フランスの夏休み

知らなかった!フランスの学校の夏休みが2か月もある理由

眠れる森のフランス語

フランスの学校の夏休みは2か月も!いいなあ。でもどうしてそんなに休むのよっ?

眠れる森のフランス語胡桃

Bonjour ! 胡桃です。今年2019年のフランスの学校の夏休み=夏のバカンスは7月7日日曜日から9月1日日曜日までです。 2か月もの長い休み、子どもたちは様々な体験を積み、勉強の遅れを取り戻したり、時間がたっぷり与えられています。 しかし7月、8月は、フランス、ヨーロッパの国々はある時期を迎え、学校の長い休みも7月8月という時期と深い関係があります。この記事ではフランスの夏休みがなぜ長いのか?秘密に迫ります!

フランスには一家総出で夏中働かなければならなかった時代がある

フランスの夏休み
昔のフランス、夏休みはバカンスのためではなかった?

7月半ばから8月にかけてのフランス、時は穀物の刈り入れの季節です。

主に何を刈り入れるのかというと、小麦。パンを主食とする国の小麦の刈り入れですね。

他には seigle /セーグル と呼ばれるライ麦。黒っぽくて香りのいいパンになる麦と、今日ではトウモロコシも収穫の時期に入ります。

フランスの7月8月は猫の手も借りたい労働の季節

フランス、ヨーロッパではパンを食べるための小麦の収穫が一斉に行われるため、子どもたちも学校に行っている場合ではなかった時代があるのです。

家の畑仕事を手伝うために学校を休みにしたのが、2か月の夏休みの所以です。

刈り入れ/ moisson モワッソンとは?

フランスの夏休みが長いワケ
フランスの長い夏休みは、実はmoissonと繋がっています

moissonとは、作物を刈って、脱穀して、乾燥させて、巻き上げる収穫の一連の作業です。特に、穀物を藁から外す脱穀は一家を上げての大変な労働だったと言われています。

収穫が終わった畑には巨大なロールが点在し、夏のフランスの象徴的な風景でもあります。

フランスの長い夏休み
フランスの夏休みが長い理由

収穫祭は一家の喜びの日

昔は何もかもが手作業だった刈り入れですが、それが終わると各畑ではテーブルが用意され、食べて歌って踊って、収穫を賑やかなお祝いで締めくくったそうです。

今も8月最後の日曜日に収穫祭が行われる村がありますが、ほとんどは、人気のないだだっ広い畑に、巨大なコンバインが見えるだけ。

フランスの夏休み
農作業の機械化のおかげでラクになったけどなんか寂しい風景

最新式の巨大なコンバインの登場で人の手はいらなくなり、刈り入れのお疲れさま&収穫祭の風景も消えてしまいました。

リラ子

がら〜んと広大な畑が何とは無しに寂しそうに見えるのは、私も昔の風景は知らないながらも、畑はそんな伝統があったことを覚えているからなのかも知れないわね。

私がフランスのmoissonを知ったきっかけ

moisson/モワッソンのモの字も知らずにディクテに必死に取り組んでいたときでした。

ディクテのテキストのタイトルは

“Moisson d’hier et d’aujourd’hui”

今日の記事でお話ししたフランスの夏休みの内容が書かれています。

ディクテテキスト/“Moisson d’hier et d’aujourd’hui”

ー刈り入れの今昔ー

Autrefois, la moisson, c’était une fête.

Après récolte, chaque ferme réunissait s’ouvrir autour d’une table.

Puis quand chaqu’un se réglait, on se mettait à chanter et à danser.

La tradition s’est perdu.

Nous avons ces énormes machines.

C’est possible de moissonner champs immense.

Je regrette parfois ce temps là.

Bescherelle Dictées(書籍)より

リエゾンがわからなくてうなだれた単語

私がディクテをしたときには、下から2行目の、

C’est possible de moissonner champs ‿  immense.

の、リエゾンされている単語の並びがわからなかったショックが今も残っています

(´゚д゚`)…

champs ‿  immense (広大な畑)
ション+イモンス
⇨ションズィモンス

胡桃

このディクテから約半年後、moisson の季節になり、昔は子どもが家を手伝うために学校が休みに入ったのだと聞かされて、フランスの2か月の夏休みの所以を理解したのでした。

リラ子

この季節の広大な畑のロールを見るたびにリエゾンをドキッとしながら思い出すわけね。いい復習だわ笑

また、フランス人なら普通にわかっている伝統的な内容をこれだけの文章で énormes machines (コンバインのこと)なんて何のことだかわからず、聞き取れるけど意味がよくわかならなかったりしましたが、フランスのことをフランス語で学ぶ大切さをつくづく感じました。

おわりに、今どきのフランスの夏休みは

フランスの夏休みが長い理由

フランスの2か月もの長い夏休みは、家の刈り入れの仕事を一家総出で行っていた時代の名残りなわけです。

フランスの学校の夏休みの間、おじいいちゃん、おばあちゃん宅で過ごす子どもたちも多いです。私の街でも海で孫と遊ぶビキニ姿のおばあちゃんも珍しくありませんし、かわゆい孫たちと過ごす嬉しそうな表情は本当にいいものです。

眠れる森のフランス語胡桃
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

よい夏をお過ごしください。

Merci et à bientôt !

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ベルリッツ

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