひ末長く大事にされて下さいね。
フランス語学習が進んできたら、ネイティヴ教師イチオシの辞書
私は初級の勉強が少しずつ進んでいたある日、
スクールでネイティヴの講師に辞書のオススメを訪ねてみました。辞書は何種類も出ていますから、どれを買うべきか? どれも似たり寄ったりなのか? わからなかったことを今でもよく覚えています。
仏和辞典を買い換えようと思うんですけど、オススメの辞書はありますか?
先生は、待ってました❗️って感じで
日本に何種類ものフランス語辞書があることにとても驚きました
と流暢な日本語で驚きの色を表し
でも、カタカナで発音が書いてあるのにはもっと驚きました。よろしくないですね、カタカナは純粋な日本語ですから
それで、先生のオススメ辞書は?
小学館のプログレッシブです。動詞の活用が見やすいし、日本にこんなに良くできた辞書があるなんて、感心しました
ということで、私もその時から小学館のプログレッシブを使っているわけです。
プログレッシブ仏和辞典 第2版 2008/2/28
大賀 正喜、水林 章他 (著)
勉強がモリモリ捗る和仏辞書のおすすめ
【CD-Extra付】プチ・ロワイヤル仏和辞典 第4版 2010/3/26
倉方 秀憲 (編集), 東郷 雄二 (編集), 春木 仁孝 (編集), 大木 充 (編集)
内容:新語・新語義を追加し、学習に必要十分な43000語を掲載。「類語」欄で語の使い分けがよくわかる。「ポイント」欄で語法上の注意をやさしく解説。
フランス語の辞書にカタカナはまだ必要?
フランス語入門のときに気をつけたいことは、英語とは綴りと読み方の決まりが違い、英語と違って発音されない綴りがあることです。
英語に慣れている場合や、英語が得意な場合は、カタカナ表記があることで、英語との区別の役に立つかもしれません。
フランス語学習が進んできた場合は
カタカナは純粋な日本語だからして、フランス語をカタカナで読む=いつも目にしている習慣は、フランス語を学ぶにはいいことかな・・?と気になりませんか?
今は電子辞書や翻訳サイトなどで音声を聞くことができるし、フランスの無料オンライン辞書で生き生きとしたネイティヴの発音が聞ける時代です。
例えば、フランスを代表する
カタカナは、例えば頭が痛い時の鎮痛剤みたいに利用すればいいと思うんです。
私もリエゾンや上手く発音できない箇所に、私の耳が聞こえたように自分流にカナを降ることはありますが、お薬の常用のようにいつも使うのはどうかな?
カタカナフランス語に慣れてしまうと文法が正しくても通じなくなりますね・・・( ̄^ ̄ 😉
フランス語の電子辞書、買い換えはキツイけど
私が使っているのはカシオのEX-word、2013年モデルです。
特に古くて困るようなことはないですが、新しい〈電子機器〉というのはやはりよいものだなあと思ったのが、私の先生がつい先頃、日本語の勉強がかなり前進して、カシオのEX-word 2018年モデルをお求めになり、
いいなあ・・・私も買い換えたいなあ・・・
新しさにうっとりしているだけですが笑
カシオの仏語電子辞書の歴史を見ると、2013年モデルはひとつの節目だったと言えるでしょう。収録されているプチ・ロワイヤルが
- プチ・ロワイヤル仏和辞典の第4版
- プチ・ロワイヤル和仏辞典の第3版
に変わりました。
機能面では、タッチパネル操作ができるようになり、以降のモデルのベースが出来上がったと言えます。
その後のモデルではフランス語以外のコンテンツ、英語学習関連が増えています。
フランス語学習メインであれば、旧モデルを安価で買うのもいい選択だと思います。
辞書アプリより電子辞書、のワケ
電子辞書のいちばんのメリットは、到底持ち歩けない紙の辞書を携行出来ることに尽きます。
フランス語辞書だけで6コンテンツを含む全100コンテンツを収録、語学を勉強するなら国語関連辞書だって手放せませんので、まさに神辞書ですねw
フランス語辞書に関しては、紙の辞書では高価な小学館ロベール仏和大辞典 が収録されていることでしょう。私も電子辞書で当たり前に使っていますが、名詞の性が黒々と表示されていたり、用例が豊富で、電子辞書には感謝してもしきれないくらい(*^-^)!
おわりに、紙の仏和辞典のメリットを忘れてはいけない
紙の辞書の優れている点は、よく言われているように次のようなメリットが上げられます。
- 記憶に残りやすい
- 多くの情報が目に入ってくるため、勉強の範囲が広がる
そして、アプリ辞書にはない、忘れてならない重要なメリットと言えば、意味が多い単語を調べるときに、紙なら一覧で目を追うことが簡単だけれど、アプリ辞書だと延々とスクロールしなければならない点でしょう。
そう、être, avoir, それと voir とか意味がどっさりある単語ね。
電子辞書は画面は紙より狭いものの、アプリより大きいためこのような問題も解決してくれるといえるでしょう。
最適な辞書を選んでフランス語学習を楽しみましょう!
Merci et à bientôt !
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