フランス人のお喋りは元気の秘訣?お喋りしながら歯を削るフランスの歯医者さんの話。

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眠れる森のフランス語 フランス人のお喋りは元気の秘訣?お喋りしながら歯を削るフランスの歯医者の話。

胡桃
Bonjour! 胡桃です

子どもの時から口論で負けないように育つといわれるフランス人。

お喋りはすごくパワフルだと感じますし、本当によく喋るな、時として、いい加減にしておくれ〜とお喋りの終結をお願いしたくなることもあります。

 

フランスの歴史を遡れば、教養を高め合う場も余暇を過ごす時も、まず “社交” ありきだった様子が伺えます。

例えば、海水浴一つをとっても、英国人が海で過ごすことを見出し、その後、健康や科学、セラピーといったことが重要であったのに対して、フランス人にとっては、地中海、ノルマンディ沿岸といった海辺は、むしろ、社交場として発展したと言われています。つまり、競うようにおしゃれをして人と交流する場だったそうです。

 

社交好き、お喋り好きは民族の気質の一つなのかもしれませんね。

 

今日は「よく喋るな〜(Oдo;)フランス人」について、最近私が経験したお話です。


“フランス人は” と、ひとくくりに表現するのは大変気が引けますが、今日のところは、ご容赦くださいませ☆(ゝ。∂*)

街のそこかしこでもテレビでも、複数人が同時にしゃべっている風景と言うのは珍しくありません。


例えばニュース番組でも、3、4人のコメンテーターとアナウンサーが同時にそれぞれの意見を言い合うシーンがよく見られます。


人の意見がちゃんと聞こえているのかどうかは分かりませんが、人の話が終わっていなくても自分の意見を言ったり反論したり。思わず耳を塞ぎボリュームを下げてしまうほどの騒がしさ(>д< 😉

 

街角でも同じ。2人でも4人でも、なぜか同時に喋ってるのが日常の風景。


ちゃんと聞かなくてもいい、たわいもない話をしてるからなのかな?

 


もちろん、大事なやり取りは、「途中で遮ってしまってごめんなさいね」と言ったりするのは日本と同じです。

人やシチュエーションによりますが、人が言い終わらないうちにこちらから手裏剣?のごとく言葉を投げかけるテンポは、やはりフランス人ならではだろうと感じます。

 

バレエを習っているリラ子さん
もしかしたら、それがフランス風の会話の合いの手なのかも?

歯を削りながらでもおしゃべりは止まらない、フランスの歯医者さん

 

私が歯医者に行ったその日の朝は、ノルマンディーの緑の大地に霜が降りて、あたり一面真っ白になった、ピンと冷え込んだ美しい朝でした。

 

私が行っている歯医者さんは、住んでいる街の全ての歯医者さんが夏のヴァカンスで休業のところ、かろうじて営業していてお世話になったご縁です。離れた街にあり、列車の本数が少ないので夫に送ってもらっています。

 

広々とした応接室のような治療室、付き添って来た家族も一緒に治療室に入ります。例えば患者さんが子供だったら、治療しながら先生が親に具合を説明することができるわけで、さすがフランス、いい形だなぁと感心しました。

 

しかも室内は、先生が明るい黄緑色をお好きなのだと一目でわかるしつらいです。治療中は食事に使うのと同じペーパーナプキンを胸に置かれるのですが、それも黄緑色。椅子も黄緑色。年配の先生の治療着と、もしや?と思ってよく見ると目の色もアイシャドーも明るいグリーンです(´・∀・`) 

 

そして私の番が来て、夫も治療室に入ります。初めてこの歯医者さんにかかった時は、先生が夫を呼んで私の歯を見せて「ほら、ここがね・・・」なんて具合に説明するので、それこそ子どもじゃあるまいし、すごく恥ずかしかったです。


でも、俎板の鯉は逃げることもできないから( ̄^ ̄ 😉

 

今回の治療も、先生はさっそく、「今朝は冷え込んだわね〜」と話が始まり、治療の前も途中も終わってからも、お喋りは続きます。

私の歯のことではない、世間話です。

 


この日は神経にズキズキ触る、痛い治療でした。麻酔を使ってくれないのかなあ。。と、思わず身をよじるほど痛いのに、私の歯を削りながら先生は夫を相手におしゃべりが止まりません。

 

私の歯のことを話しているのではなく、今朝の霜、近くの大きな池が凍ったこと、冬のヴァカンスの話に飛んでいきます。


そこへ、secrétaire セクレタリー(アシスタント)の女性も加わって、そういえばホタテの季節になっただの、スキーだのと話が盛り上がり、私の口の上で3人が同時に喋っている状態です。

私が涙が出そうな痛みに耐えているのに (´゚д゚`)


こうしてみんなで一度に喋ってるの、フランスで慣れてはきたけど、今はすごく痛いんですってば。。。 

 

賑やかな三重唱を、歯を削る金属音が伴奏している様相です(´゚д゚`)

 

そして、私が痛みで魚のようにピクンと体を動かしたので、先生はやっと麻酔を打つことを思い出したらしいけれど、これまたお喋りの合間にブスっと打たれている感じ((;@ロ@))

 

胡桃
ああ・・・日本の歯医者さんが懐かしい

 

麻酔や削る前には「ちょっとチクっとしますよ」「あまり痛かったら左手を上げてくださいね」と、優しい声が思い出されて・・・(p_q、)

 

でもここはフランス、私が耐えているうちは、大丈夫なんだと判断されるのかもしれない。

 

バレエを習っているリラ子さん
次回は Aïe‼️と書いたカードでも持参しないとね

 

(´;ω;`) Bonne idée。。。

喋る角には福来たる?フランス人のお喋りは若々しさの秘訣かも。

グリーンの瞳の先生は60歳をゆうに超えていると思うけど、ちょっと喋りすぎだと思うけど(#-_-) こうして毎日患者さんと一日お喋りして、よく喋ることはフランス人の若々しさと元気の源かもしれないなと思います。

 

前の記事:通じるフランス語の発音練習に音声入力が役立つ。話し相手がいるって悪くない?でも触れましたが、私の場合はフランスに来たからといってフランス語漬けになっているとは言い難く、また、日本語を話す機会もほとんどありません。

 

フランス人の話す量とスピードには、よく喋るというより、黙っていられないと言った方がいいのかなと思うほどですが、人間の口は筋肉ですし、話すという重要な機能は日々の筋トレのごとく、弛みなく鍛えていた方がいいに違いないと思うのです。

 

日本にいた時、こんなことがありました。

息子が一人暮らしを始めて1年くらい経ったある日、コロッケサンドを食べていたら

・・・?口が痛い ? 

子どもが巣立って日常生活で「話す」機会が激減して、コロッケサンドのボリュームに口の筋肉が・・・。

 

フランスのスーパーのレジで後続の人にお構いなく自分のことを喋り続けている人々もなんだかなって感じですが、子育てが終わってこんな淋しいことではいけませんね。。。

 

うっかりしていると、口の筋肉と話す機能を退化させることになりかねないので、フランス語と、時には日本語も音読したり、音声入力や Siri を使って声を出すことも心がけています。

 

フランス語の新聞や本を声に出して読むのはそう簡単なことではないですし、いざ先生の前に出るとかなり恥ずかしいもので(^^;;、一人だからこそ存分に練習しようと思うのです。

 

フランス人は幾つになってもよく喋り、気持ちは若い日のまま、万年青年や万年乙女さんのような人が多いように感じます。

実際に、話すという行為は気分的にもとてもスッキリするものですし、人と交わって言葉を交わすことは精神の若さを保つ秘訣かも?と思ったりします。

それで私もいつか、「快活なおばあちゃんになりたいな」と思うのです。

(=^▽^=)

大いに喋って笑って。

 

胡桃
家族や友との思い出だって、喋って笑ったり泣いたりした記憶に尽きるのだもの

 

お読みいただき、ありがとうございました。
フランス語を学ぶあなたのお役に立つことがありましたら、大変嬉しく思います。

Merci  et  à  bientôt !

 

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