道を塞ぎ人が流れないフランスの日常は自己中か?

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眠れる森のフランス語 人が流れない?道を塞がれるフランスジャングルの日常

胡桃
Bonjour! 胡桃です

お喋り好きのフランス人。

「あ、Bonjour! リラ子ちゃん♡」と、ばったり会ったが100年目、いつ終わるともしれないお喋りの花が、ところ構わず咲き乱れるフランスの日常。

 

人がとにかく流れない。行く先々に人が立ち止まっている。

フランスに来てしばらくは、結構なストレスでした。

人が自分の思い通りにならないことにイライラするものではありませんが、

 

胡桃
1日の時間をどんどん奪われて行くような気がして

 

公共の場所、狭い場所、人が行き交う場所などでお構いなく人々は立ち止まり、お喋りするなり用事を済ますなりしているときは、視界から周囲の状況が消えるようです。

 

日本社会の常識からすると人のメイワクといえますが、広い国土と人口密度の低さからすると、

・フランスの国土は日本の1.5倍

・人口密度は日本のおよそ半分

平和ボケはどっちだ、と思ってしまいますね。

周囲の状況や流れに気を使い、人の迷惑にならないように動くのが当たり前の日本。

時にはそうでない人も見受けられますが、かなり白い目で見られますよね。

日本社会は、本当に狭い国土で、皆、よくぞ日常をやり過ごしていると思います。

 

多くの人が流れの一方向を見て動いて頑張っている日本からフランスに来て、

「なんだ、これは」

と思うひとつが、まったりした人の流れ です。

 

流れというか、クリームみたいにトロッとしてスムーズに流れない。

 

スーパーのレジでお財布を探し、お金を探し、荷を買い物袋に詰め込みながら、レジの人に延々と自分の日常を語っています。

 

かと思うと、流れていると思えば、周囲にお構いなく、自分の目的の方向へ突進するので、うかうかしてると踏んずけられそう・・・な気分になると、私の小柄な友人は在仏10年ですが、未だに思うそうです。

 

自己中で動く人には注意をはらい、どうにも動かない人たちに対しては、どんな心構えがいいでしょうね?

(´д`;)

心は「早くして〜」と叫んでいるけれど

後に続く人の列にお構いなく語り続けるフランス人に、さすがに

「も〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」と思いますが、

「お願いだから早く進んでよ〜〜〜〜っ」と心の中で叫ぶのがせいぜい。

 

車の運転と同じく、前の人より早くな知ることは出来ないのだ。お喋りは、いつかは終わる。

 

感情を持たないこと!

楽しいことを考えよう!!

 

と自分に言い聞かせる日々でした。

偶然会うから、周りが見えなくなるほど嬉しいのかもしれない

フランスの郊外の大型スーパー。モノプリのようにコンパクトに必要なものが揃っている店とは品揃えも値段も違いますから、店内は広いけれどカートも巨大です。

 

カートを押している人同士が

「あら〜、Bonjour!」と立ち止まり通路を塞ぐものならもう大変。

 

待っていてもお喋りは終わらないので、ちょっとメイワクそうな視線を送りながら迂回します。

( ̄‥ ̄)

 

胡桃
ここはフランス、時間の流れは1日が26時間、実質は22時間になる感じ

 

 

こんな日常に私もいくらか慣れて来た最近のこと。

 

スーパーで買い物をしていたら、私の目の前で知った顔のマダムが微笑んでいて。

 

“Bonjour  〇〇さん! Comment allez-vous?”

と挨拶を交わしました。

このマダムとは先週知り合ったばかり、互いにメッセージを交わして、直後にこのスーパーで会ったのに続いて、2度目のバッタリです。

 

夫の親類や同僚以外の私の知り合いとの偶然続きはなんとも嬉しくて、2度目でもあるので、何を話そうかな?と頭の中がフル回転。

 

バレエを習っているリラ子さん
あー、胡桃さん、もしや、通り道を塞いでたんじゃないでしょうね?

 

マダムから聞かれていることを聞き逃すまいと、お喋りに講じているうちに、マダムの肩越しから「ジャマですってば」って感じの視線を送られているのに気がつきました(;゚∀゚)

 

胡桃
いやいや、みんなこうやってお喋りに夢中になっちゃうのね

 

家の外で、偶然人に会うって、嬉しいものですね。

 

 

誰かにバッタリ会った、というフランス語の表現

 

マルシェでマリーにバッタリ会った。

Je  suis  tombé(e)  sur  Marie  au marché.

自分が動けない?人がジャマ?フランス語ではどのように?

 

このようなフランスの日常の風景を表現する言葉を、私が今取り組んでいるフランスの子どものディクテで思いがけず知りました。

 

人が立ち止まっていて通れない、などの状況は、

形容詞  coincé, e

意味は、①固定された、動かない

    ②動きがとれない

で表します。

 

行く手に人が固まって喋って道を塞いでいる状況を

Je  suis  coincé(e). 私は動けない。。。

と表現できます。

 

他の例では、

・レストランなどで、テーブルの間の隙間が狭すぎて通れない。

・引き出しの中で何かが引っかかっていて開かない、開けられない

このような時も、coincé,e で表現します。

 

バレエを習っているリラ子さん
人が動かないのではなく、自分が動けないっていうのね。面白いな

 

胡桃
フランス語に慣れてくると、日本語ってキツイ表現がけっこうあるなと感じますね

 

 

フランスの10歳のディクテでこんなこと学ぶの?

 

形容詞 coincé, e が出てきたディクテのフレーズの一部をご紹介しますね。

 

Nous  n’avons  pas  peur  de  rester  coincés  entre  deux  tables  et  nous  répondons  avec  joie  à  l’interrogatoire  du  restaurateur  sur  notre  match.

 

長い文ですね( ̄^ ̄ 😉

match というのはバスケットボールの試合のことなのですが、勝った試合の後、レストランでワイワイと盛り上がっているシーンで、文の意味は、

 

レストランのオーナーが勝ち試合についていろんなことを面白そうに尋ねて、オーナーと自分たちの2つのテーブルから動かずに結果報告に夢中

というような内容です。

 

avoir peur の文法は、何かを心配する、怖がる、恐る という意味合いで、主に物理的なことに対して使います。

この文では、「物理的な何かを恐れずに」というのとは違い、心配事がない、夢中、というニュアンスですが、日本語にならない、フランスの日常表現で、ちょっと難しいので、こちらの avoir peur は特に覚える必要はないでしょう。

 

胡桃
聞き取るだけなら難しくない文なのに、意味がわからなかくて大苦戦しました

 

タイトルもね、Tir au panier といって、玉入れ(笑)ではなくてバスケのシュートの意味なんですけど、

 

バレエを習っているリラ子さん
日本語だったらさしずめ、”エースをねらえ!”ってところかな?

(*^-^)

 

フランスの日常と日本のそれがいかに違うかということでもありますね。

 

さて〜、徐々にフランス自己中に染まりつつある私?

いえ、君子危うきに近寄らず精神とのいいとこ取りこそエレガンスだと信じ(〃э_э)

coincé, e なんて言葉も覚えたことで、自己中なフランスの姿も納得の勉強になっている今日この頃です(笑)

 

お読みいただき、ありがとうございました。
フランス語を学ぶあなたのお役に立つことがありましたら、大変嬉しく思います。

Merci  et  à  bientôt!

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