偉大なる女性作家を讃えるなら un?それとも une?

 

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眠れる森のフランス語 偉大なる女性作家を讃えるなら un?それとも une?

 
 
胡桃
Bonjour! 胡桃です
 

前記事 単語の暗記はいばら道?男性名詞と女性名詞の特徴に注目してみてね

の中で
 

・secrétaire-秘書, 

  セクレテール

・médecin-医者

     メドゥサン

・ professeur-教師

  プロフェスール

・écrivain-作家

  エクリヴァン

・auteur-著者 

  オトゥール

の単語を取り上げました。

 

これらの名詞を辞書を引くと、男性名詞か女性名詞かの区別は

mだけ でも fだけ でもない、n,mという表記になってる単語です。

 

この表記は、男性名詞であって、かつ、人間の女性の職業であっても男性名詞のまま使いますよ、

ということが示されています。

 

ところが

男性名詞だけしかなかった単語に、その女性名詞が登場し、使われるようになりました (゜o゜)

今回は前記事の続きとして、新旧の単語の使い分けのヒントを探って行きたいと思います。

 

そこで、翻訳、編集の仕事をしていて、私が信頼している先生であり、

日本語を熱心に学んでいる私のグレートな生徒で友人でもあるフランス人男性のアドバイスと、

文学、芸術をこよなく愛する私たちの共通の考えを記したいと思います。

ご参考になれば幸いに存じます。

フランス語に新しく加わった女性名詞


 • une  secrétaire     

   女性の秘書


 • une  doctoresse     

   女医


 • une  professeure    

  女教師


 • une  écrivaine     

    女性作家


 • une   auteure    

   女性の著者

 

新しく使われるようになった単語が出てきて、あなたも、

以前の表現はもう間違いなのか? どちらが正しいのか? 

に戸惑っているかもしれません。

何が正しいのか? écrivain =作家 を例に見てみよう

女性名詞の新しい単語 「une  écrivaine」が使われるようになったからといって、

偉大な女性作家を 「un  écrivain 」と言うことは、決して間違いではない

ことを、先ず知っていただければと思います。

 


マルグリット・デュラス、与謝野晶子と新人女性作家は別じゃない?


言葉の歴史と、その言葉で生きる人々が長い年月の間に認識してきたことに関わってきますが、

例えば、与謝野晶子氏と、文壇に登場したばかりの新人女性作家を一括りに同じ女性作家と言ったら、

「何か違うんじゃない?」という視点で考えてみると? 

ご紹介した私の先生は、フランス人として大作家マルグリット・デュラスの名を挙げる時に、

「une  écrivaine」と使うなんてとんでもないこと 」と言い切ります。

 

なぜなら、デュラスはフランスが誇る、偉大な作家だから

「un  écrivain」と表現するのが「ふさわしい」という見解です。

(`・ω・´+o) 

 

写真はプルーストやデュラスが滞在していたノルマンディはトローヴィルの海の前のレジデンス

性別を主語とする場合は「une écrivaine」

もし、あなたが誰かに、マルグリット・デュラスのことを説明するとすると?

この時に、マルグリットという名前が女性であることから説明しなければならない状況であれば、

彼女はフランス人で女性で・・・と言わなくてはなりませんね。

 

その場合は先ず、「une  écrivaine」と伝える必要がありそうですよね?ww

 

日本の偉大な女性作家を、私たちは何と呼んでいる?

私たちは自然と、新人の物書きさんと、偉業を成し遂げた女性の作家を

ちゃんと区別していると思いませんか?

 

また、日本語には「女流作家」と言う、雅びやかで格調高く、

力強さをも感じさせる素晴らしい表現がありますね。

 

時代が変わって、フランス社会にも女性の物書きさんが増えて、

このようなニュー単語を設ける必要性が出てきたという流れで、

新たに女性名詞が使われるようになったということです。

 

新しく使われるようになったフランス語の言葉の中には、職業を表す言葉でありながら、

日本語の造語よろしく、奇妙な単語が使われ始めているという向きもあります。

 

何処の国も、耳慣れなかった言葉の音が暮らしに浸透していううちに違和感は薄れ、

市民的な表現として定着していくのでしょう。

 

「écrivain」の使い方まとめ

* あなたがマルグリット・デュラスのような偉大な女性作家を

「un  écrivain」「une  écrivine」と呼ぶことは、

 両方とも、間違いではありません。

 

* 性別を主語とする必要あり、の場合や、名前の重みに応じて

「un  écrivain」「une  écricaine」を使い分けたりするのが自然なようです。

 

* もう一つ、「教師」についてですが、
   例えば、外国で教師として働いている日本人の女性を
  「une  professeure  japonaise」と言います。


「女性の職業をun? それとも une?  どちらで使うのが ふ・さ・わ・し・い・か?」

 

私たちが格や尊敬の念を意識したなら、使う言葉は直感的で、とてもシンプル。

臆することなく、感じることを大切に表現したいものと思います(*^-^)

 

お読みいただき、ありがとうございました。
フランス語を学ぶあなたのお役に立つことがありましたら
大変嬉しく思います。

Merci  et  à  bientôt !

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