ストーリーと反復で語学は身につく。アナログシンプルなフランス語独学法

フランス語カルメン

 

胡桃
Bonjour! 胡桃です。フランス語に限らず、語学の習得には結局のところこれに尽きる!ストーリーと反復。シンプルな2つの勉強法についてお話ししますね。

 

ストーリーに沿って勉強することで、記憶を呼び戻しやすく、それを繰り返すことで記憶に定着します。

学習本だけで勉強していると、いつになったらまとまった文章を読めるのだろうと、ずっと初級のような気がしてきます。でも、最初は短くても、ひとかたまりの文章が読めるようになると、確実に自信がつくものです。

 

学ぶ言語の文学は最強のモチベーション

フランス語なら、フランス語を習い始めたらすぐに、自分の興味に関連する『読み物』を手に取りたくなりますよね。文法がわからないながら、単語だって知らない単語ばかりながら、少しでも『繋がる』ことを発見すると宝物を見つけたように嬉しいもの、それがモチベーションともいえるでしょう。

このモチベーションが燃えたり萎えたりするのは気分によることですので、気分の上がり下がりを気にする必要はありません。

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語学学習になぜ文学が不可欠なのか?

興味とは恋心のようなもの、理由なく湧き上がる感情でもあります。『本が好き』は似ているようで非なる部分があります。

本が語学学習にもたらすメリットは『ストーリーでモリモリ身につく』。

これに尽きるのではないでしょうか。

今日びの記憶や暗記に関する諸研究を見ても、コンピューターのような記憶法よりも、自分の経験や興味と関連付ける勉強が大きな成果となることが論じられています。

具体的には

  • 覚えられない単語は絵を描いて覚える
  • 身の回りのことと繋げて単語を覚える
  • 単語は例文とともに覚える

など、かなりアナログな作業をすることになります。

時間も相当にかかります。

 

 

 

時間はある時、何倍にもなって返ってくる

そんなこと、やってられないと思って機械的な勉強をするか、そうか!やってみよう!と、少しずつでもアナログ感覚に立ち返るかは人それぞれです。

 

例えば市販の単語帳を使ってどんどん頭に入れた方が効率が良さそうに思えますが、勉強する度に出会った単語を手作り単語帳にするベースがあるが、カタツムリのごとくの成長に見えて、実は長期的に見ると体にしっかり入っている。だから、直ぐには忘れないし、忘れても戻るのが早い。

 

私も新聞を切り抜いてアナログ読解をしていますが、スクラップブックは私の辞典の一つでもあり、新聞は実用的な言葉、表現そのものですので、その勉強がもたらす宝物には驚愕するほどです。

 

時間がかかりますので日常的に続けることは難しいですが、まるで極上の手料理を味わうような感動があり、小さな時間の積み重ねがある時、バウン♫ と何倍にもなって一挙に返ってくる確かな手応えがあります。

なので、止めたら損!と怖いくらい。カタツムリが新聞を読んでる気持ちで細々と楽しんでいます。役に立たない効率の悪い勉強だったらとっくに止めていると思います。

 

また、一つのテキストをじっくり読むより多くのテキストに触れるべき、という方法もありますが、

バレエを習っているリラ子さん
わからない文ばかり見ていても、何を言っているのかわからない音声を聞いているのと同じでつまんない

 

多読は一つのテキストを調べながらいつも6割くらい読めるようになってから取り入れると効果的だと思います。何事も圧倒的な量は質を凌駕しますが、基礎があやふやなままでは量をこなしようがありませんね。

▽新聞での読解についてこちらで詳しく▽

 

フランス語の本や新聞を読む、最大のメリット

物語のジャンルの本にはストーリーがあります。

フランスの新聞は何かの特集でインタビュー形式になっている記事も多く、やはりストーリー性があります。

だから、楽しい。

読んでいても勉強してることを忘れ、ただただ楽しいわけです。趣味のようなものですから、結果を焦ってあくせくしたらつまらないですね。

 

日記は物語を書いているようなもの

日記とは?今日の物語

フランス語や諸外国語で日記を書くのも、文法がわからなくて手が止まったり、限界を感じて書かなくなってしまったりということがあります。

 

日記を書かねば、というよりも、『今日の物語』という風に視点を変えてみると書きたいことも増えると思います。

 

量も、とにかく5行だけと決めます。

 

それでもフランス語がわからないときは、わからないところは日本語で書いておきます。

 

1日5行の物語を書くために調べて調べて・・・。

 

日記を自己流で書くことは、間違ったまま添削されないというデメリットもあります。それでも、ひとたび表現したいと思ったことは、有意義な本を偶然手に取ったり、たいていは何かの機会に降りてくるものです。

 

そんな悠長なこといってられっか!と思って何も書かないゼロがいいか? 経験するとわかることですが、考えたことには往々にして答えが待っているものです。

 

ストーリーと反復は最強の勉強法

読むという行為は結構体力も集中力もいるものですので、物語で勉強するうちに、知らず知らずのうちに言語体力がついてきたりします。

 

同じようなことを繰り返すというのは職人の修行のようでもあります。同じことを毎日繰り返すことによってあることが身につき、上達するわけです。

 

語学の場合はただ機会的に繰り返しても退屈ですので、ストーリーがあることで、言葉への深いこだわりがあることで、繰り返すことそのものが楽しみとなり、結果、上達に繋がると信じています。

 

人の成長には、成長曲線というものがあり、ちっとも上達しない、伸びない時期が結構長く続き、ある時ド〜ンと一気に成長が感じられるのです。

 

繰り返すって、どれくらいやること?

次に何が出てくるかわかるくらい。練習問題なら、考えなくても手が勝手に答えを書くくらい。口が勝手に答えを呟くくらい。

 

ディクテなら、音声が流れれば聞いていないフレーズまで書けちゃうくらい(* ゚ω゚ *)

 

このくらいやらないと身につかないのは多分私くらいだと思いますが(ー_ー;)

 

フランス語学習の全てを繰り返し行うことは不可能ですが、苦手なことは執念!くらいのしつこさで反復することがいちばんです。

 

外国語を話す基本は、覚えたフレーズをそのままアウトプットすることでもあるので、暗記、暗唱というのは重要ですよね。暗記力に頼ることなく覚えるには、繰り返しに勝るものはないのではないでしょうか。

 

日本語だって、本で覚えた言い回しは早速使ってみたくなるものですものね(*^-^)!

 

▽効率の良い反復暗記方法はこちらの記事で詳しく

 

対訳カルメン朗読CD付き 発売されました

10月26日に、朗読CD付き メリメの短編【カルメン】が発売になりました。

内容紹介
オペラで有名な「カルメン」ですが、実はその原作は夏目漱石ら日本の近代作家も手本としたほど。わずか10篇たらずの作品で「短篇の名手」と呼ばれたメリメの文章を、原文の抜粋で読んでいき、傑作の秘密を探ります。原文、注、訳文、「読解のポイント」が読みやすくレイアウトされています。ミカエル・フェリエ氏のすばらしい朗読で、音声でもお楽しみいただけます。amazon.jpより

カルメンのあらすじを知らない人もぜひ原文を読んでみて!

カルメンといえば une  femme  fatalité, 真面目な男の人生を気まぐれな愛で翻弄する「運命の女」のひとりです。世界の文学の中でもワルさのイメージが強い人物ですが、本を紐解けば物語はシンプル。時代が違うだけで恋愛模様は現代とそう変わらないように思います。

オペラで観るなら最近はこちらが人気です⇩

その他、音声付きで詳しく読解できるフランス語の対訳本

音声はありませんが、対訳は嬉しい!

オペラ・カルメンの私的なこと

私が20代だった昔、レナード・バーンスタイン指揮、メトロポリタンオペラのビデオ、「カルメン全曲」を持っていました。

配役

  • カルメン:アグネス・ヴァルツァ
  • ホセ:ホセ・カレーラス
  • ミカエラ:レオーナ・ミッチェル
  • エスカミーリョ:サミュエル・レイミー

未だにカルメンならこの映像といわれるほどの優れた舞台、DVDの価格も高値がついています。

 

息子が3歳くらいだった頃、連日このビデオを見ていた時期がありました。ビデオをつけて、まず指揮者がオーケストラボックスに拍手の中を登場します。

 

息子はこのシーンにひどく憧れ、菜箸を指揮棒代わりにマエストロの登場に合わせて私の拍手の中を登場してはお辞儀をしていました。

 

そこから終幕まで連日観ていましたので、私がいくら音楽好きといってもカルメンが酒場で歌って踊って、その凄まじいメロディに、もうやめて〜と言いたいこともありましたが、私もついに全曲のメロディを覚えてしまいました。

 

フランス語の歌詞を気にするヒマなんてありませんでしたが、今思うと歌詞を見なかったのは実に勿体無かったと思います。

 

オペラにしろバレエにしろ、私が2時間を超える作品の全曲のメロディを覚えるのは、やはり、ストーリーの展開あってのことだと、語学学習を通してつくづく思います。

 

自慢でも何でもありませんが、眠れる森の美女、白鳥の湖、ロミオとジュリエットなど、いくつかのグランド・バレエ作品をほぼ全曲歌えます。曲自体が物語ですから、覚えようとしなくても体に入ってしまう。

 

逆に、脈絡のない機械的な暗記法はてんでダメ。

 

毎日ストーリーがあるものを繰り返す威力を実感した思い出です。全曲をほぼ毎日流す時間があったことが驚異的。。

 

息子はといえば、道を歩きながら「トーレアド〜ル♫」なんて歌って親を喜ばせてくれていました。闘牛士はアンパンマンへ、ポケモンへと変わっていき、物心ついてからは菜箸は持たないものの(笑)望んで舞台に出て行きました。

 

メトロポリタン・オペラ「カルメン」ホセ・カレーラスの「花の歌」、カルメンの終焉を見届けるカレーラスの演技は圧巻です。

終幕のシーンの動画がありました。

それではまた!


Merci  et  à  bientôt !

 

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