フランス語の不定冠詞、定冠詞、部分冠詞の使い方は、日本語の文法にはないことだし、わからなきゃと思うけどどうやってわかればいいの?勉強の仕方を教えてほしいわ。
Bonjour ! 胡桃です。フランス語の不定冠詞、定冠詞、部分冠詞の使い方は、日本語の文法にはないためやはり苦戦しますね。しかしながら、文法の理解と積極的に慣れていくことで、苦手意識はなくなります。
この記事では冠詞に慣れていける、簡単な方法をご紹介します。
フランス語の冠詞
文章を読む時はともかく、問題は話したり書いたりのアウトプットするとき。
言いたいことを表すのに冠詞をどうすればいいのか?
手探りで知って行くしかない部分も確かにあります。
自信を持って書いたつもりでも、違ったり、最初に思ったことが合っていたりを繰り返しながら知って行くのが勉強ですが、冠詞に慣れるのも、フランス語の文に触れないことには始まりません。
ネイティブが生まれ育つ間にからだで覚えることを、私たちは頭で考えるわけですが、多くのフランス語に触れて、「こんな場合は?」と疑問を持って前進すれば、必ずフランス語経験として自分にかえってきます。
そこで、私も実践して冠詞の理解が進んだ、かんたんなエクササイズをご紹介したいと思います。
そもそもフランス語の冠詞とは?
実は冠詞の大事さをわかっていないかも?
フランス語の冠詞とは、各名詞に性別があり、必ずついているもの。
フランス語を学び始めの頃は、英語のごとく単語の意味を覚えることに夢中になるあまり、その存在の必要性をついつい忘れてしまいがちではないでしょうか。
基本的に名詞には冠詞が必ず必要ということを忘れないことが、フランス語の冠詞攻略の第一歩といえるかもしれません。
冠詞で文の意味を表すことができる
このことは、冠詞の苦手意識を持たないようにして、ニュートラな気持ちでフランス語を見渡すと「な〜んだ」とわかってくるのですが、名詞に冠詞がないと文の意味をなさなくなってしまうのです。
そして
冠詞なしでは自分の言いたいことが伝わらないのだ、とわかった瞬間、苦手なんて言葉を忘れ冠詞大好きモードにオンすることと間違いなし✌️
それでは、私も試した、フランス語の冠詞を覚える方法をご紹介します。
この勉強法を取り入れるメリット
- 名詞に冠詞をつける必要性がわかり、冠詞のつけ忘れをしなくなる
- 定冠詞と不定冠詞の使い分けが見えてくる
- 名詞の性数変化も同時に身に付く
フランスフランス語の冠詞の使い方に慣れる簡単な方法とは
具体的にどうするかといいますと、
フランス語の文章の中の、冠詞を隠して、その冠詞は何か?を当てはめていきます。
フランス語の文章の冠詞を隠す!
用意するもの
- 文の意味がわかっているフランス語のテキスト
- 暗記シート、スマホでの勉強に役立つ暗記用マーカーなど
ゼブラ チェックペン アルファ セット 青/赤
ぺんてる 暗記用マーカー アンキスナップ
普段使っている学習本なら、会話形式などある程度文章のボリュームがあるとよいでしょう。
記事のおわりの方で独習本として作られた対訳付きのフランス語の物語をご紹介しています。
やり方
- フランス語の文章の1ページをコピーまたは、暗記シートなどを用意する。
- コピーしたら、冠詞を全部、修正テープなどで消す
- コピーしない場合は、暗記シートなどを使って冠詞を全部消す
- そして、見えなくなった冠詞を自分で入れていく
- そして「こういう場合はこうなんだ!」の納得を積み重ねる
私が今の先生に習い始めたころ、先生がタイプした星の王子さまの引用で、冠詞が消されている紙を渡されて練習させられたことがあります。
当時は先生の前で練習するには荷が重すぎるエクササイズでしたが
(・ω・ ;)(; ・ω・)、
わかっていないからムダにツライわけで、誰にも見られていなければ、すごくいい練習になりますよ
密かな独学の楽しいところね!
冠詞の練習に使いたいフランス語のテキスト
普段の学習本でもいいですが、やはり、もっと興味を引かれる文章だったら、勉強も楽しく捗りますね。
最初はやはり日本で出版された本がいいでしょう。
学習本だと文法の勉強ということでフランス語のフレーズもワンフレーズで完結してしまうので冠詞の展開に続きません。
よく知っているお話なら理解に結びつきやすいです。童話や物語は単純過去の時制が多用されています。冠詞の勉強にスポットを当てているので、動詞のことは気にせず、見かけたら、これが単純過去らしい、と思う程度で気にしないことです。
以下にご紹介する本は、フランス語独習本として語注、対訳付き、辞書なしでも楽しめて、冠詞の勉強にもとてもおすすめです。
- 童話大好き!なら
フランス語で読む5つの物語
「美女と野獣」「青ひげ」「長靴をはいたネコ」「親指小僧」「スガンさんのヤギ」を収録。ワクワクしますね。
- おとぎ話大好き!なら
フランス語で読む12のおとぎ話
上記の続きとして「赤ずきんちゃん」「眠れる森の美女」「三つの願い」「魚の女王」など12話。12話それぞれの難易度がことなっています。
そして、物語の中の物語といえば
対訳フランス語で読もう「星の王子さま」 朗読CDセット版 単行本 – 2009/5/1
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ (著), ベルナール ジロドー (ナレーション), 小島 俊明 (翻訳)
星の王子さまの物語を知っていて、初級をひと通りとはいかなくても、時制の存在をちょこっと知っていれば、対訳付きのフランス語星の王子さまを読むことはそれほど難しいことではありません。
あなたが好きなページ、冠詞の練習をしてみたい章から1ページを選び、コピーするなりして、冠詞を消し、冠詞を当てはめていきます。
私が先生から当てられた文章は、物語の最初の方、飛行士が絵描きを諦めて飛行機の操縦士になって、地理学が役に立ったというくだりでした。
私には他に興味がある章があるのに・・・まあ、男性の先生らしい選び方ね、と思いながらも、空白になった冠詞を当てはめていくのは難しかったです。どの章でも難しいのは同じね。
でもそれ以来、フランス語の冠詞の使い方に慣れるのに確かにいい方法だと手応えがあり、フランスに住んでもどうにもならないだろう、でも避けては通れないと悩みのタネだった冠詞とグッと仲良くなれた気がしました♡
冠詞を隠す勉強法、あまりに単純すぎるけど、冠詞に苦手意識があったらぜひお試しください。
積極的にフランス語に向かって
誰にも邪魔されない、フランス語独学の世界に浸ってコツコツモリモリ上達しましょう!
Merci et à bientôt !
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