フランス語の on の意味は? nousとの使い分けのポイント

 

胡桃
Bonjour! 胡桃です。フランス語のonの意味や使い方をわかりやすく説明します。普段、私たちのことを話すときのonとnousの使い分けも、実は〇〇を意識すると全然難しくなく、上手くいきますよ。

フランス印象派

一人称、je の複数形はnous 「私たち」ですが、フランス語にはもうひとつ、「私たち」を表すon があります。nous と同様に男女の別なく、人数に関係なく使われます。

  • 人数不問
  • 性別不問

動詞の活用では、次のように il と elle の活用形が使われます。

「私たち」を表す on の活用

直接法現在

être on  est
avoir on  a
faire on fait
voir on voit

 

 

過去形も Il と Elle と同じ

複合過去 être On est parti.
複合過去 voir On a mangé.
半過去 être On était
半過去 avoir On avait
大過去 être On avait été
大過去 avoir On avait eu

代名動詞の活用も Il と Elle と同じ

・Il  se  couche.

・elle  se  couche.

・on  se  couche.

 

複合過去も同様に

・Il  s’est  couché.

・elle  s’est  couché.

・on  s’est  couché.

フランス語で『不特定な人』を表す on 

フランス語で pronom indéfini、不定代名詞といい、

  • 人数不問
  • 性別不問

その名の通り、『不特定』な人を意味します。なので「私たち」とは訳さなくなります。

人間として一般的には、フツーは

諺や格言などに使われるニュアンスです。

C’est  en  forgeant  qu’on  devient  forgeron.

人は鉄を鍛えて鍛冶屋になる

つまり、「習うより慣れよ」

『一般的に人を表す』という意味では、 homme も相当します。

誰か=quelqu’un

On  lui  a  dit  que  j’étais  arrivé. 

誰かが 彼に 私は着いたと言った。」

On  frappe  à  la  porte.

誰かが  ドアをノックしてる。」

英語の one に当たります。

 

同じことを考えている、同じ行動をしている私たち=複数の人 を表す場合も、on を使います。

バレエを習っているリラ子さん
nousとどっちでも同じなの?友だち同士ならいつも on?

家族や友だち同士では?

フランス語には  le  langage  familier という、省略される言葉やなどの話し方が大方決まっている独特の話し方があります。

親しい者同士だからといって、誰もが使うわけではなく、でも、そういう言葉が存在するんだ、と知っておく必要がある、いわゆる町言葉です。

le  langage  familier では、「私たち」を on で言うのは欠かせないことです。

フランス語の日常会話で on は不可欠

On  y  va !または、 ?

「行こう!, 行こうか?」

On  se  verra  à  la  gare.

「駅で会いましょう。」

などのように、会話表現で on は不可欠です。

便利でもありますが、nous との使い分けはやはり時と場合によります。街中で人とバッタリお会いしても、別れ際には nous でシメる方がきれいです。

 

人に宛てて書くときは

誰かに私たちの状況を伝える場合on はよしてnous を使った方がいいです

演説などでは

フランス共和国大統領の演説、東京オリンピック開催を決めたスピーチなど、公の場では nous を使います。

結局のところ、on と nous の使い方は美し差!加減

書くにせよ話すにせよ、大切なことは、onnous の配分、バランスです。

on は、nous より、きれいではなく、そうは言っても、nousばかりじゃ、例えば直訳の日本語のようでナチュラルさに欠けます。

onnous を織り交ぜて、バランスよく仕上げることで自然なフランス語になるでしょう

胡桃
on の連発は美しくない、と覚えおくといいです

バレエを習っているリラ子さん
な〜んだ。気にしてソンだったわ

半過去の記事で取り上げたテキストにも良い例がありますので、〈あの頃のこと、覚えてる?〉on nous のバランスに注目してみて!

 

否定文で on を用いられるケース

否定文で 「私たち」 を用いるとき、on を使うとしたら、続く否定の語が、母音または無音の ではないか?を確認します。

 例えば、

On  n‘a  pas  fait  d’erreur.

 「私たちは間違いはしておりません。」

On  n‘y  arrivera  jamais !

「私たちはそこへ行くことはありません。」

 

このような否定文の場合は、否定の n’  がほぼ聞こえないものの、nous で発音するよりも耳触りがなく、スッキリ言えますね。

▽無音の h についてはこちらで詳しく

文法のポイント『誰か』を表すとき

過去分詞と形容詞の語末は、必ず男性単数形に!

次の文章は『私たち』ではなく、『一般論』といえるでしょう。

On  n’est  jamais  mieux  servi  que  par  soi-même.

「自己流でやっても決して上手く行かない。」

 

バレエを習っているリラ子さん
日本語だったら、上手く行かないものだ と言うと、on の感じがわかりやすいわね

(*^-^)!

 

文法のポイント『nous として』(nous の代わりに)on を使うとき

nous を使うときと同じように『複数人称扱い』となり、過去分詞と形容詞は性数変化をします。

 

On  s’est  retrouvé(e)s  tout  seul(e)s.

我々は自力で発見された。

 *tout  seul :人の助けを借りずに、一人で、という意味で、「独学」も表すことができます。日常的に「おや、ひとり?」「ひとりでやったの?」などを tout seul でよく使います。

on を使った言い回しなど

直接には日本語にならない on、活用は三人称です。

comme  on  dit :いわゆる

on  dirait …:…のようだ

Comme  on  se retrouve ! 

 世の中は狭いですね

 

日本のこと、日本人について話すとき

フランス人:Comment dit-on ” …  ” en   japonais ?

「 …は日本語で何と言いますか?」

 

私:On  peut  dire..

「私たち日本人は、日本語では…と言います」

 

私:Nous  employons…

「私たちは、日本人は…のように用います」

 

このようにonnous を両方使います。

胡桃
日本特有の良いことなどをきちんと話すときには、気持ちがあらたまり、自然と nous を使いたくなるものです

 

on の用い方はこちらの記事もご参照ください。

On と nous の使い方まとめ

  1. nous=私たち』と同じように人称として使う場合の動詞の活用は三人称の IlElle と同じ。過去分詞と形容詞は性数変化をする。
  2. 不特定の『誰か』を表す場合は、過去分詞と形容詞の語尾は必ず男性単数。
  3. 正式な場面では on は使わない方がいい。
  4. 日常的には onnous のバランスが大事。

それではまた!

Merci  et  à  bientôt !

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