パリジェンヌの夏のバカンスの旅姿ってどんなかしら?
Bonjour ! 胡桃です。私が住んでいるフランス北西部の海辺の街は、パリから2時間余りということもあって、週末や、学校の2週間の連休とヴァカンス中は海のあるパリ と化します。 おしゃれの代名詞のように例えられているパリジェンヌ、今日はさすが!パリ、フランスの「ヴァカンスのおしゃれ」についてお話ししたいと思います(^-^)
2020年はマスクだってお揃い
画像のカップルは、女性のショルダーバックと男性のスニーカーの色を合わせたに違いない感じです👀
パリジェンヌはお揃いが大好き。
日本人のように人と同じであることを好まず、自分のスタイルを持っている人が多いのがフランス人ですが、ことヴァカンスや旅行となると?
そのセンスをさりげないペアルックでキメようと全力を上げているかのようです❣️
フランス人に限ったことではありませんが、ヨーロッパの人々がカップル、家族、友達同士でおそろいの服や小物を身につけてヴァカンスを過ごしている姿を本当によく見かけます。
いやいや、なんて素敵なんだろう・・・
コロナの今年はマスクのお揃いもすっかり日常的な風景になりました。
行き交う人々の姿に目が釘付けになることはしょっ中です。
あまり見つめては失礼と思いながらも、パリを歩いていると見知らぬ者同士が
「あなた素敵ね」
「わかる?ありがとう、あなたも素敵よ」
というように微笑みあったりするのも日常のこと。
見られることは「嬉しい」ことなので、つい、ため息をつきながら観察してしまいます。
ペアルックをフランス語で
assorti, e アソルティ
という形容詞。
似合いの、釣り合った、調和した という表現です。
フランスの麗しきペアルックに目が釘付け
記憶に残っている素敵なペアルックのパターンをご紹介しますね
海水パンツの専門店です。 パパと息子がペアになれますね(*^-^) 後ろのバッグをママが持つと最高ですね(*^-^)
- 男性のマフラーと女性のブーツが同系色 黒や茶以外の色ですよ
- 男性のスカーフと女性のセーターが同系色
- 男性の靴と女性のバッグが同系色
- 同じジーンズ
- 家族5人の水着が全員シマシマ
- キャンピングカーで移動中の親子4人全員ミラーサングラス
- 数人のグループ全員、男女ともシマシマの服
- 若い男の子同士のスニーカーがおそろい
- ビーチパラソルと一家の水着が同系色
・・・・・
上げたらキリがありません。
デザイン違いで同じ色のコートやレザーのブルゾン、コートの下のシャツがおそろい、などなど、一目でお連れの方ということが見てとれる装いばかりです。
ウイーンで見かけた姉妹と思しきご婦人たちの旅姿に感激して、
絵心ないけど思わず描いてしまいました(#^.^#)
こんな装いなら気分も明るく、互いがはぐれたりすることなく、どこにいても相手の姿が視界に入って安心ですよね(*^-^)
このような感じで、年齢や性別に関係なく、どこかに “一緒” という気持ちを表す装いがヨーロッパの日常のようなのです。そして、本当に上手でセンスがよくて、なにより楽しそう!
仲良し同士で歩いている人のおそろい探しをするのが楽しみです。違いが「連れ」であるっていう雰囲気、なんとも温かいものです (*^-^*)
カップルである、家族である、仲良し同士であるっていうことを楽しんでいる様子には、日本人の私もウキウキとした気分になってきます。
でも、せっかく、この世でカップルや家族、友達っていう縁で結ばれたのだもの、日本人だって日頃からおそろいを装う意識を持って暮らせたら、特に家族のあり方がよりハートフルになるのではないかと思うのです。
パリの大人たちがヴァカンスをペアルックで颯爽と過ごす姿はとても参考になり、感動すら覚えることがありますが、私は、ちびっこのいる一家のおそろいにも感動します。
待ちに待った家族旅行に一家でワンポイントをおそろいにして出かけるのって、旅の準備を考える時からワクワクすると思うし、写真と撮るのだってすごくハッピーな笑顔になると思うのです。
日本の家族はクールなのかな?
余談ですが、私は日本を離れる前に、美術館で働いていた経験があります。
混雑している展示室で、小さい子どもが一人でポツンと立っている姿を度々見かけました。
あたりを見渡しても、親御さんの「気配」が感じられず、はぐれてしまったのかな、と思ってその子に声をかけていると、親御さんがどこからか現れます。
お母さんに、混雑していて危ないのでお子さんの手を繋いでいていただきたいとお願いするも、難しいことが度々ありました。。。
ヨーロッパで家族がおそろいを身につけて一緒に行動している姿を見ると、いつもこの光景が思い出されます。
しかしながら、天皇皇后両陛下の見事なペアルックが日本のお揃いを後押ししてくれそうですね!
目を見張るお揃いを目撃!!
筋肉質な脚がすごい早足で私の前を歩いて行きます。
グレーのスーツの男性の足元から真っ赤な色がくっきりと見てとれ
ああ、赤い靴下ね、と納得した私の目に映ったものは
真っ赤な靴下と同じ色のペディキュアの女性の足元。
赤いペディキュアは珍しくはないけど、靴下と合わせたのに違いない華やかなブルタン色。
後ろ姿がものすごくセクシーなカップルだった。
アムールの国の美意識の底力。
おしゃれ〜なんて軽いレベルじゃない。
さらに驚いたのが、二人の歩き方。
多分何かスポーツを本格的にやっていると思われます。
二人とも筋肉のついた脚の、踵から着地してつま先で地を蹴って、ビュンビュン飛ばしている。
ただ者ではない歩き方ね
男性の靴のソールが裏返るのがはっきり見えるし、女性のこのヒール、繊細なデザインのミュールなのに、ゴツゴツした石畳をもろともしない。
ああ、外にいるだけでなんて勉強になることだろう。。
Merci et à bientôt !
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