Bonjour ! 胡桃です。「人に何かを尋ねるとき」の疑問文は Est-ce que+平叙文、
または 倒置形を使うのが基本です。
この記事ではおさらいを兼ねて、私が旅で経験した疑問文のことをお話したいと思います。
フランス語を学び始めでもわかりやすい文法の基礎です。
疑問文に自信がつきますので、ちょっと自信のない方はぜひお読みくださいw
sommaire/目次
フランス人に質問されて疑問文を学んだ日
パリCDGから、ウイーン・シェヴェヒャート空港に着いたときのことです。
空港に置いてある、スーツケースなどを載せるカート、ウイーン国際空港ではカートを使うときに、1ユーロコインか2ユーロコインが必要です。
フランスの郊外の大型スーパーと同じように、chariot シャリオ
(ショッピングカート)にコインを入れて列から外して使うのです。
まあ、スーパーだったら仕方ないですが、何かと慌ただしく、初めてその空港に
降り立ったなら状況を知る由もないのに、小銭がないとカートを使えないなんて
(Oдo;)
実際、パリCDGから到着した人々の中にはコインが必要とわかって戸惑っている姿も見られました。
私がカートを押しながらスーツケースが出てくるのを待っていたときのこと。
フランス人の若い男性が
“Est-ce que vous avez une pièce d’un euro?”
と聞いてきました。
*2ユーロ硬貨の場合は une pièce de 2 euros といいます。
彼はバイオリンのケースを抱えていて、ウイーンにバイオリンの勉強に来たのかな? カートを使えなくて困っている様子。
彼は、私がパリCDGから乗ったアジア人であることを知った上で聞いてきたと思いますが、彼の話し方は、
“Est-ce que 1秒 vous avez 1秒 une pièce d’un euro?”
私はあいにく小銭を持っていなかったもののこの瞬間、生きたフランス語の疑問形を学びましたねw
こんなにゆっくりと、一生懸命なフランス語を聞いたのは初めてのことでした。
“Est-ce que” と切り出されたら、私に質問されている=何かを尋ねられている。
という気持ちと言葉の準備ができるのだな、と感じたのです(・ω・ノ)
小銭がない。両替はフランス語で何と言えばいいの?
小銭がない。紙幣を崩してもらおう、と思うと、日本の日常からすると、瞬時に「両替」という言葉が頭に浮かぶと思います。
5ユーロ紙幣か10ユーロ紙幣ならある。「両替してもらえますか?」って、どう言えば?と考えてしまうかもしれません。
でも難しく考えずに「1ユーロお持ちですか?」で大丈夫! 話はそれからです
例えばあなたが5ユーロ札を持っていて、先方がユ硬貨を5ユーロ持っていればメデタシ(^_^)ですし、空港なら荷物をピックアップして一緒に出口を抜ければ、買い物してお札をくずしてお返しすれば済むことです。
チョコレートでも買って、1ユーロと一緒にチョコを2粒上げたら、お礼もできますね!
フランス語を話しているのに「英語話せる?」って言われたらショック
私はその後もバイオリンの男性の声を忘れずにいるものの
正しい疑問文の使い方を知らなかったために、日本の学習本にあるような肯定文に?マークをつけるだけの言い方でもいいんだ! とか、
映画の中でも言ってるし、とか、テキトーな言い回しをする悪いクセが抜けませんでした。
(+_+; )
フランスで先生からきちっと教わるまで、テキトーフランス語のモヤモヤが続いていたわけです。
疑問文で尋ねるべき時に “Vous avez ムニュムニュ・・?” なんて切り出すと、何を言っているのか?の前に、何を言おうとしているのかさえ理解されないわけで、
“Vous parlez anglais ? “ と 返ってきたりしたのも当然でしょう( ´д`;)
あら! その文だって「?」をつけただけじゃない!
Vous parlez français ? と同じく、「みんな」使ってるからまあ、そういうもの、日常の言葉なんだそうです
疑問文は Est-ce que と切り出せば、相手は必ず待ってくれるよ
私も教わった通りに気を引き締めて、疑問形を、“Est-ce que・・・?”と言ってみると、
Est-ce que の後がつかえちゃっても(・ω・ ;)(; ・ω・)、
ゆっくりでも大丈夫だから
Est-ce que と切り出されたら、それだけで、この人は私に何かを聞きたいのだ、とわかってもらえるのです。
相手は話し終わるのを待っています(^▽^)
倒置形の疑問文は、あなたの学習本にも練習問題が載っていることと思います。
実際に倒置形を使うとなると、文によってはリエゾンのことを考えて一瞬フリーズする
ことがあったりするかもしれません。
でも、もしあなたが倒置形を使うのをためらっても、フレーズに慣れておけば相手の言っていることが疑問文だとわかるのでコワくなくなりますねww
フランス語の独学はパワフルに楽しく行きましょう(`・ω・´)
そしてフランスへ行ったら、まずは Est-ce que を使ってどんどん質問してみましょうね!
▽眠れる森の疑問文リファレンス:
疑問詞は文の最初!私たちが聞かれる側になるとよくわかります。よかったら目を通してみてくださいね。
Merci et à bientôt !
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