保存版!半過去の活用、用例、複合過去との違い

 

胡桃
Bonjour! 胡桃です。フランス語の半過去の活用と用法、複合過去との違いについて書きました。

半過去は l’imparfait『未完了』と訳されますが、『何がどうしたことなのか?』『何をどのように表すのか?』 イメージしやすい文例と一緒に半過去の表現のポイントを見ていきましょう。

 

▽複合過去についてはこちらの記事をご参照ください。

 

     j’    avais   vingt  ans. 

   tu     avais   dix-huit  ans.

    il      avait    un  vélo.

  elle    avait    un  vélo.

  on     avait    un  vélo.

nous   avions   des  véhicules.

vous   aviez     une  voiture. 

  ils      avaient   un  scooter.

 elles   avaient   un  scooter.

私はハタチだった

君は18歳だった

彼は自転車を持っていた

彼女は自転車を持っていた

私たちは自転車を持っていた

私たちは乗り物を持っていた

あなた(方)は車を持っていた

彼らはスクーターを持っていた

彼女たちはスクーターを持っていた

半過去の作り方のポイント1:語幹

être を除いて、『現在』の nous の語幹が『半過去』の語幹です。

なぜ nous の語幹なの? 例として動詞 jeter 語幹に注目してみましょう。

  je    jette 

 nous   jetons

je と nous の活用では語幹が違いますね。語幹が変化しているのは je の方。

動詞の中にはこのように語幹が複数ある動詞がありますので、nousの語幹を基準にします。

このようにフランス語の動詞には、ひとつの動詞ながら語幹が2つ、3つ、存在するものがあります。

ですが、『半過去』では、語幹はひとつ。活用形の煩雑さはありません。

語幹を勉強しないと??めんどくさい(`へ´) と思わずに、動詞活用攻略のありがたい手がかりだと思う方が、急がば回れになりそうです。

 

半過去の作り方のポイント2:-car と-gerは、書き方も発音も変わる

書き方が変わるのは、『現在』同様に、そう書かないとヘンな発音になってしまうからです。

 

動詞の終わりが -car

nousvous の活用形の前に『 ç 』をつける動詞です。

同じパターンの動詞

placer,  avancer,  commencer,  effacer, など。

活用例は後述します。

動詞の終わりが -ger

nousvous の活用形の前に『』をつける動詞です。

同じパターンの動詞

bouger,  changer,  corriger,  juger,  nager,  voyager など。

活用例は後述します。

半過去の活用の仕方=活用語尾

NOUS の語幹 + ais, ais, ait, ions, iez, aient =半過去!

    je       –ais

    tu       –ais

      il       –ait

nous      –ions

vous      –iez

    ils       –aient

     je     dansais

    tu     dansais

      il     dansait

nous    dansions

vous    dansiez

  ils       dansaient

 -cer型  avancer

sa のリエゾンも忘れずに!

     j’      avançais

    tu     avançais

      il     avançait

nous    avancions

vous    avanciez

   ils      avançaient

-ger型   manger

 

     je    mangeais

    tu     mangeais

      il     mangeait

nous    mangions

vous    mangiez

    ils     mangeaient

半過去の活用語尾、と を区別する覚え方

覚えるときに紛らわしいのが、je,  tu, il / elle の活用語尾の最後が『s だったか『 tだったか、ではないでしょうか? 

フランスの学校では、中学生でも「アレ(・_・;?」と思うところですので気にしないでいきましょう。

je tu s でしめる

ilelle, on は t でしめる

ils ells は aient でしめる

バレエを習っているリラ子さん
C’est facile à dire ! 言うのはかんたんよ

胡桃
私の覚え方をご紹介しますね。旅の間に思いついたんですけど、参考になるといいな

 

  • jetu は、人間。
  • ilelle は、乗り物。飛行機や車。
  • ils ells は 活用語尾が長いから問題なし。

胡桃
活用を思い出す時だけ、瞬時にilelle で飛行機をイメージします。彼と彼女にしない方がスッキリ覚えられますよ。飛行機だから t よかったらお試しください

 

フランス語の半過去とは?複合過去との違い

複合過去:出来事や経験したこと。

半過去:過去の日常や状況説明。過去の様子を回想するとき、そのことがどんなだったか、エピソードなどを説明するときに用いる。

つまり⇩

映画を見に行った=出来事 → 複合過去

見た映画のレビュー=泣けた、感動した→ 半過去

Il  a  plu  toute  la  journée  hier. 

昨日は1日中雨が降った。→出来事だから複合過去

Il  pleuvait  ce  jour-là. 

その日は雨だった。→その日がどんな日だったか説明する場合は半過去

Hier  soir,  je  n’avais  pas  le  courage  de  faire  la  cuisine, 

夕べはお料理する元気もなかった→疲れていたという状況説明だから半過去

alors  j’ai  acheté  des  plats  cuisinés.

だからお惣菜を買ったわ〜。→買ったという出来事だから複合過去

突然の変化か、ゆるゆると変化するか、複合過去との使い分け

『突然』を意味する、

Tout   à  coup,  soudain,  brusquement 

で始まる状況説明は、複合過去を使います。

半過去で話していても、突然の出来事は、そりゃそうですね💡 

そして『突然の出来がとがどんなだったか』状況を説明するなら半過去を使います。

 

例えば、

昨日のことを半過去で説明します。

Hier, il  faisait  beau.

昨日はいい天気だった。

 

出来事を複合過去で言います。

Nous  sommes  allés  à  la  piscine.

私たちはプールに行った。

 

え!急に、そんな〜。。複合過去です。

Tout  à  coup, le  temps  a  changé.

急に空模様が変わってしまった。

期間がモノをいう場合は複合過去

『いつからいつまで』というように、始まりと終わりがある期間の事柄は複合過去で表します。

De 2000 à 2008,  j’ai  appris  le  chinois.

 2000年から2008年まで、中国語を習っ(てい)た。

Pendant huit ans,  j’ai  appris  le  chinois.

 8年間中国語を勉強した。

Entre cinq et six ans, j’ai  appris  le  chinois.

 5、6年間、中国語を勉強した。

以前、若かった時・・時期を曖昧に表す場合は半過去

Avant,  j’apprenais  le  chinois.

 以前、中国語を習っていた。

Quand  j’étais  jeune,  j’apprenais  le  chinois.

 若いとき、中国語を習っていた。

Á  cette époque-là,  j’apprenais  le  chinois.

 あの当時、中国語を習っていた。

 

半過去の活用を動画の音声で確認

こちらの動画では、半過去の活用の綴りを見ながら、発音のお手本に従って練習できます。(動詞から動詞の間に間があきます)

音声を聞きながら書くのもおすすめですよ(*^-^)!

あの頃のこと、覚えてる? フランスのテキストから

半過去の用例をフランスのテキストで見てみましょう。私が移民局のフランス語講座を受講したときに使われたテキストです。

フランス語半過去

 

Chérie,  tu  te  souviens  quand  nous  habitions  dans  le  petit  studio  de  la  rue  de  la  Gare ?

ねえ、あなた、私たちが駅前通りの小さなワンルームに住んでいたときのこと、覚えてる?

 

Oui,  c’était  minuscule !  On  avait  un  canapé-lit  et  on  était  obligés(大過去) de  l’ouvrir  tous  les  soirs !

おお、ホントに小さい部屋だったなあ。ソファベットがあって、毎晩それを広げてベッドにしなきゃならなかった・・・。

 

Oui,  c’est  vrai.  Et  tu  te   souviens  comment  on  faisait  la  cuisine ?

そうよ。そして、お料理はどうしてたか、覚えてる?

 

Ah, c’était  luxueux,  nous  avions  au  moins  deux  assiettes,  deux  verres  et  une  casserole !

ああ、そりゃあ豪勢だったさ、鍋1個、お皿2枚、グラス2個しかなかったもんね!

 

Nous  buvions  le  café  dans  les  verres !

コーヒーだって、グラスで飲んでたっけなあ。

・・・・・

Mais  c’est  un  bon  souvenir,  non  ?

でも、いい思い出よね?

 

Mais  oui !  Nous  étions  jeunes,  heureux,  amoureux・・・

もちろんさ。僕たちは若くて幸せで愛し合っていて・・・

 

Tout  comme  maintenant,  trente  ans  après !

30年経った今もね。

 

私はこのテキストで、半過去の感覚がけっこう体に入った感じがしましたが、いかがですか?

 

maintenantは過去との比較に

また、maintenantという副詞は、『過去と比較しての今』を表す言葉でもあります。

 

Maintenant,  je  connais  la  ville  et  je  sais  prendre  les  transports  en  commun  mais  au  début  de  mon  séjour,  je  ne  connaissais  pas  la  ville  et  je  ne  savais  pas  prendre  les  transports.

今でこそ街のことや公共の乗り物のことを詳しく知ってるけど、住み始めた当初は街のことも移動のことも知らなかった。

半過去は日本語訳に惑わされないように

胡桃
日本語をフランス語で語るには?というより、フランス語の時制に沿わせて日本語を合わせるように考えると伝わりやすいです。

日本語の文法の時制は、過去と非過去だけ

半過去は日本語の文法にはない時制なので難しく感じられますが、たったこれだけの時制であらゆる時の流れを表現して理解しているわけです。

逆にいえば、フランス語圏の人は日本語の時間の表現をシステマチックに理解しようがないわけで、大変ですよね。

半過去の日本語への訳し方をどうしよう?と考えがちですが、自然な日本語から遠ざかるのはよくないと思います。

 

大過去についてはまた別の機会に特集する予定ですが、以下の記事で日記のテキストを書いておりますのでご参照下さい(*^-^)! 大過去の感じもつかめると思いますよ。

おわりに 未来から流れてくる時間のこと

私は、今がとっても辛いとき、「今の状況は苦労が終わった私が未来から振り返っているだけ」と言い聞かせます。

時間の流れの話になりますが、人は、時間は過去から現在に繋がっていると思い込み、過去の出来事に自らを縛ってしまいがちではないでしょうか。

過去を反芻しては悔やんで涙し・・・反復することでさらに記憶に根ざして忘れようにも忘れることが出来なくなります。

しかしながら、時間は未来から今に流れているという風に見つめ直すと、今の状況は未来の私が半過去で語っているだけとも言えるのです。

 

それではまた!

Merci  et  à  bientôt !

 

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