フランス女性の敬称、マダムとマドモワゼル今昔

フランス女性の敬称、マダムとマドモワゼル今昔

胡桃
Bonjour! 胡桃です

前記事 フランス語版アルプスの少女ハイジで聞き取りアップ! で、
フランス人女性の敬称、マダムとマドモワゼルについて触れました。

続いて少し、フランスの結婚の形や、年齢を気にしすぎる日本人との違いについて
個人的に感じることなどをお話ししたいと思います。

社会通念などに関して、考え方は十人十色、フランスの統計上の
内容ではありませんことをご了承くださいませ(^_^)

そもそもマダムとは?マドモワゼルとは?

・既婚の女性の敬称は マダム

・未婚の女性の敬称は マドモワゼル

・英語の Ms.  に当たる、既婚と未婚を区別しない呼び方は マダム

・オフィシャルな場面や書類では、マダム

・未婚で大人の年齢の女性は、マダム

マダム、マドモワゼルで呼ばれることは、
フランスでは日本の「〇〇さん」に当たるようなことであるのに、
すごく重大な意味合いに捉えたりすることがあるようです。

日本は年齢を命のごとく?重要視する国、


フランスにいるとマドモワゼルとマダムの境目にショックを受けたり
ニンマリしたり (?_?) 気分が 翻弄されるようです ( ̄^ ̄ 😉

 

フランスの男女の共同生活の制度が変わったことにより、
未婚か既婚かの認識も変わってきました。

1999年に PACS(民事連帯契約と訳されます)が認めらました。

ご存知のように、元々は同性カップルのために考案された制度でしたが、
徐々にフランスの正式な結婚をするか、PACS にするかの選択肢となり、
同性カップルは激減、今は1割にも満たなくなっています。

 

正式な結婚しか選択がなかった昔ながらのフランスだったら、
結婚すれば誰かの「奥様」になるわけで、
奥様という意味合いでもマダムと呼ばれたわけです。

ですが、PACSを選んだ女性は奥様と呼ばれる理由もないし、
「私はPACSですからね、マドモワゼルと呼んでくださいね」という女性が増えたそうです。

 

PACSである上は、共同生活の解消=別れることにも正式な結婚より
大変ではないし、「自由」な感じは強いようです。

 

昨今の女性だったらアンチエイジングに気を遣い、
新しい恋が始まれば共同生活を解消して新しい人生に進んでいけるわけですから、
個人の考えで「奥様」ではなく「マドモワゼル」って呼んで欲しいのも
不思議ではないなと感じます (・ω・ノ)

実際のところフランスには、20代で正式な結婚をして離婚を経て、
30代、40代でPACS の女性が少なからずいます。

 

バレエを習っているリラ子さん
つまり、20代でマダム=奥様だったけど、30代の今はマドモワゼルってことね

 

フランス女性が自分にどちらの敬称で呼んで欲しいのかは社会制度に関する
個人の考えなので、私たちは先方の要望にお応えすれば大丈夫です。

フランスでの結婚は大変!想像を絶する?

フランスでの正式な国際結婚は必要書類を完璧に用意するだけでも大変なことです。

書類の準備が済めば

交渉人を介して離婚する時のことを考えて、カップルによりまちまちですが、
互いの持ち物などを結婚前に明確にしておかなくてはなりません。

その席(結婚式にも)には、日本人の法定翻訳家を同席させる義務があります。

取り決めの内容は結婚後も更新できますが、
結婚する直前のこの席で「離婚」「離婚」という言葉を
ぐったりするほど聞かされました。。。

 

公証人は

「今は考えられないでしょうけど、離婚するとなったら
いつもバゲットを買っていたのはあたしよ‼️ くらいのことが
大問題になるのよ」と。←通訳の方に説明していただきました。

フランスの結婚は文字通り「契約」です。

したがって日本と違い、協議離婚はありません。

 

現地の市役所に公正証書と全ての書類を提出してOKをもらった時の
安堵感は忘れることができません。

 

この時の女性職員が言ったひと言

「フランスでの結婚は大変だから、国際結婚は女性の国でするカップルが多いのよ」

(゚Д゚;)

 

それくらい、フランスの結婚制度は厳しいのです。

 

フランス人も1度離婚で大変な思いをしたら、2度目は(全部が全部ではないが)
PACS にしておこうと思うのも無理からぬ選択でしょう。

 

フランス女性の考え方も、日本とは全く違う社会制度から派生しているので、
日本人が異常なまでに年齢を気にして物事を考えるのと違うことがわかりますよね。

叱られる時だって、マダム!なのだから

日本人がフランスでマダムと呼ばれると、
それだけでホワっと感じる女性が少なくないと思います。

若いことに価値がある日本と違って、大人であることに価値があるフランス。

居心地がいいですよね、ホントに (*^-^)

 

ですが、

良いご婦人も、そうでないご婦人も、同様にマダムと呼ばれます。

例えば、パリ・ローランギャロスに全仏オープンテニスを観戦に行くと、

観覧席のあるメインコートで観戦する時、地上から観覧席に上って席につくわけですが、

コートではラリー中なのに、上りきったところでボーッと立っている女性をよく見かけます。

 

座って観戦する人の視界を遮っているわけで、マナー違反です。

すると必ず

「マダム(#゚Д゚)‼️」と、男性の鶴の一声がします(つ゚o゚⊂)

 

注意を受けるとき、叱られるときも、マダムなんだなと納得した光景でありました。

映画「アメリ」で、ニノがスピード写真ボックスの
修理の男性を呼び止めようとするシーンで、

“monsieur!   monsieur!” と言いながら追いかけます。

その “monsieur” は日本語字幕で

「そこの人!」と。(*゚ー゚)(*。_。)

 

年齢を気にしすぎる日本人ですが、
フランスでの呼ばれ方で何かを気にする必要はないですね。

もちろん、マダムと呼ぶべき女性を私たちがマドモワゼルと呼んだら失礼になりますが、

他人の年齢なんて、こちらの人は大体気にも留めないし
日本人は他のアジアの国の人々と見分けがつかないし、ましてや年齢なんて、
想像もつかないことなのですから!笑笑

 

お読みいただき、ありがとうございました。
フランス語を学ぶあなたのお役に立つことがありましたら、大変嬉しく思います。

Merci  et  à  bientôt !

 

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