フランスのアペリティフの楽しみ方とお酒を断るフレーズ

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眠れる森のフランス語 フランスのアペリティフ/アペロの楽しみ方

日本でもアペロという言葉がよく使われるようになったそうですね。

 

フランスのアペリティフ、アペロ、食前酒の認識が色々混ざって(←日本に着陸すると混沌としてしまう事柄が多いですね( ̄^ ̄ ;))

 

フランスのアペロがどんなものなのか? 私個人がフランスで知り得たささやかなことですが、フランスのアペリティフについて、アペロという言葉や楽しみ方についてお話したいと思います。

食前酒のことをフランス語で apéritif アペリティフ といいますね。

 

アペロとは、

apéritif アペリティフの familier  ファミリエ で、いわゆる友達言葉、町言葉、巷でよく使われる表現のことです。

 

おつまみに食べるスナックの袋やオリーブの袋にも Apéro と書かれていたりします。

 

巷で使われているポピュラーな言葉ということですね。

 

アペロと言うか、アペリティフと言うかは人によります。

 

私の周りでは先生をはじめ、アペリティフと言いますので、この記事もアペリティフで統一したいと思います。

アペリティフ/食前酒とは?

文字通り、食事の前にいただく飲み物のことで、一般的には食欲を促すためのアルコールを指します。

 

日本の日常から想像すると、レストランなどで食事の前に注文するドリンクのイメージだと思います。

 

それはフランスのレストランなどでも同じですが、フランスではレストランに行く前に食前酒をいただきながらゆっくり会話を楽しむ習慣もあります。

 

この「ゆっくり」は数時間に及びます。(゜o゜)

 

また、夕食に招かれたとき、招くときも、このような数時間のアペリティフタイムつきです。

 

招いた方は、アペリティフを飲みながらお料理の支度にかかります。

 

この「アペリティフ=食前酒を飲みながらゆっくり楽しく会話をして過ごす時間」のことを、フランスの《A  l’heure  de  l’apéritif   ア ウール ドゥ ラベリティフ》といいます。

 

食事の前ということで、決して夕食前に限ったことではなく、3度の食事の前ならいつだって食前であると教わりました。

 

朝食の前だってアリです。

 

日本では「朝シャン」というそうですが、南の島に限ったことではなく、ヨーロッパのリゾートホテル、山間の湖の古城ホテルやスキーリゾートホテルなどには朝食のビュッフェにシャンパンが用意されていることがあります。

 

旅の間の一日、朝ホテルの部屋でシャンパンでゆっくりしてから朝食を取るのも素敵な過ごし方ですね。

 

クロワッサンといちごがあれば最高です。

 

人を招くなら昼食前か、夕食前だったら15時以降からが  アペリティフタイム になります。

 

平日だったら16時、17時くらいからというのが多いですが、休日だったら15時くらいからというのもよくあります。

 

15時は日本ならティータイムといったところですが、フランスでは

「いついつの◯時からアペリティフに来ませんか?」と招待されたら、食前酒、飲み物と軽いおつまみ、または、シャンパンとケーキでお祝いしながら、おしゃべりを楽しむ時間を過ごすわけです。

 

パーティーといえばパーティーですが、招く方も伺う方も気軽に楽しむ、フランスの日常生活に欠かせないひとときです。

 

▽関連記事:スポーツ観戦だって仲間と過ごすアペリティフタイムに!▽

 

アペリティフに飲むもの

アペリティフは一般的には、アルコール類を指します。

 

シャンパンを始め、ウイスキー、ワイン、リキュール(例えばアニス酒など)も含まれます。

 

ですが、アルコールをそもそも飲めない人、車だから飲まない人なども存在しますから、ジュースや水、お茶で過ごしたって、興ざめでも何でもありません。

 

フランスにはノン・アルコールドリンクが多く出回っています。

 

お酒を飲めなくても、強くなくても、心配入りません。

 

フランスには何種類ものお酒を常備してある家庭が多いようです。

アペリティフのおつまみ

バレエを習っているリラ子さん
人が集まってシャンパンで乾杯して、どんな食べ物が出るのかしら?楽しみだわ

 

フランスではさぞやおしゃれなカナッペの数々が?とあなたも思ったかもしれません (*^-^)

 

胡桃
食べもののことが、日本人のおもてなしの習慣と決定的に違うことかもしれません。

 

アペリティフと共に出されるおつまみは、どこの家にでもある、手軽に買える、
ナッツ類、チップス、クラッカー、オリーブなどが基本です。

 

お祝いのプチフルールの時は、ケーキ以外のものは出ないことが普通です。

 

 

 

バレエを習っているリラ子さん
えっ?これだけで15時から夜まで飲むの??

 

胡桃
そうよ。家庭によって出てくるものは多少違うけど、日本と違って軽食のようなものはアペリティフには出しません。

 

私も日本にいた時は、おもてなしは大きな楽しみ、食器やお料理のことをあれこれ研究しましたが、フランスのアペリティフのテーブルについては、日本の習慣と切り離して考える必要があると感じました。

気のおけないアペリティフのテーブルまわりのこと

日常的にアペリティフに人を招き、おしゃべりに花を咲かせるフランス人の習慣、私もフランスに来た当初はテーブルにとても興味がありました。

 

でも、アペリティフの時間とは、レストランで各自がテーブルについて飲んだり食べたりするのと違って、それぞれの椅子が違ったり、テーブルのない場所にいたり、立ったままだったりすることもあります。

 

このような席で大切なことは、安全と、お客様に気を遣わせないことだと思いました。

 

もちろん、気を遣わせないようにするのは日本でも同じですが、グラス1個でも、繊細さよりもある程度の重さがあって倒れにくいものを使った方がいいと思いました。

 

フランスでは重さのあるグラスをよく見かけます。私は最初は、無骨でエレガンスに欠けるなと思っていましたが、アペリティフに招かれるようになって、くつろいでお酒を飲む場には必要なものなのだと思いました。

 

食器も同じです。

膝の上にお皿を置くことだってあるので、素敵で実用性があることを重視した方がいいと思いました。

 

紙皿を使う家庭もあります。

 

別に失礼でもなんでもなく、もてなす方も片付けが簡単だと思うと、私だって気がラクになるものです。

フランスを真似したいのは、飲み方と断り方

 

バレエを習っているリラ子さん
長時間飲み続けるということは、酔っ払っちゃうかもしれないってことだわ。。

胡桃
そうですね。お酒のペース配分と飲むときの工夫についてお話しましょう

食事前、空腹でアペリティフにのぞむのはキケン?

アペリティフが午後15時頃からの場合は心配入りませんが、19時集合、20時集合、その後、レストランへ・・・というような場合。

 

お腹を空かしてレストランでの食事に備えるも、アペリティフの時間が1時間、2時間と続くわけで、食事の前に「待たされる」状態になるわけです。

 

待つには体力も入りますし、先ほども話しましたが、時には立ったままということもあります。

 

食事に備えてお腹を空けておきたいし、かといって空腹で1時間2時間のお酒だけというのはキツイですね。

 

ここは、目の前のスナックを適当につまんでおきましょう。周りのフランス人たちはスナックをパクパク食べると思いますが、スナックはあとでお腹にずしっときますから、少量をつまんでおくのがいいでしょう。

 

スナックに手を出しづらい、引っ込み思案なあなただったら、アペリティフに出かける前にお腹に少し入れておくと安心かもしれません。

フランス女性はワインと同量の水を飲むんだって?

アペリティフのシャンパンは別として、ウイスキー、リカキュール、ワインなどの発泡していないアルコールを飲むとき、多くのフランス人は水を一緒に飲みます。

 

日本ではお酒の席にお水は出ませんよね?

 

だから酔って当然ですね。

 

フランス人女性は特に、意中の男性の前で醜態を見せるなんて、恋が始まるどころか100年の恋も醒めちゃう(・・;) ということで、お酒と同じくらいの量の水を飲んで対策しています。

 

お酒のグラスを置いたら、ゴブレットを手にとる感じです。

 

日本にいても、意識して真似するといいと思います。

フランス語のお酒に「付き合い」はない

日本ではお酒は付き合いで行かねば、飲まねばという気持ちをなかなか払拭できない風潮がありますね。

 

ですが、フランスでは付き合いのお酒は存在しません。強要する人もいないでしょう。

 

だから、

飲めないものは、飲めない。

 

無理なものは、無理。

 

嫌なものは、いや。

 

とはっきり言っていいのです。

 

というか、はっきり言わなければなりません。

 

本当は飲みたくないのに人に気を遣って無理して飲んでる なんて状況は到底理解されないでしょう。

 

日本語をフランス語に訳して

「お酒はあんまり強くない」と言っても通じないので、フランス語で断るフレーズを記しておきます。

お酒を断るフランス語フレーズ

・「(そもそも)アルコールが飲めません。

」 Je  ne  bois  pas  d’alcool.

 ジュ ヌ ボワ パ ダルコール

 

・「(全然飲めないわけでもないけど)飲みたくありません。」

 Je  ne  bois  pas  beaucoup  d’alcool.

 ジュ ヌ ボワ パ ボク ダルコール

 

・「お酒に弱いから、飲めません。」

 Je  ne  peux  pas  boire  beaucoup  d’alcool.

 ジュ ヌ プ パ ボワール ボク ダルコール

 

・「薬を飲んでるから、車で来てるから(などの理由で)飲めません。」

 Je  ne  peux  pas  boire  d’alcool.

 ジュ ヌ プ パ ボワール ダルコール

もう1杯いかが?も、このフレーズで断ろう

「ワインをもう一杯いかがですか?」

Est-ce  que vous  voulez  encore  du  vin?

エスク ヴ ヴレ オンコール ドュ ヴァン?

 

と聞かれて、さあ、困った なんて思わずに

Non Merci と言いましょう。

ノン メルスィ

 

フランスでも、もう一回は聞かれると思います。

2度目に断る時は

Non,  je  vous  en  prie.

ノン、ジュ ヴゾン プリ

すすめられて、ぜひいただきます!と言うフレーズ

Je  veux  bien !

ジュ ヴ ビヤン

私のグラス、空っぽなんだけど・・・を伝えたいとき

飲みたいのに気づいてもらえないのもまた困っちゃいますね(;゚∀゚)

私のグラスが空っぽよ〜と伝えたい時には

Est-ce  que  je  peux  avoir  encore  un  verre?

エスク ジュ プ アヴォワール オンコール アン ヴェール?

「 もう一杯いただいてもいいかしら?」

 

レストランなどでは

Je  voudrais  la  même  chose.

ジュ ヴドレ ラ メーム ショーズ

「同じ飲み物をいただきたいのですが」

 

バレエを習っているリラ子さん
待ってるより言った方が逆にストレスにならないわね

 

それでも断りきれなかった話

 

ちょうど一ヶ月前に、親類から誕生日祝いのアペリティフに招待されました。

 

夫の叔母の70歳の誕生日でした。

 

古希ですが、フランス人は全員古希のお祝いを盛大に催すというのは日本人が抱いているフランス幻想の一つです。

 

シャンパンをお代わりするほど健康で、自宅に親類を招いて古希のアペリティフ、なんて、素敵ですよね。

 

時間は15時からスタート。

シャンパンと、ひと口サイズのケーキをいただきながら楽しくおしゃべりが弾んでいます。

 

主役のマダムはソファの私の隣に座り、外国人の私を何やかやと気遣ってくれます。

 

シャンパンもどんどんすすめてくれて、私のグラスが残り少なくなっていると、ボトルのそばにいる人に

 

Kurumi  a  soif !

クルミ ア ソワフ

「胡桃は喉がカラカラよ」

 

と言ってボトルを持って来てもらっていました。

 

この表現、面白いと思いませんか?

 

もう1杯欲しい時だって、家族や友人たちとの間なら

J’ai  soif !

ジェ ソワフ 

でリクエストが通じます。

 

ユーモアがあってお酒も美味しくなりますよね。

 

 

この日はお酒にはなんのストレスもなかったのですが、私にとってはあま〜いケーキが大変でした(ー_ー;)

 

プチフルールはフランスの伝統的なケーキである、

パリ・ブレスト、オペラ、ミルフォイユ、いちごのタルト、エクレア などがアペリティフのためにひと口サイズに作られたものです。

 

ひと口とはいっても、食べるのは私は3個くらいが限界です。

 

マダムが隣で「もっと食べてね」とすすめるので

Non, merci といったら

 

「食べてね、私の誕生日だから♡」

 

こうなると断るわけにはいきませんね、膝の上のお皿に2つ乗せておき、そのまま帰ろうと思っていました。

 

ケーキ用に泡が心地よいシャンパンをしこたま(こんな日本語は忘れないものね)いただいて

 

胡桃
あ!膝に置いたケーキ、どうしたっけ?

 

ケーキのことが頭からすっかり飛んでいました。

 

我に返ると同時に、膝の上に何やらあったか〜い感触が。。。

 

夫の母の犬が私の服の上でオペラ(チョコレートケーキ)をモリモリ食べていました。

 

バレエを習っているリラ子さん
さすがアペロの勝手知ったるフランスの犬ね

 

犬のおかげで私は助かったし、このような事態を想定して?

黒地に花柄のワンピースで出かけて本当によかったと思いました。

 

胡桃
とっさに断るのって、やっぱり難しいですね

 

あ、それから最後に、飲み過ぎちゃったら、ペリエが効きます。

 

家に帰ってから朝にかけて、1Lくらい飲む感じです。

 

常温で十分です。冷やすと体によくないですね。

 

ライムを絞ると、さらにスッキリします。

 

それで朝お風呂に入れば復活します。

 

お読みいただき、ありがとうございました。
フランス語を学ぶあなたのお役に立つことがありましたら、大変嬉しく思います。

 

Merci  et  à  bientôt !

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