何人かで一斉に同じことをするときに、誰かひとり、間違えていたりテンポが遅れていたりするとします。
上の画像はパリ・オペラ座バレエのラ・バヤデールより “影の王国” 。
インドの戦士ソロルが巫女である恋人ニキヤを裏切って死なせてしまった悔恨からアヘンを吸い、恋人の面影と32人の精霊たちがヒマラヤから降りて来る夢を見ます。
この場面では32人のダンサーが動くテンポも手の高さも足の高さも同じアラベスクで坂を降り、一糸乱れぬ群舞を踊り抜きます。
リハーサルはとても厳しく、たったひとりのちょっとしたズレに、ときのバレエ・マスター、パトリス・バールさんからダンサーのサブリナさんに指摘が飛びます。
そのときのひと言が
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