フランス語の会話で新年おめでとう、明けましておめでとうはBonne annéeでいいのかな? 「良い1年を」も聞いたことがあるけど、使いどころを知りたいな。
Bonjour ! 胡桃です。「良い1年をお過ごしください」。新年おめでとうの挨拶とは別に、日本にはない挨拶の習慣があります。この記事では会話で使う「新年おめでとう」と「良い1年を!」の表現をご紹介します。
sommaire/目次
フランス語で「良い1年をお過ごしください」
「新年おめでとう」の前に触れておきたいことがあります。
フランスで別れ際の挨拶は、丁寧さなどで表現は幾つかあるものの、普段の日中なら “Bonne journée” が欠かせませんが、新年ならここを次のように
” Bonne année ボナネ“
「良い1年をお過ごしください」
日本の年末に言葉をかける「良いお年をお迎えください」は時期的にも12月半ばを過ぎた辺りでいよいよ師走感が感じられる頃から晦日=12月30日まで使う表現、未知の年への祈りのような厳かさが感じられますね。
一方でフランスの年初の別れ際に使う ” Bonne année “
「良い1年をお過ごしくださいね!」は、文字通り、いいことが沢山ある楽しい年をね!と、相手の幸を願う素敵な言葉だな、と感じられます。
わあ!フランス語でそんなこと言われたら幸せ一直線の年になりそうじゃない!
(o・ω・o)
私も初めて聞いたときは胸いっぱいになって、皆んなに声をかけたくなったわ
フランスの習慣であるバカンスの前やお祝い事の前にかける言葉と同じと言えば同じですが、年の初めの言葉はやはり特別ですね。
フランス語会話で「新年おめでとう」
新年おめでとうのフランス語は SMSや気のおけない間柄だったら Bonne année でもいいけれど、会話として覚えて使いたいのは
Meilleurs vœux
メイユ〜r ヴ
友人知人やマルシェの顔見知りさんまで、皆んなが使う「新年おめでとう」です。
「新年おめでとう」と「良い1年をお過ごしください」両方ボナネ?
じゃあ、先ずボナネっておめでとうを言って、別れる時もボナネもあり?
最初に言えば「新年おめでとう」別れ際に言えば「良い1年を」になるので、こちらが Bonne annéeと挨拶して、別れ際に先方が Bonne année と言ってくださってもこちらが言っても、同じ言葉を繰り返してしまった?と気にする必要なし。
余談ですが、昔、英語をよく勉強していた知人に、おはようを2度言ってしまったことがありました。そうしたらその人は「挨拶は何度してもいい」と言ってくれ、なんていい人だろうと思い、その後親友となっていったのですが、欧米の言語は日本より挨拶のフレーズを大事にするし、言葉より気持ちと笑顔という気がします。
別れ際の Bonne année ボナネは、私の周囲の印象ですが、言う人の方が少ないかもしれません。しかしながら、皆が言うかどうかを気にして挨拶する必要もないとも言えます。
挨拶ひとつにも人それぞれの「経験」が反映されると思いませんか?
他の人が言わなくても、自分が言われたら嬉しいなと思う言葉を言えばいいと思うんです。
私の日常生活の例ですが、マルシェで買い物をして別れ際に私が Bonne année と言うと、誰しも思い出したように「Bonne année 」と仰るんです。
もし、最初にボナネと言って別れ際にボナネという流れになっても、フランス語しまった・・; と思うことなく、良い1年を!と心を込めて神々しくお伝えしようではありませんか!
フランス語で「良い1年をお過ごしください」おわりに
新年の挨拶ひとつを取っても、新年を何年もフランス語で色々なシチュエーションで経験しないと、気持ちは溢れんばかりでも口から勝手には出てこないもの・・・でした。
私が初めて新年に別れ際の挨拶としてボナネと言われたのは、スーパーのさかな売り場の40歳くらいと思しきムッシュからでした。ああ、人から今年の幸を願っていただいたのだ・・・一瞬時間が止まったくらい感動して今に至ります。
街に出ては人々の会話に耳を澄ませたり、発音の感じを確かめたり、挨拶も会話もそれぞれの「経験の共有」のようなもの、人と関わることの大切さをつくづく感じます。
皆さんも本当に本当に幸多き素晴らしい1年をお過ごしくださいね!
Merci et à bientôt !
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