パンを作るには特別な道具が必要よね? 揃えなきゃって思うけど、何が必要なの?ご飯を炊くように家でパンを作る道具を教えて!
Bonjour ! 胡桃です。この記事ではご飯を炊くようにパンを作っている私が普段使っている道具をご紹介します。日仏の道具のリンクを、星が多いものを選んで貼っておきます、ご参考になりましたら幸いです。
家で食パンを作るために必要な道具をご紹介しますが、代用できるものは買わずに代用するのがフランス流。パン作りの動画を見ても、例えば製菓専用のナイフなど使わずに、普段使っている包丁で十分です。
この記事の中であえて書きませんが、粉を混ぜるために泡立て器を使いますが、一人暮らしで泡立て器がなければ、スプーンでよく混ぜればOK。クッキングシートを使うと洗う手間が少なくなりますが、なければないなりです。
何度か作ってみて、パン作りが続くようであれば、道具のスタメンを揃えればいいですね。
手でこねなければパン作りも続く:ハンドミキサー
フランスでハンドミキサー(ブレンダー)といえば、このように2種類のツール(ビーター)がセットになっているのをよく見かけます。
画像の上のツールは日本でもお馴染みの泡立て器。下のねじり棒はパティスリー用で、これでパンの生地をこねることが出来るのです。
フランスで暮らすようになって直ぐ、スーパーで求めたミキサーですが、ねじり棒の使い道が分からず、パンを焼くようになるまで箱に入ったままでした。しかしこれ一つで手ごねという大変な作業から解放され、しかも、パンをかれこれ2年もこれだけで作り続けているのですから本当にありがたい存在です。
フランス語でこのようなミキサーを polyvalent batteur 、多機能ミキサーという意味、または batteur électrique 電動ミキサー
日本でも同じような商品が販売されているのでご参考までにamazonのリンクを貼っておきますね。aのところをクリックすると飛びます
秤は信頼:クッキングスケール
私の秤は、昔ウイーンで求めた2g単位のデジタルスケールです。デジタルではない秤でも大丈夫ですが、デジタルのいいところは、容器の重さを除いて計量したいものだけの重さを計れるところです。デジタルでない場合は、容器の重さを差し引いて計量すれば大丈夫です。
フランス語でデジタルスケールを Balance de cuisine électronique
これ1枚でパン作りスペース:板またはマット
木製の板(台)か、簡易なシリコン製のマットが必要になります。(キッチンに作業スペースがあれば不要)板かマットか、については、手でこねる場合は重みのある分厚い板が必要ですが、私のレシピでは上記のミキサーでこねるため、簡易なマットで間に合っています。収納の場所をとらず手入れも簡単ですしね。
ですが、作るパンによっては、タネがマットにくっついて仕事にならない・・・場合もあります。
フランス語で Tapi de cuisson
手早さ&美しさの秘密:スケッパー(ヘラ、スパチュラ)
パン作りの最初から最後まで使う道具です。シリコン製のマットに張り付いてしまうパン生地も、これ一つでマットからひょいと離すことが出来ます。なければ、家にあるヘラで代用しましょう。しゃもじでもなんとかなります。
フランス語で spatule, patisserie は製菓用、cuisine はお料理用
大は小を兼ねないけどお菓子の国のような:めん棒
パンを形にしていく「成形」という過程があるのですが、その時にガスを抜きつつパン生地を伸ばすためにめん棒を使います。めん棒がなければ手で伸ばせばOK。
私のレシピでは、ボリュームのあるめん棒が重宝していますが、山型食パンを作る場合は生地を3等分して1斤半のパンが出来上がるので、3等分した1個はメロンパンくらいの大きさになり、それに見合うめん棒となると? フランスのスーパーには太さ十分、長さは小ぶりのめん棒が売っていて、食文化の違いだな〜と感心するのですが、道具は、
- 気に入っていて
- 邪魔にならず
- ストレスにならない
気楽に持っていればいいと思います。私も小さいパンを作るときでもヘンゼルとグレーテルのような、昔ウイーンで買った憧れだった、両サイドにハンドルのついている大きなめん棒を愛用していますから!
フランス語で rouleur à patisserie
ボール
大きめで、底がゆったり広い、平らな部分の面積が広いボールが使いやすいです。ハンドミキサーでこねるため、材質はプラスチックがいいでしょう。
食パン型
食パンといっても、正方形の食パン、イギリスパンのような山型パンの2種類がありますね。正方形に焼くには正方形の型に蓋つきが必要になり、山型パンなら蓋は不要なのでパウンドケーキ型で代用できます。
私はパン型をひと通り使ってみて、私の食パンレシピでは通常の食パン型より、横に大きい、長さを調節できる型を使って、長さ24cmで焼いています。
また、小麦粉によって膨らみ具合も変わってきますので、使う小麦粉によってはパウンドケーキ型の方が合うこともあります。日本の小麦粉で作ったことがないのでなんですが、私の食パンレシピは横にある程度膨らむスペースがあった方が良いことがわかり、縦横大きい型でちょうどいいです。もしご興味がありましたらご質問などお寄せください。
ふっくら焼き上げるために水分:霧吹き
パンの形を作り上げて、ふっくら焼き上げるために霧吹きで水を与える時に使います。フランスではこんなちょっとした物が売っていない、買えない時もあったので、なければないで、手に水をつけてパシャパシャしてもOK。私もそうしていた時代があります。
次回はこれらを使いながら、レシピをご紹介していきます。お楽しみに!
お家でパンとフランス語!頼りになる友
Merci et à bientôt !
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